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久々に、トップページの特集を更新しました。今回は、2018年版「このミス」のベストファイブです。内容がもう少し増えるかどうかは私の体力とやる気にかかっています。期待しないで 待っていてください。
2018年02月04日
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またまた入院していました。なかなか 順調に回復とはいかないみたいです。それでも 3週間で戻ってこれたので良しとしましょう。引っ越しの予定が近かったたこともあり、夫は大変だったと思いますですが、事前に取り分けていた一部を除いて、本が全て捨てられていたのでショックでした。友人と古本屋巡りで集めた本も、息子が買ってきてくれた新刊本も、これまで集めてきたミステリの資料も、愛用していた料理の本も、ビーズの本も、パン焼き器の説明書も、ありません。空っぽの本棚。仕方ないと思うけれど、その労力をごくろうさまと思うけれども、なんともいえない虚しさはなかなか消えません。それでも、娘は有栖川さんと米澤さんのサイン本を取っておいてくれました。息子はいわさきちひろの画集とGLAY関連の本を隠してくれていました。私の大事にしている物を、子供達だけはわかっていたというのが何とも言えないw二度と取り戻せないものもありますが、本棚が少しずつ埋まっていけば、この虚しさも埋まるのかな。急なことだったとはいえ、すっかりほったらかしてしまって、申し訳ありませんでした。新刊更新から、また少しずつ始めていきますのでどうぞよろしくお願いします。
2017年09月21日
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また入院していました。2週間の検査入院のはずでしたが、結局3ヶ月に及びました。その間、ほったらかしにしてしまったことをお詫びします。思いがけなく、ひどいことになりました。途中、帰ってこれないのではないかと思いましたが、何とか戻ることができました。これからは、人工透析なしでは生きていけなくなりました。でも、人工透析をすれば生きていける、ということなので、早くこの生活に慣れて活力ある日を取り戻したいと思います。新刊本の情報も始めます。あっというまに時間が過ぎていきます。少しずつになりますが、、よろしくお願いします。
2017年03月18日
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様々なミステリランキングが登場する季節となりました。今年も トップページの特集を更新しました。テーマは 「“このミス”ここ3年のベスト5 」 です。 同じようにフリーページも更新しました。フリーページの「テーマで楽しむミステリ」の中の「“このミス”ここ6年のベスト5」です。ここ には6年間のベスト5を載せていますので、よかったらご覧ください。【楽天ブックスならいつでも送料無料】このミステリーがすごい!(2016年版) [ 『このミステリ...価格:561円(税込、送料込)にほんブログ村
2015年12月18日
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毎年楽しみにしている、早稲田祭に行われる ワセダミステリクラブ主催の講演会ですが、今年は、本格ミステリ作家クラブ15周年を記念して、トークショーとサイン会が行われます。<日程> 2015年11月7日(土)<場所> 早稲田大学戸山キャンパス 36号館 382教室(※本部キャンパスではないのでお気をつけ下さい※) <トークショー>ゲスト: 綾辻行人先生・有栖川有栖先生・北村薫先生・辻真先先生・法月綸太郎先生司会 : 杉江松恋さん<時間> 13:00開場 13:30開演 15:00終演予定トークショーが終了した後のサイン会には、麻耶雄嵩先生・皆川博子先生 も来られます。本当に豪華ですね、贅沢ですね。詳しいことは、 ワセダミステリクラブの講演会 のページをご覧ください。にほんブログ村
2015年11月04日
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恒例の神田古本まつり今年は、2015年10月23日(金)~11月1日(日)まで開催されます。場所は、神田神保町古書店街(靖国通り沿い・神田神保町交差点他) です。いつものように、書店と書棚に 囲まれた約500mにおよぶ「本の回廊」 が出現する、青空掘り出し市や、チャリティオークションなどのイベントがあります。ワークショップ、コンサート、SFビブリオバトルなど、申し込みが必要な物もあります。詳しくは、こちらの 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト イベント情報をご覧ください。各出版社のワゴンや、地元の飲食店の出店が並ぶ、神保町ブックフェスティバルは、10月31日(土)、11月1日(日)の二日間、すずらん通りを中心に行われます。にほんブログ村
2015年10月22日
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緊急入院から約1か月、やっと退院することができました。問題はいろいろありますが、少しずつ良くなっているので、あとは通院して様子を見るようです。突然の腎不全と溶血性貧血ということですが、未だ原因はわかっていません。結果が出るまで1か月かかる検査もあるので、これからだんだんとわかっていくのでしょうか?厳しい塩分制限と、入院したことによる体力の衰えが、今のところの課題です。高血圧の夫のために減塩を心掛けていたつもりでしたが、甘かった、と思い知らされました。しかし、いくら注意してもラーメンやステーキを食べ続け、お酒も飲み続けている夫が何ともなくて結構気を付けていた私が病気になるとは、不思議なものです。夫が調子づかなければいいのですがwということで、御迷惑をおかけしましたが、今日から少しずつ更新していきます。よろしくお願い致します。
2015年08月19日
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7月の末 体調を崩し、近所の病院で検査をしたら、数値が悪くて、大きな病院を紹介され、緊急に入院することになってしまいました。 そんなことになっているとは 思っていなかったので、自分でもびっくりしました。 だんだんと 数値は回復してきましたが、原因がわからず、検査検査の毎日で 半月が過ぎていました。 結構元気になってきたので、遅ればせながら こうやってブログを書いています。 新刊の更新はできませんので、退院後になります。 申し訳ありません。 もうしばらくお待ちください。 さみあど
2015年08月07日
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5月30日、31日、娘と二人で GLAYの東京ドーム公演に行ってきました。正確には20th Anniversary Final GLAY in TOKYO DOME 2015 Miracle Music Hunt Foreverです。ライブレポとまではいきませんが、感想を書いておきたいと思います。東京ドームでTERUさんが、マイクスタンドに白いジャケットをかけて、10年後に取りに来るから と言ったことから、始まった約束。それはいつしか、GLAYとファンの旅の道しるべを示す 灯りとなり、10年後ここにくるんだよ、と言っているかのように輝き続けました。何の相談もなく 約束を口にしたTERUさんにも驚きますが、その言葉を受けて、東京ドームでやろうと思っていた予定を すぐに取り消したTAKUROさんもすごいと思います。私は、10年後の自分の体力を心配しましたが、何とか2日間参加することができました。身体は疲れ、のどは痛いのに、心は元気です。メンバーが気球に乗って登場したときは 驚きました。ドームの2階席に近づける方法を考えたのではないでしょうか。2階席の後ろは本当に遠いので。そして、10年前のツアーに参加していた溝口肇さん、斎藤有太さんの登場は 嬉しい驚きでした。