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2008年10月08日
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カテゴリ: ブログ小説
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坂の上の雲と戦争ゲーム

今日のノート

居酒屋個室
美人教授の趙秀蘭の専門は分子生物論ですが、秀才の彼女は国際政治学の博士号ももっています。つまり、このような話しでよくある何でも出来る“お茶の水博士”のような学者なのです。便利です。

「この毒ガスの発生原因はわかっています」
「なんですか?」
「極秘事項ですが、突然変異したウイルスによるものです」

ウイルス

「ウイルス?」
「そうです、有機化合物を分解する際に神経ガスと同じような成分のガスを噴出するのです。その後は無害なウイルスになります。神経ガス製造ウイルスなのです」
「そのウイルスは人体に感染するのですか」
「今はその性質はありません。しかし、このウイルスの遺伝子構造を研究すれば強力な生物化学兵器をつくることができます。ガスを作る直前でウイルスを休眠状態にすれば安全な毒ガス運搬機能を持たすことが出来ます。そして、どのような条件でガスを放出するかを、あらかじめ遺伝子情報の組み替えで行なえば、ほとんど探知不能な毒ガス兵器にすることが可能です」

「そうです。今は研究段階ですが、このウイルス兵器が完成するれば核兵器よりも戦略的な兵器になります。毒ガスそのものはかなり強力です。サリンやVXガスの何十倍もの威力がある。それなのにガスを放出した後は完全に無害なのです。中性子爆弾よりもさらに便利です。人間だけを殺し、全く無害になった敵の戦略拠点を完全無欠で占領することが出来ます。水や食べ物の汚染もありません」
「あらたな悪夢ですね。そんなものをあの中国がもつのですか」
「このウイルスにはさらに驚くべき性質があります」
「なんですか。人類の脳みそでも食ってしまうのですか?」
「いえいえ・・・ウイルスは自分で放出したガスの解毒作用、つまり中和するガスをつくる性質もあるのです」
「自分で出したおならをもとに自分のおならの臭い消しをするのですか・・・おっとこれは失礼なことをいいました」
「でもそのとおりです。こうしてウイルスは汚染された環境を人間ごと抹殺してきれいにしてしまうのです」
「まさに天罰・・・ですか」
「中国人はそのような考えはしません」
「なるほど」
「これをチャンスにするつもりです」

「これを日本で使う予定だからです」

美人教授!

美人教授は魅力的な笑みを浮かべながらおそるべきこと言い出しました。








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最終更新日  2008年10月08日 10時33分51秒
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