孔脳症の記録2の続きです。
孔脳症(こうのうしょう)さてさて、どんな病気なのでしょう。先生に質問していく中で、だんだんこの病気のことが分かってきました。
治療のための薬はないこと。
痙攣を抑える薬はあるので、様子を見て必要なら投薬する。普通のてんかんより治りにくい。
手術と言う方法もあるが、かなりのリスクはある。
が が が が~~ん かなり、かなりっ お先まっくらです。
そして、脳波にもやはり異常がでているので、この先また痙攣が起きるかもしれない。
と言う説明でした。
こんな時、泣いても、もがいてもどうしょうもない事を私は経験上知っています。じゃぁ、どうすればいいのか。
1番先に考えた事。
今まで、いろんな修羅場があったけれど・・・この事件を乗り越えるためにいろんな経験をしてきたのかも。今までが練習で、今回が本番みたいな。
誰かが、私を試しているのかも。(神様かしら?)
2番目ぐらいに考えた事。
だから私の周りには、ハンディを持っていても前を向いて頑張っている人が多いのだ。
きっとこの人たちを見習って、前を向いて歩いていけばよいのだ。
自閉症のwataさん も、てんかん、ダウン症、脳性まひ、小児糖尿病 そんな人たちと、今まで真剣に向き合って付き合ってきてよかったなぁ。
3番目ぐらいの考え・・・
ミスターGの幸せってナンだろう。私の幸せってナンだろう。
何不自由なく暮らす事が本当に幸せなのか?
ミスターGが笑って生きていけること。私たち家族が笑って生活できる事。それが一番じゃない?
Gは今、生きている。笑っている。それから生まれてきてくれた! そうだよ。おなかの中で脳梗塞、起こしながらも生まれてきたんだ。
Gってやっぱり・・・ すごいやつ?!
治らないもの無理に治そうとしてあがいても、苦しいだけだよねぇ。痙攣と付き合って生きていくのも、そういう人生であっても不幸とは言わないんじゃないか?
・・・だからGは生まれたときから人を笑わせ、なぜか惹きつける。親ばかなだけかしら?
きっと、きっと、Gなら
自分に出来る事を見つけるはずだ。そして、絶対幸せになれるはず。 出来ない事を悔やんだりせずに、できることの幸せを噛みしめるに違いない!!
私たちがそうやって考えて、生活していれば、自然とそんな考えがしみ込むよ。
衝撃の診断から、2~3日でちょっと楽天的過ぎる考えにまとまりました。おかげであまり落ち込まずに済んだ。
気持ちを切り替え、元気になってきたRですが・・・毎日、疲れる。
初めて体験する、苦労。愚痴ってもよいですか?
何しろいつ痙攣を起こすか分からないので。
駅のホーム、端っこに立たないようにとか。
エスカレーター乗る時だって、そばに張り付き。
高いところに登れば はらはらし。自転車に乗れば見張って。想像以上に大変。
この間も、書いたのだけれど。ミスターGがかなりうざったく思っているのは事実。
今まで随分、自由に行動していたからな。だから、私もかなり加減しながら、付き合う。見張るだけで、口を出さないように・・・
それから、何か自分で出来る事はないかと考える。治療法はなくても、何か良い方向に持っていけるもの。
頑張って治そう!とかではなくて、少しでもプラスになるもの。なんかないかなぁ?って考え始める。
そこで、R得意の足つぼやってみることにした。毎日、夜寝る前に足を揉んでみた。
BU-と2人で、片方の足ずつ持って。すごく気持ちよいみたいで、嫌がるどころか揉め揉め!となんだか威張っています。
子どもだからすごく効果の出るのが早い。2~3日で、便が変わった。コロコロしていたのが、すごく状態の良い?便になった。
そして朝ごはん。なかなか食べれなかったのに、いきなりおかわり?足の裏も、すぐ柔らかく熱くなるし。
Rの健康法の基本
体中に、温かいきれいな血が勢い良く流れていれば、 大体の病気
は克服できる!
なのです。
ただ、Gの病気や、この痙攣は大体の病気の中に入っていないと思っています。最初からそれは分かっているのですが。
あまりにも、調子よくなったので、少しは良いかな?と言う気持ちで、続けていました。
そして最初の痙攣からちょうど2週間後。やはり朝方・・・痙攣しました。
覚悟はしていたものの、やはりショックー・・・そりゃ、いろんな事ショックですよ。
これから先、2週間おきに痙攣するのか?とか。この日はちょうど学校が休みの日だったから良かったものの。
2週間おきに学校休むの?とか・・・もう、いろんな事、頭の中グルグル
自動車の運転なんて絶対無理、海なんかで泳げやしない。
一人旅なんて出来ない?
ジェットコースター乗れない?
頭は、マイナスでいっぱいよ・・・