客席にいた有太さんをステージに呼び、5人だけで演奏された「さくらびと」「HOWEVER」は優しく力強かった。二日目のアンコールにYOSHIKIさんがピアノを弾きながら現れた時は、思わず「おー」と声が出ました。みんなそうだったようです。その声が集まって、すごいどよめきになりました。Xjapanのことはあまり知らないのに、YOSHIKIさんの登場には涙が出ました。GLAYさんたちの気持ちを思ったから。少年のような笑顔の4人。あんな顔を見せられたらたまりません。そして生まれて初めてXジャンプをしました。10年目の約束を果たすということと、デビュー20周年のしめくくりという 二つの意味を持ったライブでした。好きな「soullove」を2日共聴くことができました。「軌跡の果て」と「puresoul」は心の奥深くまで揺さぶられました。「誘惑」「everKrack」「百花繚乱」「FAME IS DEAD」「TILL KINGDOM COME」「彼女の"Modern…"」「SHUTTER SPEEDSのテーマ」などで思いっきりはじけられて楽しかった。「春を愛する人」が流れたときは娘とハイタッチしました。「MUSIC LIFE」はこれまでを振り返るような、最後にふさわしい曲でした。音楽は決して鳴りやまない、と、あきらめんなよ、というフレーズが今も頭に残っています。どちらの日も1階スタンドの上の方で、金テープ(カラーテープ)は取れるはずもなかったのですが、スタッフやファンがどんどん回してくれて、一番奥の私の席までも届きました。TAKUROさんのおばあちゃんが夢枕に立って、「シェアしなさい」と言った話を聞いて以来、GLAYファンは真面目にその精神を持ち続けています。みんな優しい。何度も一緒に歌う場面があったのですが、近くの男の子が明らかな音痴で、かなり音がはずれているのに、大声でのびのびと歌っていて、微笑ましかったです。「BELOVED」を聴いて、なんていい曲だろうと思って、GLAYを知って、結構ビジュアル系なのに驚いて、そして知れば知るほど 曲も人柄も真摯な姿勢も より一層好きになって、今に至ります。TERUさんが何度も感謝の言葉を口にして、夢を見よう、あきらめるなと言われ、、私の体力がいつまで持つかわからないけれど、できる限り GLAYと一緒に歩いていく、という夢を見ようと思いました。そんなことを言っていたら娘が、92歳の女性がフルマラソンを完走ししたというニュースを知らせに来ました。女性の最高齢での完走記録更新だそうです。体力に自信のない私を 励ましているつもり?確かに、92歳に比べれば私もまだまだ若いw 頑張ります。20th Anniversary Final GLAY in TOKYO DOME 2015 Miracle Music Hunt Forever<2015年5月30日・セットリスト>01. HEROES02. Young oh! oh!03. everKrack04. Freeze My Love05. 妄想コレクター06. 祭りのあと07. Only Yesterday08. 浮気なKISS ME GIRL09. pure soul10. つづれ織り ~so far and yet so close~11. 軌跡の果て12. BLACK MONEY13. 誘惑14. 百花繚乱15. FAME IS DEAD16. TILL KINGDOM COME17. BLEEZE<アンコール>18. さくらびと19. HOWEVER20. SOUL LOVE21. SHUTTER SPEEDSのテーマ22. 微熱(A)girlサマー23. MUSIC LIFE<2015年5月31日・セットリスト>01. 疾走れ!ミライ02. Young oh! oh!03. everKrack04. 月に祈る05. 誘惑06. 春を愛する人07. SOUL LOVE08. Only Yesterday09. 浮気なKISS ME GIRL10. pure soul11. つづれ織り ~so far and yet so close~12. 軌跡の果て13. BLACK MONEY14. 嫉妬15. 百花繚乱16. FAME IS DEAD17. TILL KINGDOM COME18. HEROES<アンコール>19. RAIN20. 生きてく強さ21. 彼女の"Modern…"22. SHUTTER SPEEDSのテーマ23. 微熱(A)girlサマー24. MUSIC LIFEにほんブログ村
2015年05月31日
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『もう年はとれない』ダニエル・フリードマン 元殺人課刑事のバック・シャッツが主人公です。皮肉とタバコと35口径マグナム、となると、バリバリのハードボイルドか、と思いますが、主人公の年齢は87歳です。昔ひどい目にあわされたナチスの捕虜収容所の責任者と金塊の話を友人から聞かされ、大学生の孫と一緒に追う羽目に。IT機器も自分の身体も思うようにはならないけれど、開き直った頑固じいさんが かなり魅力的でした。『このミステリーがすごい!2015年版』海外編第5位にほんブログ村
2015年04月30日
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「パシフィック・リム」2013年・アメリカ監督:ギレルモ・デル・トロ 主演:チャーリー・ハナムカイジューと巨大ロボットの戦いは、どこか懐かしく感じます。子供のころ弟と見ていた怪獣映画や特撮ヒーロー物を思い出しますが、ハリウッドで作られた映像は半端ない。大迫力です。これはすごい!と夢中になって観てしまいました。菊池凛子さんと芦田愛菜ちゃんも出ています。菊池凛子さんの日本語がおかしいのは、日本語を忘れかけているという設定でしょう。彼女はアクションもできるのですね。にほんブログ村
2015年04月01日
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上段左より『トオリヌケキンシ』 加納朋子完全ミステリではないけれど、謎解き要素がある短編集。いい話ばかりです。他人にはなかなかわかってもらえない困難を抱えた人たちが、奇跡のように見出す光。出口が見えないと思っていても、きっと希望はある、と信じさせてくれます。加納さんの闘病体験から書かれたらしい話もあり、涙が出ました。『小さな異邦人』 連城三紀彦結末が予想できない企みに満ちた、短編集。連城さんの世界に引き込まれます。私ごときが言うのもなんですが、うまいなぁ、と思いました。『大会を知らず』 ジル・チャーチル主婦探偵ジェーン・シリーズの14作目。今回は 舞台が作家や出版関係者が集まるミステリ大会だけあって、作者の体験が投影されたような場面もありました。その分ミステリは薄味。このシリーズは面白い!毎回と思いながら、ここまで来ました。ずっと翻訳されますように。翻訳者が変わって、ちょっと雰囲気が変わった気がします。『ザ・万歩計』 万城目学作者初のエッセイ集です。作品は『鴨川モルホー』しか読んだことがないのですが、こんなに行動的で阿呆な人とは思いませんでした。面白かったです。『切れない糸』 坂木司仕方なくクリーニング店を継ぐことになった和也は、洗濯物と一緒に回収した謎を友人・沢田に相談します。様々な悩みを抱えた人の謎を解くことで、人と関わり、繋がり、成長していく。優しく、ウェットな話ですが、そういうところも含めて、好きです。『人形遣いの影盗み』 三木笙子帝都探偵シリーズ 第3弾。美男の絵師・礼は、相変わらず高広を振り回してばかり。怪盗ロータスも登場し、これから先が楽しみです。そして明治の時代の雰囲気がいい。物語の世界観が妖しく美しく、いつの間にかその中に引き込んでくれます。美しい表紙がぴったり。コミック下段左より『グーグーだって猫である』 大島弓子『グーグーだって猫である(2)』 大島弓子『グーグーだって猫である(3)』 大島弓子『グーグーだって猫である(4)』 大島弓子宮沢りえさん主演のドラマを見て、興味がわき、はまりました。ずんずん読み進めています。にほんブログ村
2015年03月31日
