海の散歩道

【離婚後のふたり】




【離婚後のふたり】


離婚を前提としてから主人とよく話すようになった

本音で話し合えるようになり

そこで分かり合えることもたくさんあった

皮肉なものだ

別々の道を歩むことを決めてから、理解し合えるなんて




離婚後、主人と話すようになってわかったことがあった

主人はあたしより11歳年上

そのことで主人はあたしに弱音を吐けなかったのだ

『頑張らないと』『頼りにされてる』

そんな重圧が主人の肩には圧し掛かっていたのだろう


あたしはあたしで

年下だから歯向かっちゃいけない、逆らっちゃいけないと思っていた





離婚後、主人には不倫していたことを話した

主人は薄々感じていたらしい

あたしが主人を求めなくなった辺りから


実は主人は主人で出張先で風俗に入り浸っていたらしい

あたしが次男を妊娠中から


一体、どこでズレてしまっていたんだろう・・・







分かり合えたあと、主人は何度か復縁を口にしていた

でも、それが実現することはなかった

あたしが主人のプライドをズタズタにしたのだから・・・


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