海の散歩道

見つけてしまった【パンドラの箱】の中身




今日、カウンセラーと話していて

あたしが長男に抱いてる感情をしっかりと見つけてしまった・・・

見つけてしまった感情は

あたしが心にずっとしまっていた【パンドラの箱】に入っていたもの・・・







施設から頼まれた長男の冬服を送る準備ができない理由・・・

それは

長男の洋服を見ると

『これはあの時、家出したときに着てたヤツ・・・』と

昔のことを思い出してしまって

精神的に酷く落ち込むから

だから怖くて触ることもできない







洋服のことを頼まれてから

長男との嫌な思い出ばかりが頭を過る

しかも鮮明に、生々しく・・・

















以前から感じていた

【長男のまとわりつくような視線】の正体も見えてしまった・・・






以前、児相の担当者にも言われたように

長男の問題行動は

【かまって欲しい】という心の表れ







長男はいつもあたしの顔色を伺っていた

そして【イイ子】を演じていた

いつもあたしの意見を求めていた

それも全て【かまって欲しい】心の表れだということはあたしも感じていた

でも、子供の頃

かなり早い段階で親を見切っていたあたしからすると

その長男の甘えは【うっとおしい】ものでしかなかった

【少しは自分で考えろよ!】っていつも思ってた

その【うっとおしい】と感じていたものが

多分、【まとわりつく視線】

そして、あたしが今まで直視しないでいた想い・・・・
















長男が家にいるとき

あたしはいつも不安だった

【また家出するかもしれない】って








家出を繰り返す長男が初めて児相に引き取られて以来

長男は1ヶ月ごとに

児相と家を行ったり来たりしていた

それは児相から帰ってきても

長男が家出を繰り返したから






児相から帰って来た長男に

あたしは少なからず期待していた

【もうしないでしょ】って

でも、長男は見事にあたしの期待を裏切り続けた

そのことであたしは長男を信用できなくなっていった





今年の春、施設から帰って来た長男に

あたしは再度、期待してみた

【もう大丈夫でしょ】

でも、その期待もあっけなく裏切られた






あたしはいつも長男を疑っていた

【また家出するんじゃないか】って

多分、あたしの疑心は長男に伝わっていただろう

だからこそ、施設から帰って来た後は頑張っていたんだろうと思う

でも、あたしの消えることのない疑心が

長男に壁を作り上げてしまっていた

【どうせまたコイツはあたしを裏切る】と・・・・






頭では【信じてあげないと】と思っていても

心の古傷と疑心が

長男に対する不信感を募らせていった・・・・






・・・でも、ひょっとしたら長男もあたしと同じ思いだったのかもしれない

【また怒られるかもしれない】

【また叩かれるかもしれない】

ひょっとしたら、いつもこう思っていたのかもしれない・・・・

もし、そうだったとしたら

長男もあたしに対して【心の壁】を作っていたのかもしれない

でもあたしが長男に対して作っていた【心の壁】は

長男のそれよりずっと高くて分厚くて頑丈なものだったと思う

あたしの壁に秘められた

【もう裏切られたくない】という想いが

長男に対しての攻撃性を産んでしまったのかもしれない・・・・・

















あたしは今後どうすればいいんだろう・・・・・

気ばかりが焦る・・・・・





施設を出た後の長男の行き先も

あたしとの話し合いをしないと決まらないと

施設の先生が言っていたそうだ・・・・

だとしたら、早く話し合いをしないと・・・・と思うけど

長男と向き合う気持ちには全くなれない・・・・・






どうにかしないと・・・・

早く、早く・・・・

どうにかしないと・・・・












October 13, 2005 15:32:27



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