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マイアミ・バイス(2006年・アメリカ)監督:マイケル・マン 主演:コリン・ファレル 、ジェイミー・フォックス コン・リーが出てきたところであれ?と思いました。以前見たことがあったのに、すっかり忘れていました。見終ってすっきりする映画ではありませんが、スーパー刑事たちの活躍がすごく、警察たちの使う銃もすごいです。映像もきれい。潜入捜査って、ロクな結末にならない作品が多いけど、だいぶましな方です。にほんブログ村
2015年03月01日
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左より『純喫茶「一服堂」の四季』 東川篤哉どこかで見たような表紙、と思いましたが、内容は東川さんらしい、ゆるいギャグと猟奇的殺人に満ちたミステリでした。いつものように読みやすいのですが、今回は謎を解く彼女にそれほど魅力を感じないうちに終わってしまった気がします。最後まで読むと、時の流れ方に驚かされ、ちょっと茫然。『貴族探偵』 麻耶雄嵩嬉しくなるくらいにガチガチの、本格ミステリ短編集です。ただし、探偵役は、自称、貴族探偵。雑事はすべて使用人にまかせて、ひまがあれば女性を口説いているという、生まれながらの貴族です。とても楽しく読みました。『養鶏場の殺人/火口箱』 ミネット・ウォルターズ中編二つなので読みやすいです。『火口箱』偏見をもって、常に色眼鏡で物事を見ていると、本質を見誤ることがある、そんなことがあっても、それでも人間は捨てたものじゃない、と作者が言っているように思いました。『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』 十市社(とおちのやしろ)青春物で、ミステリです。高校生の傷つきやすさと残酷さ、家族に対する胸が痛くなるような感情が描かれながら、ミスリードの繰り返しに何度も意外な思いをさせられ、さらに読後感もいい、そんな作品でした。にほんブログ村
2015年02月28日
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「グランド・イリュージョン」 2013年アメリカ監督:ルイ・レテリエ主演:ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ謎の黒幕に選ばれた4人は、フォーホースメンとして、華やかなマジック・ショーを開催します。それは壮大で華麗で、犯罪がらみでした。当然警察に追われることに。最初から引き込まれて、ワクワクしながら見ました。うまく騙してくれる、魔法のようなマジックが大好きです。あ~、そうきたか、という結末で、最後まで楽しませてくれました。2が作られるという噂を聞きました。楽しみです。にほんブログ村
2015年02月01日
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左から『ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ 』 三上延 太宰治の書き込みがある『晩年』を探してほしい、という因縁のある人物からの依頼。なかなか不穏な始まりです。本に取りつかれた人間のどろどろ具合にはあきれましたが、謎が解けだんだんと過去が明らかになっていくところは面白く読みました。意外な人間関係もわかってきました。このシリーズはあと1,2巻で終わるようです。『魔法使いと刑事たちの夏』 東川篤哉この真冬に、思いっきり真夏を感じさせる表紙wシリーズ2作目です。1作目を読んだとき、本当に魔法使いが出てくるんだ!、と驚きました。軽く読めるドタバタ・ユーモア・ミステリです。マリィの魔法で犯人がわかるけれど、証拠固めは刑事がやるというパターン、これからも続くのでしょうか?にほんブログ村
2015年01月31日
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上段左より『事件の後はカプチーノ』 クレオ・コイル(訳・小川敏子)コクと深みの名推理シリーズ弟2弾。今回も読んでいるとコーヒーが飲みたくなります。クレアが出会って好きになった相手は殺人の容疑者。かわいい表紙には似合わず、ちょっとショックな展開でした。『その日まで』 吉永南央紅雲町珈琲屋こよみ・シリーズ第2弾。珈琲屋を営むおばあちゃん、お草さんが主人公の、日常の謎系ミステリですが、ほのぼのとした話ではなく、なかなかシビアで味わい深いです。『秋のカフェ・ラテ事件』 クレオ・コイル(訳・小川敏子)シリーズ第三弾。ホテルでのセレブパーティーや船上投資説明会など、舞台が華やかでした。今回も、殺人事件と恋愛事情が同時進行していきます。恋愛に関しては煮え切らない主人公ですが、コーヒー愛は伝わってきて、インスタントではなく、ちゃんとコーヒーを入れてみようかと思います。『維納オルゴールの謎』 太田忠司霞田兄妹シリーズ4作目。維納はウィーンと読みます。読みやすく推理もしやすかったと思います。オルゴールとケーキの描写が興味深い。『万能鑑定士Qの事件簿(1)』 松岡圭祐神奈川県庁での謎解きイベントが、この作品の映画とのコラボ企画だったので、興味がわいて読んでみました。純粋でおっとりした凜田莉子が、いかにして万能鑑定士になるのか、というのが中心で、謎も残ったまま。力を発揮するところを早く読みたいものです。『刺のある樹』 二木悦子雄太郎と悦子の兄妹が活躍するシリーズ。殺人事件が起こるけれど、陰惨ではなく、温かみさえ感じさせる、二木さんの作品のそういうところが好きです。コミック『団地ともお(23)』 小田扉しっかり笑わせてくれて、時にほろりとさせられる、『団地ともお』はやめられません。にほんブログ村
2015年01月17日
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明けましておめでとうございます昨年は、激動の年になりました。急に都会に引っ越すこととなり、突然息子に彼女を紹介され、その他にも色々ありました。私はバタバタするばかり、本を一冊も読まない月もありました。ブログも途切れさせててしまい、反省しています。今年も忙しいのは確実ですが、最低ラインから少しでも浮上できるよう、途切れても諦めてしまわないよう、ミステリ大好きな気持ちを忘れないよう、頑張ろうと思います。そんな感じですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2015年01月05日
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年末のランキング本がそろいました。本選びの参考になりますし、読み物としても楽しいものばかりで迷います。『このミステリーがすごい!(2015年版)』2014年のミステリー&エンターテインメントランキング のほか、特別インタビュー、人気作家の新作情報、私の隠し玉&特別エッセイ・ 作家生活で忘れられないこと、ミステリー史に残る傑作短編をランキング・ 国内短編ミステリーベストテン、2014年国内vs海外注目作品スペシャルレビュー、翻訳ミステリーの最新事情など。『2015本格ミステリベスト10』国内最大規模のベストミステリ・ランキングのほか、特集は作家・評論家が選ぶ「古今東西名探偵ベスト10」。インタビューは岡田秀文・天祢涼の2本立て。毎年恒例の「ミステリ作家の予定と近況」も充実! 『ミステリマガジン(2015年01月号)』2014年ミステリ・ベスト・ランキング発表![海外篇/国内篇]のほか、ミステリが読みたい!大賞受賞メッセージ、ミステリが読みたい!新人賞決定、2014年ジャンル別総括とベスト5、2014年HMM新刊書評総目録[海外篇/国内篇]、2014年周辺書・関連メディア総括[海外篇/国内篇]など。『ダ・ヴィンチ(2015年01月号)』巻頭特集・あなたが選ぶ今年のブックランキング1位は?BOOK OF THE YEAR 2014、小説ランキングTOP 50、コミックランキングTOP 50、ほかジャンル別ランキング(文庫/エッセイ・ノンフィクション/ビジネス・自己啓発/趣味・実用書)特集2・各社が発表!ミステリー・エンターテインメント 2015年の隠し球はコレだ!など。にほんブログ村
2014年12月28日
