学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

2007年12月12日
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カテゴリ: 名詞・冠詞
Day 33 スマイル質問にお答えします。

質問:
Where there is a will,there is a way. という文を見つけたのですがなぜ will が可算名詞になっているのかが分かりませんでした。教えて下さい!

答え:
どうして、形なき抽象名詞「意志」 will が可算名詞になるのか?意外と多くの人が同じような疑問を持っているのではないでしょうか?実は私もその一人でした。

我々学習者を困惑させる問題点は具体的な形がない「抽象名詞」も数えられる名詞になるということです。 beauty, fear, help, hope, knowledge など皆さんも辞書で調べればすぐにわかると思いますが、これらの抽象名詞には [C] または [a~] などという表記がありますよね。これは Countable つまり「 数えられる 」という意味です。ほとんどの名詞は「可算」「不可算」どちらも持ち合わせている事実を覚えておきましょう。詳しくは、Day17(9月23日)とDay18(9月25日)の「抽象名詞」をもう一度参照して下さい。

「抽象名詞は数えられない」という捉え方をしていると、今回の問題文のような文を見ると不自然さを感じるのです。ましてや、日本語に訳してもこの名詞の区別はできません。なぜならば日本語という言語に英語のような名詞の概念がないからです。だから、「抽象名詞は数えられない」という発想はもうやめて、可算・不可算名詞の区別を、今まで何度も練習してきたイメージで捉えるようにしましょう。「 頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算 」を描き、「抽象名詞」のように具体的な形がないものは、「 イメージ 」を具体的に描けるかどうかで判断すればよいでしょう。

例えば、Day18で取り上げた「抽象名詞」an unforgettable experience でもう一度簡単に説明しましょう。

Taro: I had an unforgettable experience.   (忘れられない経験をしました)

この状況を想像すると、太郎さんは旅行中にある経験をしたと想像できますよね。聞き手の私たちには具体的にどんな経験をしたかこの時点ではわかりませんが、太郎さんは経験した本人だから、頭の中でどんな経験なのか具体的なイメージが描けるはずですよね。もし、あなたが忘れられない経験をしたと言ったなら、具体的なイメージが描けますよね。例えば、生まれて初めてバンジージャンプをした経験なら、具体的にバンジージャンプをした経験が描けますよね。このように具体的なイメージが描けるのであれば、「抽象名詞」も数えられる可算名詞になるのです。

今回の質問文も同じ考え方で捉えてみましょう。

Where there is a will, there is a way.  (意志あるところに道あり)[諺]

日本語で考えると、漠然とした「意志」のように聞こえますが、実は個々の「意志」を表わしています。この諺英文を普通の英語に訳すと次のようになります。(ロングマン現代アメリカ英語辞典より抜粋)

If you really want to do something, you will find a way to succeed.

この文を日本語に訳すと「もしあなたが本気で何かをしたいなら、必ず成功への道が見つかるでしょう」というような訳になります。つまり Where there is a will, ….  は「あなたが本気で何かをしたい意志を持っているなら、…」となるのです。

「何かをしたい意志」は人によって異なるでしょうが、人はそれぞれ具体的な「意志」を持っているということが今回の質問文の前提なのです。次の会話文で具体的にみてみましょう。


Kate: Well, Taro, where there is a will, there is a way.


a will 「意志」は Taro の「俳優になりたい」という具体的な「意志」なのです。「俳優になりたい」という意志は頭の中で具体的なイメージが描けますよね。

このように質問文の Where there is a will, there is a way. は会話の場面によって異なりますが、「 具体的な1つ1つの意志 」を表わしているのです。だから 数えられる可算名詞 になるのです。



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最終更新日  2018年07月18日 02時37分58秒
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