では、問題文A book is on the table.a bookがいきなり文頭の主語になっているのは非常に不自然な感じを与えますね。なぜならば、旧情報から新情報への流れを原則とする「文末焦点の原則」を無視しているからです。英語ではこの不自然さを回避するために存在(existential) のthereを文頭に置き、There is a book on the table.と表現します。Thereを文頭に置くことによって、いきなり新情報のa bookを文頭に置かずに、文(動詞)の後のほうに置くことができるのです。これで文末焦点の原則の流れに一致するので自然な表現になりますね。
これに対し、定冠詞 the は聞き手と読み手がすでに知っている旧情報を提供するので、The book(旧情報) が文頭に置かれ主語になるThe book is on the table.はごく自然な表現になるのです。
Where is the book I was reading? It (The book) is on the table.
「文末焦点の原則」の角度から英文を見ると英語文構造の本質が見えてきますね。ではまた、 See you next time.