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トップページの特集を更新しました。テーマは 「“このミス”ここ3年のベスト5 」 です。同じようにフリーページも更新しました。こちらには6年間のベスト5を載せていますので、よかったら見てください。私は米澤さんのファンなのに、国内編一位『満願』を読んでいません。何と言うこと。読もうとしていたのですが、引っ越しのドタバタにまぎれ、すっかり忘れていました。というか、引っ越して以来、本自体をほとんど読んでいません。色々なことがあって、大きな変化もあって、忙しかったから、というのが一応の理由です。それでも、海外編一位 「その女アレックス」は読みました。息子にプレゼントされたので。苦手な暴力シーンには目を背けたくなりましたが、そんなことも軽く超えてしまうくらい、めったにない、すごい作品でした。この作品を読んで、ますます読書がしたくなりました。
2014年12月19日
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毎年恒例の、ワセダミステリクラブ主催の講演会ですが、 今年は、『明日の記憶』、『愛しの座敷わらし』などの作者、荻原浩先生の講演です。□ 荻原博講演会<日時> 11月1日(土) 13:30開場 14:00開演 15:30終演予定<場所> 早稲田大学戸山キャンパス 36号館 382(※本部キャンパスではないのでお気をつけ下さい※) <備考> 講演会の最後にサイン会あり。お一人様一冊まで詳しいことはこちら…… ワセダミステリクラブ
2014年10月31日
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恒例の神田古本まつり、すでに開催されています。2014年10月25日(土)~11月3日(月・祝)です。書店と書棚に 囲まれた約500mにおよぶ「本の回廊」 が出現する青空掘り出し市はもちろん、様々なイベントがあります。出版社や、音楽、食べ物のお店も並び賑やかな 神保町ブックフェスティバルは、11月1日(土)、2日(日)、3日(月・祝)です。詳しいことは 本の街 神保町オフィシャルサイト をご覧ください。
2014年10月28日
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左より「アメイジング・スパイダーマン」 2012年・アメリカ監督:マーク・ウェブ主演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン前作のスパイダーマンと比べると、主人公がかっこよく、全体的に爽やかになったと思います。なかなか面白かったけれど、驚くほど後に残りませんでした。「モネゲーム」 2012年・アメリカ監督:マイケル・ホフマン主演:コリン・ファース、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン真面目な雰囲気の学芸員、コリン・ファースと、底抜けに明るいカウ・ガール、キャメロン・ディアスのコンビがモネの絵画を使って詐欺をしかけるコメディ。意外にドタバタでしたが、テンポよくて楽しかったです。キャストが充実していました。にほんブログ村
2014年06月03日
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左より『夏天の虹-みをつくし料理帖』 高田郁恋の行方に気をもんでいたのですが、次々に降りかかる苦難、そして起こる悲劇。作者にいいように振り回された気がして、腹が立ちました。だって、辛すぎますから。しばらく次を読めないかもしれません。『名探偵のコーヒーのいれ方』 クレオ・コイル猫が表紙で、コーヒーにまつわるタイトルのこのシリーズ、いつか読んでみたいと思っていました。何となく田舎のコーヒーショップの話だと思っていたのですが、大都会ニューヨークの老舗コーヒーハウスが舞台でした。コーヒーの薀蓄たっぷりで、読んでいると、必ず美味しいコーヒーが飲みたくなります。主人公の恋愛体質が鼻につかないならば、楽しむことができるでしょう。『本の町の殺人』 ローナ・バレット本屋だらけの町、というのが魅力的です。本好きにはたまらない設定。ミステリ専門書店の店主トリシアが、気の合わない姉と助け合って、事件に立ち向かいます。さらっと読める内容ですが、登場人物のこともかなりわかってきたので、これからが楽しみであります。『バーベキューは命がけ ダイエットクラブ4』 J.B.スタンリーダイエットを通じて友情を深めているデブファイブが、今回は豚フェスティバルに招かれ、豚コンテストやバーベキューコンテストの審査員を務めます。まさか殺人事件が起こって、メンバーの一人が容疑者になってしまうとは思いもせずに。ぶつかりあったり、誤解しあったりする人々たち。それでも、仲間を思う気持ちにほっとさせられ、最後はいつものように暖かな気持ちで満たされました。『伯林水晶の謎』 太田忠司霞田兄妹シリーズ第3弾。ドイツで起こった「水晶の夜」という歴史的なできごとが印象に残りました。しかし、その重さと、現実の事件との落差を思うと、情けなくなりました。にほんブログ村
2014年06月02日
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「相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」2008年・日本監督:和泉聖治主演:水谷豊、寺脇康文今年からドラマ「相棒」を見始めました。再放送がたくさんあるおかげで順調に見続けています。映画版は初めて見ましたが、派手さはあるもののテレビドラマの延長といっても不自然ではない感じがしました。今のところ、水谷さんと寺脇さんのコンビが一番しっくりくる気がします。「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」2012年・アメリカ監督:ビル・コンドン主演:クリステン・スチュワート完結編です。前回やつれていたベラは、出産ののち、美しくなりました。強くなりました。貫録さえ感じられます。ヴァンパイヤたちが勢ぞろいした戦いのシーンは、見ごたえがありました。雪の平原で、美男美女が勢ぞろい、そして首が……。しかし驚きました。こんな展開になるとは!まあ、気持ちよく終わりを迎えられたので、許します。にほんブログ村
2014年06月01日
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上段左より『年寄り工場の秘密』 コリン・ホルト・ソーヤー高級老人ホームを舞台とし、アンジェラとキャレドニアという二人の仲良しお年寄りが活躍するミステリです。今作で7作目ですが、登場人物のキャラクターが立っていて、相変わらず楽しく、読み終えるのが寂しいくらいでした。 このシリーズを読むたびに、シェリー酒を飲みたい、カフタンを着てみたい、と思います。『結婚は殺人の現場』 エレイン・ヴィエッツフロリダを舞台にした〈ヘレンの崖っぷち転職記〉シリーズ4作目。 ワケありで職を転々としているのに、その先々で殺人事件に巻き込まれるという不運なヘレン。今回の職場はブライダルサロンですが、お客のセレブたちのすさまじさにあきれました。仕事も、冒険も、恋も、全力で立ち向かえば何とかなる、そんな姿に元気が出ます。『八方破れの家』 ジル・チャーチル主婦探偵シリーズも13作目、長いつきあいです。子供たちも大きくなって、時間ができたところで、ある家のリフォームを頼まれた二人。今回ミステリとしては物足りなくても、ジェーンとシェリイの会話が楽しかったので、満足です。『倫敦時計の謎』 太田忠司霞田兄妹シリーズの2作目。タイトルは地名と小道具の組み合わせです。今回はからくり時計の中から死体が発見されたりと、ケレン味たっぷりですが、主人公たちの人間性のおかげで、温かいミステリになっています。1作目に続いて、こういうミステリが読みたかった、と思いました。『ハンガー・ゲーム(上)』 スーザン・コリンズ映画が面白かったので、友人に借りました。小説も面白くてやめられなくなります。『ハンガー・ゲーム(下)』 スーザン・コリンズ上巻に続いて、あっという間に読んでしまいました。残酷なゲームですが、まるでテレビのサバイバルゲームのような感覚で描かれています。『緑衣の女』 アーナルデュル・インドリダソンアイスランドの作家インドリダソンの2作目。郊外の住宅地で古い地層から人骨が見つかり、レイキャビク警察のエーレンデュルたちが捜査します。現在の捜査と交互に語られるのは、激しい暴力にさらされる家族の姿。錯綜する現在と過去、エーレンデュル自身の悩み、いったい誰の骨なのか。読み進むうちに、どんどん深く引き込まれていきました。心震えます。にほんブログ村
