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3月31日の中国新聞朝刊に村上春樹氏のインタビュー記事が掲載されていました。
懐かしい!と言ってはとっても失礼!
今や世界的な人気作家、日本でも出す本全てがベストセラーになる超人気作家ですが、その記事によると、「村上さんの年収は海外分が、既に国内分を上回っている」だそう。
おもわず懐かしい!という言葉が漏れたのは、自分の中での村上氏の占めるウエイトが結婚後を境にずいぶん低迷してきたからに他ならない。
自分の歴史の中で最も彩りよく光り輝いていた20代~30代初め頃、どっぷりと村上ワールドにはまっていました。
最初の出会いは新聞の書評でみかけた『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』、最初はストーリーがつかめず、何と読みにくい本だろうと思っていましたが、あっという間にそのミステリーとも、推理小説とも、SFとも説明のつかない不思議な世界にのめり込んでいました。
村上春樹の名前が少しでも入ったものを本屋で見つければ、全てを買い漁って読んでいましたが、『ノルウエイの森』よりも、最初に読んだこの本と『羊をめぐる冒険』が一番好きで、いまだに印象に残っています。
最近でも、本屋で新刊本を見つければ思わず手が出ますが、購入は書き下ろしの小説だけにケチるようになってきました。
もちろん、今でも大好きですが、なぜ若かりし頃、あんなにも村上ワールドに魅せられたのか?20年も経て、今回のインタヴュー記事の中にその答えを見つけました。
村上氏本人が世界的人気の理由を「物語のおもしろさと文体がユニバーサルな浸透力を持っていたからではないか」と分析し、物語は世界の共通言語だからと説明する。
「物語を書いていくことは、自分の魂の中に降りていく作業です。そこは真っ暗な世界。生と死も不確かで混沌としている。言葉もなければ、善悪の基準もない世界」と語っています。
村上氏と出合った頃は、恋愛が一番の関心事で、人生のこと、魂のこと何も考えていなかったのに、 理由なんて説明できないけどのめりこんでいました。
自分の人生を嘆き、喜び、恨み、後悔し、また感謝しながら歩んできて、20年経た今、スピリチュアルな世界に興味をひかれ、のめり込みつつある今まさにこのタイミングで、村上氏のすごさや魅力の意味がまた少し理解できた気がします。
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