産後白書プロジェクトについて《2009》



  ●○● 産後白書プロジェクトとは? ●○●

産後女性のための心と身体のヘルスケアプログラムを開発・普及活動を行っている
NPO法人マドレボニータを支援する会員が集まった自主的研究プロジェクト。

“産後のカラダとココロのリアルを社会に伝えよう!”というキャッチフレーズのもと、
受講者を対象にアンケート調査を行い、産後における専門的なケアの必要性を、
広く社会に伝えるべく活動中。スタッフ全員が母親でもある。メンバーは地方にも点在。


  ●○● 産後白書プロジェクト・これまでの歩み ●○●

2007年 9月  マドレボニータプロジェクト(現・NPO法人マドレボニータ)で、
         広報を担当していた野田カオリは広報活動を行う中で、産後における
         身体や心の実態が、なかなか世間に伝わりづらいことを身にしみて感
         じていた。「言えば言うほど、逆に伝わらない…。」

         途方に暮れていた頃、野田に広報のアドバイザーをしてくださっていた
         Kさんの口からある一言が…。

         「もうさぁ…公園を回って一人ひとりにアンケートとっていく?!」

2007年10月  アドバイザー・Kさんの言葉に衝撃を受けた野田。
         「そうか!数字ならばいくらか説得力を持つだろう!」

         早速、産後のボディケア&フィットネスの受講生向けにアンケート調査
         を行うことを提案。ちょうど同じ頃、産後の実態調査の必要性を感じて
         いた代表の吉岡マコも即賛成し“産後リサーチプロジェクト”の発足を
         試みる。手書きでメンバー募集のチラシをつくり、ブログで募集告知。
http://plaza.rakuten.co.jp/madrebonita/diary/200711190000/
産後白書メンバー募集チラシ.JPG (全部手書き、かつコピーでした)

2007年12月  第一期メンバーとして、マドレボニータの会員の中から有志7名が集結。
         キックオフミーティングを行い“産後のカラダやココロのリアルを社会
         に伝える”というミッションを掲げ、調査プロジェクトが発足!

2008年 1月  しかし、本格的な調査など未経験のメンバーたち。まずは、調査の基本
         を学ぼう!と、当時、杉並区で施行されたばかりだった子育て支援制度
         「すぎなみ子育て応援券」についてのアンケート調査をまとめることに。

2008年 3月  マドレボニータの支援をしてくださっているソーシャルベンチャー・パ
         ートナーズ東京のパートナー(支援者)によるプレゼンテーションワー
         クショップ。客観的なデータの収集方法、パワーポイントによる報告書
         の見せ方、産後の当事者以外の方にも伝わる言葉の選び方など、沢山の
         スキルを学ばせていただきました。

2008年 3月  調査プロジェクト発足後、初の調査結果報告会を行いました。その名も
         「すぎなみ子育て応援券報告会」元・杉並区役所児童課長 田中氏と、
         杉並区役所保健福祉部 山本氏、そして区民代表の方をお招きし、
         子育て応援券の成り立ちについて伺い、そしてアンケート調査のご報告。
         調査結果を公に発表してみることで、足りない部分がみえてきました。
         ちなみに、この時の調査報告書は、杉並区長の元にもお届け致しました。
http://plaza.rakuten.co.jp/madrebonita/diary/200803130000/

2008年 4月  本格的な調査を行うためのプレーストーミング会議。子育て応援券報告
         会の反省点も踏まえつつ、新たに調査スタッフを募集することを決める。

2008年 5月  新たなスタッフを迎える前に、調査の目的、調査対象、方法、資金など、
         活動の核となる部分を再度調整。お金がない分、知恵を絞りまくり…。

2008年 6月  プロジェクト名を『産後白書プロジェクト』と正式に命名し専用ブログ
         を開設。第2期ボランティアスタッフの募集告知を行う。
         マドレボニータの正会員から、頼もしいスキルをもった有志が集まる。
         7月からの本格的調査を踏まえた、プレテストアンケートを開始。

2008年 7月  第2期スタッフが決定し初顔合わせ。人見知り同士、意外と気が合うw
         プレテスト調査の結果を踏まえ、最終アンケートを練りに練り、集計
         体制を整え、本調査へ乗り出す。全国の産後のボディケア&フィット
         ネス教室で、質問紙によるアンケート。さらに、専用WEBフォーム
         によるアンケートを開始。

         マドレボニータ主催のネットワークサロンにて、スタッフの黒田美穂が
         スピーカーとして登壇。自身の産後を振り返りながら、産後白書PJに
         かける意気込みを熱く語る。

         活動資金調達のための賛同金募集開始。活動主旨にご理解いただき、
         賛同してくださった方たちから、多大なご厚意を拝承。ありがたい…。

2008年 9月  マドレボニータ主催のネットワークサロンにて、スタッフの野口直子が
         スピーカーとして登壇。鍼灸師の仕事に携わりながらみえてきた、産前
         産後の女性の身体と心の関係についての思いを熱く語る。

2008年10月  アンケート調査と並行して、グループインタビューを開始。受講生数名
         に、妊娠~出産~産後で起きた体験を収集。実態調査の裏付けを行う。
         また、産後女性の生の声を代弁してもらうべく、20代・30代・40代女性
         をピックアップ。妊娠~産後期に至るまでの身体と心のバイオリズムを
         振り返り、体験談をインタビューさせていただく。

2008年11月  小冊子『産後白書』の台割やラフ、表紙デザインなどを詰めていく作業
         に乗り出す。さわやかな水色が印象的な表紙デザインは、DTPデザイ
         ナーであるスタッフ・櫻井の作品。中面も柔らかいデザインが特徴。

2008年12月  NPO法人マドレボニータの総会に際し、産後白書の中間報告書を作成。
         現段階で、集まっているデータを会員の皆様にご報告。中間結果をみな
         がら、文字原稿を書きあげていく作業。集計データだけではなく、寄稿
         や座談会、インタビュー記事など、読み応えのある冊子ができそう…!

2009年 1月  アンケート調査終了。半年分のデータを、一気に集計&グラフ化を行う。
         いままで形として見えづらかった産後女性の声が、数字で、そして、グ
         ラフで見えてくる!…と同時に、男性の声も聞きたいという欲がでて、
         急遽、スタッフのパートナーたちに協力いただき男性向けアンケートを
         開始。産後“男性”の生の声に、スタッフたちも大いに感動!

2009年 2月  文字原稿と、データ、インタビュー記事、全て出揃ったところでレイア
         ウト作業を開始。冊子の配布先に優先順位をつけ、リストを作成。発送
         の準備も並行して行う。

2009年 3月  「死ぬ時は全員一緒だ!」という声の元、スタッフ全員で最終文字校正。
         そしていよいよ、限定2000部『産後白書』の印刷へ。予定通りに完成!
http://plaza.rakuten.co.jp/sangohakusho/diary/200903280000/

2009年 4月  『産後白書』の一般配布スタート!早速、新聞に取り上げていただく! 


>>調査・研究・製作スタッフのご紹介ページへ

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