2014年05月01日
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左より「砂漠でサーモンフィッシング」 2011年・イギリス監督:ラッセ・ハルストレム主演:ユアン・マクレガー、エミリー・ブラントイエメンで鮭釣りがしたい、という大富豪シャイフの依頼が、国家の思惑もあって、いつしか大プロジェクトに。最初は とんでもないと一蹴した水産学者ジョーンズも 巻き込まれていきます。思っていた以上に素敵な映画でしたが、最後には恋愛映画になってしまったのが、もったいないと思いました。富豪のシャイフが 本当に魅力的です。「舟を編む」 2013年・日本監督:石井裕也主演:松田龍平原作も良かったけれど、映画も良かったです。何年もかけて辞書を作りに励む人たちの、地味だけど熱意とユーモアが感じられる姿が描かれていて心地よい映画でした。松田龍平とオダギリジョーがますます好きになりました。「俺はまだ本気出してないだけ」 2013年・日本監督:福田雄一主演:堤真一私の好きな堤さんが、こんなだらしない男を演じるなんて……。小さな子供にも見抜かれるくらいのダメ男です。あきれます。でも、いつの間にか周りの人が幸せになっていたりして、観ている自分もだんだんと幸せな気分になる、という不思議な映画でした。「アウトロー」 2012年・アメリカ監督:クリストファー・マッカリー主演:トム・クルーズ法に縛られず、自分の正義で動く男。ハードボイルドです。クールな表情で事件の真相を解明していくトム・クルーズがかっこよかった。誰を演じてもやっぱり、トム・クルーズ。もちろんいい意味でです。にほんブログ村
2014年04月04日
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左より『双孔堂の殺人』 周木律『眼球堂の殺人』に次ぐ シリーズ2作目。主人公である 放浪の天才数学者・十和田只人が のっけから殺人事件の容疑者となるので、今回探偵役として動き回るのは 警視庁の警視・宮司司(ぐうじつかさ)です。そのためか 前作よりも読みやすくなっていました。ただ、たびたび出てくる数学ネタは難解すぎ。次作ではトリックで もっと驚かせて貰いたいです。『おかけになった犯行は』 エレイン・ヴィエッツヘレンの崖っぷち転職記、第3弾です。今回の仕事は 電話セールス。かなり辛い仕事らしい。しかも ヘレンは電話で殺人を聞いてしまい、事情あって逃亡中の身なのに、ほっとけません。登場人物もストーリーも面白くて、色々な仕事の内情までよくわかる、コージーです。『モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵』 西澤保彦意外な結末でした。腕貫探偵がまあまあ好きだったので 読んだのですが、彼はほとんど出てきませんでした。『必然という名の偶然』に出てきた富豪探偵との競演、ということですが、読んでいないので、ピンとこないところもありました。『上海香炉の謎』 太田忠司「霞田兄妹シリーズ」第1作です。急に、オーソドックスなミステリが読みたくなり、頭に浮かんだのがこのシリーズでした。駆け出し作家の兄と、漫画家志望の妹がいいコンビです。兄は名探偵ですが、あまり探偵をやる気はない様子。行動派で、こうと思ったら突き進む妹に、兄が冷静に突っ込みを入れます。シリーズを読み進めたくなりました。にほんブログ村
2014年04月03日
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左より「96時間 リベンジ」 2012年・フランス監督:オリビエ・メガトン 製作・脚本:リュック・ベッソン主演:リーアム・ニーソン「96時間」の続編。前作で、誘拐された娘を助けるため、パリで大暴れして犯罪組織を叩ききのめしたパパでしたが、逆恨みされてピンチに。金持ち男に妻と娘を奪われた悲しきパパが、実は元腕利きCIA、というのは、今回は初めからわかっています。それでも理屈抜きのアクションは痛快で、あっという間に時間が過ぎました。「殺しのドレス」 1980年・アメリカ監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ主演:マイケル・ケイン、アンジー・ディッキンソンWOWOWでは、エロティックサスペンスと紹介してあった通り、エロティックなサスペンスでした。一昔前の雰囲気ですが面白い。あまり言葉を使わず、音楽やカメラワークで伝えてくるB・デ・パルマ監督の独特の演出を感じました。解説にヒッチコックを意識しているとありましたが、確かに途中でサイコを思い出しました。「ザ・マジックアワー」 2008年・日本監督:三谷幸喜主演:佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里ボスの愛人に手を出し、伝説の殺し屋を紹介する約束で許された男が、無名の俳優を殺し屋に仕立て上げて乗り切ろうとするる話です。撮影だと騙されて、殺し屋の演技に打ち込む俳優役の佐藤浩市がとても良かったです。思わず声を出して笑うところあり、ジーンとして涙するところあり。映画への愛情が感じられる作品でした。にほんブログ村
2014年04月02日
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左より『小説乃湯』 有栖川有栖バラエティに富んだ、お風呂がテーマのアンソロジーです。最初は江戸時代から始まって、現代へと近づきます。毎日、お風呂に入って一つづつ読んでも、湯あたりしないくらいの長さです。『眼球堂の殺人』 周木律メフィスト賞受賞作。数学について語られる部分は よく意味がわかりませんでしたが、主人公が天才数学者なので それも仕方ないでしょう。けれども、館ものにして本格ミステリ、というところは 大いに気に入りました。久しぶりに、こういう作品を書いてくれる人が出てきたように思います。『おそろし』 宮部みゆき宮部作品で読んでいない、数少ないうちの一つです。ホラーが苦手なので、今まで手にとらないでいたのですが、それは間違いでした。怖いより悲しく、そして暖かい、心に沁みる作品でした。『杉の柩』 アガサ・クリスティエルキュール・ポアロが、毒殺事件に挑みます。ミステリとしての仕掛けにも、明らかになる真実にも驚かされました。けれども、殺人の審問を受けるヒロインの心の在り方や、婚約者への想いなどの方が深く印象に残ります。豊かで忘れられない物語です。にほんブログ村
2014年03月01日
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古今東西、お風呂にまつわる傑作短編を集めました。滑稽話に純文学、ミステリにファンタジー、さらにSF、幻想、現代小説と 各種取り揃えております。お風呂の種類も 内風呂、銭湯、サウナ、温泉とよりどりみどり。一入浴につき一話分、お風呂のお供に 小説浴はいかがですか?熱読しすぎて 湯あたり注意。お風呂好きに贈る お風呂オンリーアンソロジー。お風呂小説の面白さについて 熱く語る!?編者あとがきつき。(あらすじ「BOOK」データベースより)浮世風呂(式亭三馬)/柳湯の事件(谷崎潤一郎)/泥濘(梶井基次郎)/電気風呂の怪死事件(海野十三)/玄関風呂(尾崎一雄)/美少女(太宰治)/エロチック街道(筒井康隆)/ああ世は夢かサウナの汗か(辻真先)/秘湯中の秘湯(清水義範)/水に眠る(北村薫)/花も嵐も春のうち(長野まゆみ)/旅をあきらめた友と、その母への手紙(原田マハ) 有栖川さん編集ですが、ミステリ・アンソロジーではなく、バラエティに富んでいます。有栖川さんの読書の幅の広さがうかがえる内容でした。年代順になっていて、何と最初は 江戸時代の戯作から始まります。式亭三馬ですよ。これには、ちょっと苦戦。注釈を見るのが面倒になって、お風呂ということで、流し読みしてしまいました。でも大丈夫、時代が進むにつれ、どんどん読みやすくなっていきます。中でも、私は尾崎一雄の『玄関風呂』 の、のどかな味わいが気に入りました。そして、清水義範の『秘湯中の秘湯』 が楽しかった~。こんな変な温泉をよく思いつくものです。日頃ミステリばかり読んでいる身には 新鮮な読書体験でした。とはいえ、私がお風呂に関わる小説と言って思い出すのは、松本清張の『坂道の家』です。やっぱりミステリですね。【送料無料】小説乃湯 [ 有栖川有栖 ]価格:620円(税5%込、送料込)にほんブログ村
