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元T-BOLANのヴォーカル、森友嵐士の復活ライブに行ってきました。
いや~、好きだったんですよね。 嵐士の声。CDずっと持っててずっと捨てられませんでした。ライブは行ったことなかったけど、今回復活するって聞いて、すごーく嬉しかった。
90年代前半、WANDSと並んで突っ走ってたな~。WANDSも好きだったけど、断然T-BOLANが好きでした。
いまやクラシックに嵌ってるけど、そもそもロックなバンドは結構好きなんですね。森友嵐士の何が魅力って、独特の声。
ハートの底から湧き上がるような、骨太な、祈りのようなうねる歌声。
ソウルフルでハードで、それでいてピュアな部分もあって。シャウトする時の魂をぶつけるような声は、これ以上ないくら男性的。
いかにもヴォーカリストであり、そのために生まれてきたような人だと。
CDのジャケット写真だけ見ても、カリスマ性がすごい。音楽にこだわって、音にこだわって、とことんストイックに突き進んでる感がありありでした。歌詞がまたいいんですよね。ほとんど嵐士が作詞・作曲というのもすごい才能だと思うんだけど、言葉の使い方が絶妙で、それだけ見ていても、この人は本当に感性が鋭いんだな。って思います。例えば・・
♪ 持て余す グレイの 吐息に
優しさが 痛みに 変わるようさ
後悔という 想いがあるならば
それは出逢い
(わがままに抱き合えたなら)
♪ すべての明日は いつだってきっと君の味方さ
夢かなう日まで 今はここでそう Bye For Now
(Bye For Now)
♪ おさえきれない この気持ち 今 涙ぐみそうさ
瞳とじて かわしたKissに 瞬間(とき)を飾る
(おさえきれない この気持ち)
♪ ドキドキするような 二人きりに 夜は挑発する にじむ欲望
呼吸(いき)が止まる程に 静けさに 胸 破裂しそう
(じれったい愛)
うーん。絶妙~。
で、3rd, 4thアルバム・・と進むにつれ、もともと鋭い嵐士の目はどんどん鋭く、頬はやつれ、悲愴感ただような雰囲気になってきて。自分を追い立てるように疾走して、ストイックさが増してしまったのか、相当身を削って創作活動してるんだな~と思ってました。壮絶な凄みさえ背負ってましたからね。
すべてをぶつけるようなヴォーカルで歌い続けたら、そのうち喉を壊してしまうんじゃないかとちょっと心配してたんですよね。
気がつくと活動停止していて、そのうち解散。あれほど流行っていたバンドブームが時代の流れで消えてしまいました。
でもなかなか忘れられなかった。
今年に入って、森友嵐士復活のニュースを目にしたときには、解散の理由を知って驚きを隠せませんでした。
まさか、声を失っていたなんて。
歌うことはおろか、一時は話すこともできなかったなんて。
ヴォーカリストそのものだった彼にとって、人生を見失うようなことですよね。時間をかけて、 心を取り戻し、歌声を取り戻し、15年の沈黙を破って復活を果たす。
これは聴きに行かなくちゃ!と思うのも当然のことでしょう。長年のファンとしては。
いや~、カッコよかったです。昔一世風靡した人が復活してそのビジュアルにがっかり・・というかショックを受けることもあろうかと思いますが、嵐士は違いました。
かつての鋭さは目に残っているものの、全身鋭利なナイフのような雰囲気ではなくて、やんちゃな感じさえありました。背負っていたいろんな憑き物が落ちて、とってもいい顔をしてました。本人もこの場をめいっぱい楽しんでいました。
MCは結構しゃべってくれました。話もうまいんですね。自分を飾ったりせずに自然体でした。それもいろいろあったからかもしれません。バンド仲間ともファンともスタッフとも、コミュニケーションを楽しんでいるようでした。
肝心の歌ですが、びっくりしました。ここまで戻したか!!言葉では言い尽くせない努力と、強い精神力がなくては成し得なかったこと。そのことだけで、すごいな~と唸るしかありませんでした。でもそういう、お涙頂戴的なことは言わず、ここに戻ってこられたことに嬉しさを隠せない姿がなんだかカワイイ。嬉しさがファンにも伝染してました。
