ミステリの部屋

ミステリの部屋

2008年10月21日
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宝飾店輝美堂 の店長は「彼らが訪れた町では必ず宝石強盗が起きる」という噂に怯え、石神探偵事務所に相談に来る。
魔術団は 町に伝わる「百舌姫伝説」に材をとったショーを上演するが、後援の地元新聞・真実日報社からの圧力で 取り止めになってしまう。
そんな折、輝美堂から ダイヤの指輪が盗まれた。
さらに、商工会議所会頭の死体が 自宅庭の木に串刺し状態で発見された。
それは伝説の中の「百舌の早贄」を彷彿させるものだった。
町を揺るがす怪事件に、狩野俊介と野上探偵が立ち向かう!
(出版社より)



前作から3年半ぶりに出された 狩野俊介シリーズです。
私はこのシリーズは 最初から読んでいるので、結構思い入れがあります。

表紙の絵を描かれる方が変わったので、イメージが違いますが、中身の雰囲気はこれまでと一緒でした。

中年探偵・野上英太郎と、彼の探偵事務所にやってきて、助手として共同生活をすることになった中学生探偵・狩野俊介が事件を解決していきます。

野上さんは人柄がよく良識ある大人で、俊介君はガラスのような繊細さと、聡明さをもつ少年。

不器用な二人は互いのことを知り、だんだんいい関係を築いてきました。

今回の事件は 戦国時代の物語に関わる かなり陰惨なものですが、二人のおかげで どこかレトロで、落ち着いた雰囲気のミステリになっています。

俊介君は、いい子です。傷ついた人の痛みを 一緒に感じられるような優しさを持っています。

このシリーズは、俊介君の成長物語でもあるので、彼がどんな大人になるのか 楽しみに読み続けたいと思っています。


興味のある方は、ぜひ第一作『 月光亭事件 』からどうぞ。 残念、楽天ブックスでは品切れです。
 古本はこちら





百舌姫事件 :太田忠司







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最終更新日  2008年10月21日 23時24分43秒
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