2014年02月10日
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「めがね」 2007年・日本監督:荻上直子主演:小林聡美、もたいまさこ時間がゆったりと流れる、小さな南の島。美しい海。おいしそうな食べ物。空港から大きな荷物を引きずりながら歩いて 旅館にたどり着いたタエコが、ちょっとおかしな人たちに出会い、彼らがかもし出す空気感に戸惑ってしまった気持ちは、わかる気がしました。私も、うまく「たそがれる」自信はありませんから。登場人物の背景も何も詳しいことはわからないままだし、特に何かが起きるわけでもないのに、見ているうちに、だんだんと全身の力が抜けていきました。これを、癒されたというのでしょう。にほんブログ村
2014年02月01日
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上段左より『探偵部への挑戦状』 東川篤哉鯉ヶ窪学園探偵部シリーズの中でも、霧ケ峰涼が活躍する方は、深刻な事件は起こらないので、気楽に読むことができます。ライバルが登場して、よりドタバタ感が増しました。『感謝祭は邪魔だらけ』 クリスタ・デイヴィスアメリカの古い町並みが残る街で、生き生きと働く家事アドバイザーの暮らす様子がわかるところも楽しい、コージー・ミステリです。『ポーカー・レッスン』 ジェフリー・ディーヴァーどんでん返しの結末に驚かされる短編集です。どの話もひねりが効いていて、うならされます。『ルピナス探偵団の当惑』 津原泰水一話と二話はティーン向けに出された作品ですが、なかなか鮮やかに情景が浮かぶ青春ミステリでした。三話は深い余韻が残る、味のあるミステリでした。下段左よりコミック『おやすみプンプン 』(1)(2) 浅野いにお小学生の男の子、プンプンの人生が描かれています。シュールです。リアルな絵の中で、プンプンや家族の姿は、ひゅるひゅるした線しかないヒヨコです。光がないわけではないけれど、結構つらい状況ですが、これからどうなるのでしょう。『ゴーストハント 』(10)(11)(12) いなだ詩穂, 小野不由美全部友人に借りて読みました。これで完結です。読み始めたときは、こんな結末は予想していませんでした。単なる怖い話ではありません。しっかり伏線が回収され、切なくて、感動する最後でした。『屍鬼』を読んで、小野不由美さんは、すごいと思っていましたが、やはりさすがでした。原作も読みたくなりました。にほんブログ村
2014年01月31日
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私立ルピナス学園高等部に通う 吾魚彩子は、あるときうっかり密室の謎を解いたばかりに、刑事の姉から 殺人事件の推理を強要される。なぜ 殺人者は犯行後 冷えたピザを食べたのか?その後も 飄々たる博識の少年・祀島らと、青薔薇のある雪の館の密室殺人、死んだ大女優の右手消失事件に遭遇する。不合理な謎が論理的解明を経て、鮮烈な幕切れをもたらす 本格ミステリ三編を収録。(「BOOK」データベースより)冷えたピザはいかが/ようこそ雪の館へ/大女優の右手津原泰水さんの作品を読むのは初めてです。幻想小説やホラー、恋愛小説、SFなど、色々な分野の小説を書かれている方です。津原やすみ名義で、少女小説も書かれていたとのことですが、この作品の1話と2話はティーン向けの作品を改稿したもので、3話は書下ろしとなっています。彩子たち3人の女子高生と、ちょっと変わった男子・祀島君、彩子に推理を頼ろうとする刑事の姉など、登場人物のキャラクターはユニークです。彼らの会話は、楽しくおしゃれで、新進の劇団を見ているような時もあります。携帯電話のない時代の話ですが、全く古びてはいません。本格ミステリとして 味わいの違う3つの話を読むことができて 満足でした。ただ、過去にどんないきさつがあって、刑事である姉が高校生の妹を頼るのか、知りたかったです。そうすれば、もう少しすんなり入り込めたかな、と思うので。また、登場人物の名前の読み方が難しくて、何度も戻って確認してしまいました。「冷えたピザはいかが」 は、犯人を追い込む論理が あざやかでした。「ようこそ雪の館へ」 は、閉ざされた雪の館という状況だけで、ワクワクします。なかなか雰囲気がありました。「大女優の右手」 は、意味深い幕切れでした。しみじみとして温もりのある余韻が忘れられません。『ルピナス探偵団の憂愁』 という続編があるようなので、これも読まなければ、と思います。 続編はこちら にほんブログ村
2014年01月30日
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名探偵リンカーン・ライムに持ち込まれた プロの殺し屋による殺人。だが現場には 犯人の痕跡が何もなかった。「犯人は犯罪の現場に必ず微細な証拠を残す」 という原理を裏切る難事件を描く「ロカールの原理」他、多彩なドンデン返しであなたを驚愕させる 16の物語。だまされる快感を満載した 巨匠の短編集。(「BOOK」データベースより)章と節/通勤列車/ウェストファーレンの指輪/監視/生まれついての悪人/動機/恐怖/一事不再理/トンネル・ガール/ロカールの原理/ロカールの原理/冷めてこそ美味/コピーキャット/のぞき/ポーカー・レッスン/36・6度/遊びに行くには最高の街『クリスマス・プレゼント』 に次ぐ、ジェフリー・ディーヴァーの第二短編集です。『クリスマス・プレゼント』 の原題が 『Twisted』。その名の通り、ひねりのきいた作品ばかりでした。そして、今回の『ポーカーレッスン』 の原題は、 『More Twisted』。さらにひねったんですね(笑)一つ一つの短編がただ者ではありません。それぞれが意外な展開、意外な結末で驚かせてくれます。それがこれだけ集まるともう、職人芸です。そして、前回と同じく、「リンカーン・ライム」 シリーズの作品も、ちゃんと入っています。なんと、サービス精神があることか。けれども、解説を読むと、うまく掌の上で転がされたのだな、とわかります。特に『恐怖』についての解説では、優れた技法によって作者のたくらみに乗せられたことがわかり、ちょっと悔しくなりました。さすが、ジェフリー・ディーヴァー、ということですね。 にほんブログ村
2014年01月21日
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今月16日に、「第150回芥川賞・直木賞」が 東京築地「新喜楽」で発表されました。「芥川龍之介賞」は 小山田浩子氏の『穴』(新潮9月号) 「直木三十五賞」は 朝井まかて氏の『恋歌』(講談社) 姫野カオルコ氏の『昭和の犬』(幻冬舎) に決まりました。ちなみに、※第150回芥川龍之介賞 候補作品 はいとうせいこう 『鼻に挟み撃ち』 すばる12月号 岩城けい 『さようなら、オレンジ』 太宰治賞2013 小山田浩子 『穴』 新潮9月号 松波太郎 『LIFE』 群像7月号 山下澄人 『コルバトントリ』 文學界10月号 でした。 ※第150回直木三十五賞 候補作品 は朝井まかて 『恋歌』 講談社 伊東潤 『王になろうとした男』 文藝春秋 千早茜 『あとかた』 新潮社 姫野カオルコ 『昭和の犬』 幻冬舎 万城目学 『とっぴんぱらりの風太郎』 文藝春秋 柚木麻子 『伊藤くんAtoE』 幻冬舎でした。 ミステリ畑の方がおられないので、読んだことがある作家さんは、万城目学さんだけでした。自分が偏った読書をしていることがよくわかりました。にほんブログ村
2014年01月18日