気負いもない様子でステージに登場して、まるで日常の変わりないことのようにマイクを持って、最初の曲「Heart of Stone」を歌い始めました
復活を力強くアピールするかのごとく、重厚でシブく、全身総毛立つようでした。かっこいい!がつーんと来ました。
ハード系ありアコースティックあり、チェロも入って、ノリに乗って、歌い上げて、と盛りだくさん。
まだ戻りきらない声があったけど、なんだかこの調子でいったらもう少しで取り戻しそうな勢いです。
こうして聴くと、低音から高音にうねるように上がるフレーズが多いんだな。前ならそこを喉を鳴らして歌うのが特徴でもあり、持ち味のひとつでもあったのですが、一番高い音を出すまでに声が伸びなくなってしまうので、ブレスでつないで高音からシャウトでかぶせるような歌い方をしてました。それ以外は厚みのある魅力的な声が戻ってました。よくぞここまで!感無量です。
どれもいい曲ばかりで、懐かしいというよりは、やっぱコレだ~!という感じ。
アンコールの「Heart of Gold」にも、やっぱコレだ~!でした(笑)。この歌詞をつくって、歌い続けてきた嵐士なら、自分がへこたれるわけにはいかなかったし、自分自身も鼓舞してくれた歌なんじゃないかと思ったりします。
心の支えになるような、いい歌詞なんですよ~。
♪ 沈む日射しに 体横たえ
今日の終わりを 胸にしまった
出だしだけでつかまれます。
♪ 手探りの日々は いつになれば終わるの
時計は答えずに 時を刻むだけ
焦る時間の経過、じれる気持ちが見えるようです。
♪ 夢と勇気が あればそれでいい 諦めはしない
感じるまま 生きてくよ いつも
輝き 追いかけて
このフレーズに勇気づけられたり感じることも多いです。
♪ 空が 闇の中から広がる
昨日と違う色に染められて
情景が浮かぶこの言い回し。また違う「今日」が明けた感じ。
♪ 走り続けることに 理由(わけ)はないけど
止まれば 自分がダメになりそうで
やみくもに頑張ってる自分。ぎりぎりの気持ちをつなぎとめてるような。
♪ 夢と勇気が あればそれでいい 諦めはしない
感じるまま 生きてくよ 胸に
輝き 抱きしめて
2番の 胸に~ 以下に希望が見える感じ?シンプルなのに、 言葉の選び方や並べ方がうまいし、くどくないのに伝わってくる。
ついに曲が終わって、嵐士の「また会おうぜ!」に、メンバー達が袖へと消えていく・・。ああ、お終いか~。すると名残惜しかったのか、ウロウロと舞台を去りがたい様子の嵐士が五味ちゃん(ギター)を引っ張って、多分予定になかった「Shiny Days」を歌ってくれました。二人で舞台センターに腰掛けて、幸せそうな、いい雰囲気でした~。
それにしても、五味ちゃんって、あんなにおとぼけキャラだったんですか。誰だかわからないくらい違いすぎないか!?T-BOLANのときは黒ずくめで髪を伸ばして職人のように弾くギタリストというイメージが強かっただけに、(生で見たの初めてだから)そのギャップが激しくて。嵐士の復活がそれはそれは嬉しかったみたいで、終始ニコニコでした。いい人だ
15年経っても待ちわびたファンが大勢いたのはすごいことです。この15年の間、森友嵐士のように歌い上げるロックなヴォーカルがいなかったのも事実。男性ファンも多いんですね~。「森友~!」「嵐士~!」の応酬。お互いに同じ空間を分かち合える喜びに満ちていて、ファンとすごく距離感の近いライブでした。ここにドラムの青木さんがいたらな~。
このライブの模様はフジテレビのCS放送「ONE TO NEXT」で6月にダイジェスト版が、7月にその全貌が、ドキュメンタリーとともに放映されるそうです。
そして、8月~9月にかけて全国ツアー決定~。楽しみです。復活ライブお疲れさまでした!またファンになりました。
You Tubeでいっぱい映像があるので、T-BOLAN知らない人は見てほしい~。
離したくはない 名曲です。
おさえきれないこの気持ち 男前です。
すれ違いの純情 織田哲郎さん作曲らしい音
じれったい愛 セクシーヴォイス!
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