心も体も健康家族
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あなたの現在も、きっと素敵な未来につながっている魔女・モナの物語山元加津子 著 2005年6月25日青心社発行 (いったい、ここはどこ?) 気がつくと、モナはとても不思議な景色の中に、気をつけの姿勢のまま横たわっていました。目をあけて、最初に飛び込んで来たのは、驚くほど美しい、藍色をした空でした。そしてその空の下には、見渡す限り一面に何か奇妙な植物がツクツクと生えているのです。 モナは小さい頃から、ずっと魔女になりたいと思っていた。高校の進学調査でも「魔女になりたい」と書き、担任の先生から、「夢」だけではだめなんだよと言われ、魔女修業の旅に出ます。 金魚は「本当に相手が気持ちを聞きたいと思ったときにだけ、僕たちは話をするのさ」と「魔女はさ、水の魔女だろ、鏡の魔女だろ、空の魔女だろ、それから森の魔女の四種類にだいたい分けられるんだ」と教えてくれました。 とても美しい巻貝を手に取ったとたん、モナはこの貝は水の魔女が「魔女はちゃんといます。モナも魔女になれるかもしれません」と書いてくれた証明書だとはっきりとわかりました。 モナは貝のことを不思議に思いながらも、魔女はこの世の中でけっこう魔法を使っていて、人間がそれに気がつかないだけじゃないのかなって思ったのでした。 「モナが悪いことばかり起こるように感じたとしても、それはいつかの素晴らしい日のために、そうなっているんだとパパは思う。毎日、毎時間を大切にすることは、かならず、次の日やずっと後の日のいいことにつながるんだよ」とパパは穏かな口調でモナに語りかけました。 モナには少し難しい話でしたが、今はわからなくても、忘れてなくさないように、心の扉の中にきちんと片付けておこうと思ったのでした。 これからもいろんなことがあるでしょう。たとえモナの決めたことにまわりのみんなが賛成してくれないようなことがあったとしても、最後にはいつも自分がこうしようと思ったことを自分で決めて生きていくんだとモナは思いました。 「本当に伝えたいという気持ちがあれば、ちゃんと伝えられるは。大事なことは、相手を思う気持ちなの。モナ、どんなことがあっても心の耳をすませることは忘れないでね」とママは言いました。 モナはすべてのことが夢で、今も夢の中にいるのかなと思いました。聞こうとしないものには聞こえない、本当のことは目に見えない、われらは水の魔女の宝、黒があるから白がある。モナは自分が、またこの大きな世界の大切な一部になっているということを知ることができたと思いました。 モナ。たとえば、誰かに相談したときに、自分が持っている答えと違う答えがでてくると、迷ったりする。どんなことも自分で決めなくちゃいけないんだ。鏡の魔女はけっしてそのとき、何も言わない。そこにいるだけなんだ。それが鏡の魔女の魔法と言えるかもしれないね。 モナよ、少し説明が必要だろうが、すべてのものは大きな大きなこの世界の営みの中の部品にすぎない。すべてのものは、複雑にからみあって、おたがいの今のためにあるんだ。今のモナのために、他のすべてのものが営まれてきたんだ。 おたがいの気持ちはつながっている。森も生き物も、この大地も、そして我々もつながりあっている。僕たちはふだんそのことになかなか気がつけずにいるだけなんだ。 今、モナはここで生きているのだけれど、この世界はどこかの別の世界と、水や光や森や土や、そして気持ちでつながっていて、私たちは両方の世界を行ったり来たりすることができるのだということにモナは気がついたのでした。 昨日小学生の息子と「あらしのよるに」というアニメ映画を観に行きました。狼と山羊がふとしたことで友達になり、いろんな困難を乗り越え真の友情を育むというストーリーです。多様な人間関係が背景に感じられ、親子で楽しめる久々の作品でした。「魔女・モナの物語」もこのようなアニメ作品として家族みんなで観たいですね。 つながっているすべての人たちに、ありがとうごさいます。
2005年12月24日
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