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借りてきたのは3冊。『エドガー・アラン・ポー短篇集』西崎憲 編訳「黒猫の遊歩あるいは美学講義」を読んだ時に、読み直したいと思っていました。それに古屋美登里先生の「夏休みの読書推薦作リスト」にも、『ポオ全集』が入っていたので。『修道院の第二の殺人』アランナ・ナイトビクトリア朝の時代ミステリが読みたかったのですが、たまたま見つけました。『ルピナス探偵団の当惑』津原泰水解説を見ていたら、「彼も紛れもなくポオの一族なのだ。」、という一文があり、縁を感じたので。※ 前回は、3冊借りて1冊しか読めず、2冊は読まずに返しました。今回こそは、全部読みたいものです。にほんブログ村
2014年01月14日
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息子に借りて読みました。題名からは想像できない シュールな漫画でした。主人公はプン山プンプン。1巻では小学生の男の子です。彼とその家族は、ヒョロヒョロとした線のヒヨコとして描かれています。訳ありの家族の姿は、リアルに描くとつらすぎるのかもしれません。ヒヨコだから、絵柄はかわいいです。自信がなかったり、怖がったり、寂しがったりするンプンプンがかわいくて、そしてかわいそう、そしていじらしい。少年少女にとって、世の中は残酷すぎる、と、昔のトラウマを思い出す気分で思いました。2巻の最後で、プンプンは中学生になります。これから成長していくのでしょうが、あんまり幸せにはなれないような気がしています。幸せになってほしいけれど。 にほんブログ村
2014年01月10日
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昨日のブログで 【送料無料】感謝祭は邪魔だらけ [ クリスタ・デイヴィス ] に影響されて作った、と書いたブルスケッタですが、どこに出てきたのか捜して、やっと見つけました。観劇に行った家族たちが帰ってきた時に、深夜の軽食として、赤ワインとスパイスを温めたグロッグと共に、ソフィは黒インゲン豆のブルスケッタを作ります。そして、チョコチップ・クッキーも。私は、あるもので簡単に、といういことで、トマトのブルスケッタを作りました。<作り方>1、5mmに切ったフランスパン10枚をトースターでカリカリになるまで焼く。2、プチトマト7~8個をざく切りにしてボールに入れ、そこに、 にんにく1かけをおろしたものと オリーブオイル大さじ1を入れ、 塩、コショウで味付けする。 あれば乾燥バジルを一振り。3、よく混ぜて、焼きあがったフランスパンに乗せれば出来上がり。簡単でしょう?ワインにも合うようです。にほんブログ村
2014年01月09日
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アレクサンドリアの町は感謝祭シーズンのまっただなか。古く美しい家並みが残るオールドタウンに暮らすソフィは、食料品の買い出しにいった先で男性の死体を見つけてしまう。さらに翌日、彼女も出場する料理コンテストの会場で、また別の死体を発見することに。感謝祭のおもてなしと殺人事件、難題ふたつに直面し、どうする家事アドバイザー?期待のコージー・ミステリ第1弾。(「BOOK」データベースより)久しぶりに、新しいコージーの シリーズ第一作を読みました。私は論理的推理を行う バリバリの本格ミステリが好きですが、心なごませるコージーも、同じくらい必要です。主人公は、44歳バツイチの家事アドバイザー、ソフィ。二件の殺人の第一発見者となり、あれよあれあよと言う間に 第一容疑者になってしまいます。ところが時は感謝祭、家族・親戚がソフィの家に集まることになっているため、不安がる暇もないくらい大忙しです。さらに、近所の人や元夫と次々に集まる人数は増えていきます。もし自分だったら、と想像すると、ゾッとします。まあ、家にはそんなスペースはありませんがwライバルとして登場するのが、カリスマ主婦(独身ですが)として人気のあるナターシャ。同じ家事アドバイサーでも、ナターシャはお金も手間もかける、セレブ系、ソフィは気楽に効率よく、庶民派。ナターシャは性格が悪い上に、現在ソフィの元夫と暮らしている、というわけで、あまり会いたくない友人でもあります。犯人は最後までわからず、ハラハラする場面もありましたが、何より、レンガ造りの家が並ぶオールドタウンでの暮らしや、人間模様が生き生きと描かれていて、楽しい読書でした。何人客が増えても、あわてずに何とか美味しい料理をみんなに食べさせるソフィは 大したものです。料理やデザートがたくさん登場するので、読んでいるうちに、料理がしたくなります。巻末にレシピが付いていますが、私はそれより簡単なブルスケッタを作ってみました。ニンニクを効かせたのが良かったのか、好評でした。にほんブログ村
2014年01月08日
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昨日のブログで触れた東川篤哉さんの、烏賊川市(いかがわし)シリーズがドラマ化されるのですね。タイトルは「私の嫌いな探偵」となっているので、内容は同名の短編集が中心だと思われます。鵜飼探偵が 玉木宏、朱美さんが 剛力彩芽、戸村君が 白石 隼也、という配役のようです。私は、鵜飼さんのことを、かなりおじさんっぽい人と想像していましたが、実際はもっと若いはずなので、私の持っていたイメージの方が間違っていたようです。ただ、玉木さんはちょっとイケメンすぎる気もします。「東京バンドワゴン」は愛着がありすぎて、イメージが固定されるのが嫌で見ませんでしたが、これはちょっと見てみたくなっています。朱美さんのイメージもかなり違いますが、大学生でミス研の会長と、設定も変わっているので仕方ないでしょう。関東では、テレビ朝日にて、1月17日(金曜日)、午後11時15分スタートのようです。 にほんブログ村
2014年01月07日
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東川さんの作品は、ユーモアミステリとしてのユルさ加減は脱力級なのに、実は、見かけによらずバリバリの本格ミステリである、というのが魅力です。知る人ぞ知る、という多少マニアックなファンのつもりでいたら、「謎解きはディナーのあとで」が大ヒットし、本屋大賞まで取ってしまい、すっかり人気者になられました。それでも 私は東川さんの本領は、出すごとにレベルアップして驚かされた「烏賊川市シリーズ」のような長編にあると思っています。学園ミステリとしては 「鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ」があります。部長たちと赤坂君が そこそこ活躍する「学ばない探偵たちの学園」と「殺意は必ず三度ある」 は、長編、で殺人事件が起こります。一方、副部長である霧ヶ峰涼が主人公の「放課後はミステリーとともに」 と「探偵部への挑戦状 」は、短編集で、殺人など起こらず、日常の謎が中心の短編集です。つまり、「探偵部への挑戦状」 は、実にお気楽な学園ミステリ、ということです。堅いことを言わずに、すっかり油断して楽しめばいいのではないでしょうか。そういう点ではお正月に読むのにふさわしかったかな、と思います。 【送料無料】探偵部への挑戦状 [ 東川篤哉 ]価格:1,470円(税込、送料込)にほんブログ村
2014年01月06日
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トップページの特集に、2014年版のベスト5を加えました。ということで、最新の 「“このミス”ここ3年のベスト5」 になっています。トップページは スペースの関係で3年分しか入りませんが、フリーページには 「“このミス”ここ6年のベスト5」 というのがあって、そこでは6年分見ることができます。よかったらご覧下さい。“このミス”のランキングは、ジャンルがミステリとは限らないことと、新刊本は年間5~6冊しか買わないので、私の読んだことがない作品がほとんどです。しかし、今回海外編で、数少ない購入した新刊本で、すごく面白いと思った『白雪姫には死んでもらう』がランキングに入っていなかったことに、驚きました。作者はネレ・ノイハウスで、『深い疵』の続編です。私は すごく面白かったんですけどね。にほんブログ村
