毎日を記念日に。

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2008.07.21
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カテゴリ: 旅日記
3日目:7月21日(月)<中編>

<前編はこちら>





「アルムおんじの家」を目指して進む、青コース。


気合いでスタートしたものの、いきなりの激山道。

おんじ、容赦ナシ。

スイス・ドイツ一人旅 146





でも、急な上りは最初だけ。

しばらく進むと車道に出て、後はずっとなだらかな上り坂。

スイス・ドイツ一人旅 148



歩きやすいけど、道はかなり単調。

景色もあまり変わらず、ひたすら黙々と歩きます。




道の所々に、ハイジにまつわるエピソードの書かれた看板が設置されていて、




スイス・ドイツ一人旅 149

【ポイント3:ヤギの小熊と白鳥】








スイス・ドイツ一人旅 150

【ポイント6:木彫りのフィギュア】


・・・微妙。(笑)   この木彫り人形達、夜な夜な動き回ってるに違いない。








スイス・ドイツ一人旅 151

【ポイント7:スナック・プレイス】


車いすのクララは、ここからこの景色を眺めるのが好きだったんですって。

ホントによい眺め。








スイス・ドイツ一人旅 152

【ポイント9:ペーターの場所】


アニメと原作では、ストーリー展開や設定が違う所が何ヶ所かあります。

そのうちの一つが、クララが歩けるようになる経緯。


アニメでは、クララは自分の足で歩くために、自分でも精一杯努力します。

歩き始めの頃、上手に歩けない不自由さから、車いすがふと恋しくなります。



そして、車いすに頼った自分の弱い心を悔やんで泣きます。


でもね。

原作はかなり違うの。


クララが山に来てから、ハイジはクララと遊んでばかり。

クララに嫉妬したペーターは、「車いすが無くなれば、クララはフランクフルトへ帰るだろう」 と、



でも、逆にそれがキッカケとなり、クララは歩けるようになります。


皆が大喜びの中、罪の意識に悩まされるペーター。

そして、自分が車いすを壊した事を皆の前で告白します。

しかし、ペーターの行為によってクララが立てるようになったのは事実であり、

逆にペーターは、クララのお父様やお婆様に感謝されるんです。


で、みんなスッキリ、ハッピーエンド。

そんなラスト。

クララが歩けるようになった事よりも、ペーターの心の葛藤にスポットが当てられています。


何だか長くなってしまいましたが、

ここがペーターが車いすを壊してしまった場所なんですって。








スイス・ドイツ一人旅 154

【ポイント11:ツリーハウス】


ここまで来ると、おんじの小屋まであと少し。

ワクワク・ドキドキ・ソワソワ。


気持ちがはやります。






スイス・ドイツ一人旅 156


アニメのハイジだったら、思わず駆け出してしまうんだろうけど、

気持ちがはやるものの、ちっともペースの上がらない、哀れな現実のハイジ。

息切れハイジ。






そして。。。。


「おんじの小屋」がついに見えた!!








スイス・ドイツ一人旅 157


あら、何だか写真が右に寄ってない?

カメラさん、もうちょっと左に寄ってくれるかしら?







スイス・ドイツ一人旅 158


!?







スイス・ドイツ一人旅 160


!!!!!


なーんじゃこりゃー!!!




何やらデッカイ建物が建設されている。


何これ。

聞いてないよ~!!




と、とりあえず、おんじの小屋へ向かいましょう。


スイス・ドイツ一人旅 161


念願のおんじの小屋。

アニメの世界から抜け出したかのような、まさに「おんじの小屋」・・・・・なのだけど。


こちらもどこか様子がオカシイ。




スイス・ドイツ一人旅 166


パラソル・・・は、いらなくない?


ここ「ハイジ・ヒュッテ」は飲食店なので仕方ないかもしれないけど、

なんかこう、現実世界に引き戻されちゃう感じだわ。






小屋の横では、ヤギがのんびりと草をはんでいました。

スイス・ドイツ一人旅 162







小屋の後ろには、小さいけれど3本の杉の木。

スイス・ドイツ一人旅 163








うんうん。

やっぱりここは、アルムおんじの小屋だ。

この野原で、ハイジは元気に駆け回っていたのね。



再びハイジ気分が盛り上がって来た私の目に、衝撃の映像が飛び込んできた。

見てはいけない物を見てしまった。



スイス・ドイツ一人旅 167


何と、ヤギ小屋がビール置き場に!






さらに。







スイス・ドイツ一人旅 168


水飲み場は、ビール&ジュースの冷却BOXに!!








嗚呼、おんじ。


あんなに堅物だったのに、すっかり商売っ気が板についちゃって。

もうすっかり俗世間に染まってしまったのね。

やっぱり木彫り細工やチーズ作りだけじゃ食べていけないのね。。。。




というか、まずそのオンジ!!


「地球の歩き方」等の情報によると、白い口髭を生やした おんじ風のおじいさんが居て、

フレンドリーな対応で、記念写真に応じたりしてくれるそうなんです。



ところが。


私を出迎えたのは、サングラスをかけた、ちょいハゲで陽気なオッチャンでした。。。

もちろん口髭なんてありません。



おんじの身に一体何が!?


あぁ解らない。

何もかもが解らないわ、おじいさん!!


教えて、おじいさん!

教えて、アルムの森の木よ!!






軽く取り乱した私でしたが、事情を聞いて納得。


どうやら、7/24 ~ 8/16の約一ヶ月間、

ここ「ハイジ・ヒュッテ」で、ハイジフェスティバルが開催されるんですって。

ハイジの劇を上演する予定で、大きな建物はそのステージ。


ビールが大量に用意されてるのも、おんじがグラサンなのも、きっとフェスティバルの影響なのね。
                          ↑
これは知らんけど

なるほど。

納得・・・だけど、ちょっと残念。







少々ガックリ気分の私でしたが、

せっかくここまで来たので、飲み物を頂く事に。


「ここへ来たら、絶対にヤギのミルク!」 と決めていたのです。

決めていたのですがね。



私、長時間歩いてきたんです。

私、喉かわいたんです。




おじいさん、ごめんなさい!


俗世間の荒波に揉まれ、ハイジは汚れてしまいました。。。





スイス・ドイツ一人旅 165


し・あ・わ・せ。(堕ハイジ)



だって、おじいさん。

ハイジも いつまでも子供のままじゃいられないのよ!? (あんた誰)








ちなみに、「ハイジハウス」から「おんじの小屋」まで、約1時間半かかりました。


少々休憩した後、せっかくなのでもう少し上まで行ってみる事に。


おんじ小屋の裏側の丘を強引に上ると ロープの柵に行き当たるので、

そのロープに沿って右側へと上っていく。



おんじの小屋があんなに小さく。


スイス・ドイツ一人旅 170





この丘からの眺めは、本当に素晴らしかった。





スイス・ドイツ一人旅 174


スイス・ドイツ一人旅 175






ここで、ちょっと遅めのランチタイム。


朝、マイエンフェルトで買ってきたパンを広げる。


スイス・ドイツ一人旅 172




アップルパイ、本当に美味しかったなぁ。


この景色が、この澄んだ空気が、より美味しく感じさせてくれてるんだろうな。




ゴロンと寝転がってみた。

ペーターみたいに帽子を顔の上に乗せ、目を閉じる。

爽やかな風が通り抜けてゆく。

来てよかったなーと、心から思った。





<3日目・後編へと続く> くはー、ついに三部構成に・・・





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Last updated  2008.08.02 03:57:45
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