2014年01月05日
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左より「崖っぷちの男」2011年・アメリカ監督:アスガー・レス主演:サム・ワーシントン高いビルの窓から外に出て、今にも飛び下りそうな男。さて、その真意は?テンポが良くて、少しも飽きさせませんでした。突っこみどころは幾つかありましたが、素直に楽しめばいいと思います。あっという間に時間が過ぎました。後味も良かったです。「ライフ・オブ・パイ」2012年・アメリカ監督:アン・リー主演:スラージ・シャルマ初めは『トラと漂流した227日』というサブタイトル通りに、少年はいかにトラに食べられないように漂流したか、という内容だと思いました。漂流中とはいえ、クラゲやクジラ、月に照らされた海面、ミーアキャットの群れなど、ため息が出るほど美しい自然の光景に、うっとりします。しかし、最後まで観たとき、もう一つの物語を知って、この映画の深さがわかりました。どちらの話を選ぶのか考え、もう一度この映画を振り返ると、違うものが見えてきます。にほんブログ村
2014年01月04日
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あけましておめでとうございます 昨年はあまりに本を読むことができず、不甲斐なかったので、 今年はもっと読書をして、感想も書くつもりです。 去年は海外ドラマやパズルやツイッターに時間を使いすぎた、 と反省。年末から読み続けている東川篤哉さんの『探偵部への挑戦』を 読み終えることから始めようと思います。そして できれば読書の幅も広げたいものです。 実際どうなるかわかりませんが、まずは1ページずつ! どうぞ今年もよろしくお願い致します。
2014年01月01日
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『ナミヤ雑貨店の奇跡』 東野圭吾ある事情で、偶然空き家となっている雑貨店に逃げ込んだ男たちは、郵便受けから投げ込まれる、過去からの相談に答えることになります。だんだんと見えてくる悩みの相談者たち同士の関わり。その関わりが、過去だけではなく、現代にまでつながってくる不思議。最初から最後まで読んだとき、巧みな構成がわかって感心し、温かい気持ちで満たされました。にほんブログ村
2013年12月31日
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「悪の教典」2012年・日本監督:三池崇史主演:伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太どういう内容の映画か、だいたい知っていましたが、想像以上に後味が悪かったです。伊藤英明さん演じるハスミンのような人間がいることが、信じられず、嫌でした。貴志祐介さんが書かれた原作はもう少し違った感じではないか とも思ったのですが、今は読む勇気が出ません。にほんブログ村
2013年12月30日
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左より『体育館の殺人』青崎 有吾 アニメオタクの高校生が謎を解く、学園ミステリ。しかも、論理的思考で謎解きをする、本格ミステリ。つまり私の大好きなタイプのミステリでした。アニメオタクというところではなく、本格ミステリというところが……。どんどんこういう作品を書いていただきたいと思います。『解錠師』スティーヴ・ハミルトン主人公が刑務所にいる現在、そして過去の回想が前後しながら語られていきます。悲惨な体験をして以来言葉を発しない少年が、なぜ金庫破りになったのか、恋の行方、そしてその後の運命。ミステリというより、少年が成長していく物語として魅力的。引き込まれました。にほんブログ村
2013年11月30日
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左より「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」2011年・アメリカ監督:テイト・テイラー主演:エマ・ストーン、ビオラ・デイビス1960年代のアメリカ南部 人種差別が横行していた時代の話。考えてみたら、そんなに昔のことではありません。白人の家庭で、同じトイレを使わせないなどの理不尽な仕打ちを受けながらも、白人の子供に愛情をたっぷり注いで育てる黒人メイドたちと、彼女たちの話を聞いて、その実態を本にしようとする白人女性のスキーターの話。泣いたり笑ったりしながら、観た後は温かい気持ちになること間違いなしです。「フライトナイト」 2012年・アメリカ監督:クレイグ・ギレスピー主演:アントン・イェルチン、コリン・ファレル吸血鬼物であり、青春物。伝説のホラー映画のリメイク……とのことですが、タイトルを聞いたことがあるくらいで、元の作品は知りません。隣に越してきた色男が吸血鬼だと知って、元オタクの高校生が 母親や彼女を守ろうと頑張ります。とっても現代的な吸血鬼。なかなか楽しい作品でした。にほんブログ村
2013年11月29日
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上段左より『シアター!(2)』 有川浩『シアター!』の続編。主催の兄、春川司に2年間で300万円を返すため、夢見るだけでなく、現実を見すえ始めた劇団シアターフラッグの面々。団員それぞれにスポットがあてられて、ますます面白くなりました。恋愛要素も結構増えています。(3)で完結らしいです。『消滅した国の刑事』 ヴォルフラム・フライシュハウアー東西統一されたのちの、旧東ドイツの人々の期待と絶望について、私は何も知らず、考えたこともありませんでした。時は2003年、東ドイツ出身の刑事ツォランガーは、猟奇殺人の捜査を始めます。その後の意外な展開に唖然。何とも複雑な気持ちになる作品でした。けれども、読んで良かったです。『白い首の誘惑』 テス・ガリットソン 海外ドラマ・リゾーリ&アイルズの原作で、『外科医』の続編。今回やっと、アイルズ先生が登場します。最凶の犯人に立ち向かうリゾーリが、前回ほど可愛げのない女性ではなく、ロマンスの気配もあります。作者の名前が、テス・ジェリッツエンから変わっていたので「?」と思いましたが、実は翻訳物は、作者の名前の表記が変わることがよくあります。たまに混乱しますね。『ライオンの棲む街』 東川篤哉野性的で自由な名探偵、「ライオン」ことエルザと、地味で天然気味の助手、美伽のコンビが、湘南の片隅、平塚で事件に挑む短編集です。このシリーズは、またまたゆるい感じのミステリですが、女二人の掛け合いがテンポよく、読んでいて楽しくなります。「野性のエルザ」って、かなり懐かしいですね。児童書『ヴァン・ゴッホ・カフェ』 シンシア・ライラント子供向けの本ですが、大人にも魅力的で 素敵な作品です。このカフェでは、時々魔法が目を覚まします。周りの人のささやかな願いがいつの間にか、不思議な出来事となって現れるかのようです。こんなカフェに、私も行ってみたいです。下段左よりコミック『ヒストリエ(8)』岩明 均マケドニア軍の遠征に従軍た書記官エウメネスは、戦いのさなかで、他の人が気づかないことに気づき、着実に活躍します。友人に借りて読んでいるのですが、また最初から読み直したくなりました。『銀の匙(7)(8)(9)』荒川弘大変面白い。受験のプレッシャーから逃げ出して大蝦夷農業高校にやってきた八軒の目線は、読者の目線に近いので、一緒に驚いたり 考えさせられたりします。自然の中で 生き生きと楽しく過ごせるのならば、農業高校ってなかなかいいんじゃない?と思い始めたところでしたが、実家が酪農家の友人たちの話は、予想以上に厳しく重い内容でした。 『百姓貴族(2)』 荒川弘実家が牧場経営しているがゆえに書くことができる農業の実態や裏話が、たっぷり。農業に縁がない身としてはとても面白いし、大いに笑って、色々考えさせられました。暴走気味の父上がいい!にほんブログ村
2013年10月31日
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