　集英社文庫版は、ブレイクの挿絵が載ってますね。ここのところは、「ダンテとヴェルギリウスを運び下ろすゲリュオン」となっています。
　「ゲリュオン」は、三頭・三身の怪物のはずですが、頭が一個しかない・・。

　「その時私は、それまで見なかった事をこの目で見た。怪獣の下降や旋回が、上下四方から吹きつのる巨大な邪悪の業風に左右されている事を」(p199)ということは、ゲリュオンは自分で飛ぶ力は持っていなかったということなのだろうか?
　いろいろと考えてしまいます。
　でも、面白いことを考えるものですね。 (April 27, 2005 04:08:22 PM)

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エデンの南

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April 25, 2005

ダンテ「慣性の法則」知っていた ! ?

(4)

テーマ：ニュース(95825)

カテゴリ：読書

この頃ネタがないなあと思っていた所、新聞の切り抜きハケーン !
しかしコレ、４月７日の記事です。今さらもいーとこですが・・・(汗)
ウィリアム・ブレイクの記事と続けて紹介できるからいっかなと。
んで、リンク貼ろうと記事を探してみたんですが、讀●オンラインからは既に消えてました・・・orz しかたないので全文入力。要約して書くより早いので・・・

　慣性の法則は「物体は、外部から力を受けない限り、同じ速度で動き続ける」という物理法則。ガリレオが17世紀前半に発表した。走行電車の中でジャンプしても同じ位置に落ちるのはこの法則で説明される。
　リッチ研究員によると、くだんの表現は、14世紀初頭に執筆された神曲「地獄篇」の第17歌に登場。２人の詩人が翼の生えた怪物の背中に乗って地獄を下降する場面を描いた、「ゆっくりと泳ぐように進み　旋回しながら降下する　されど顔に当たる風、下から来る風によってのみ飛んでいるとわかる」という部分。
　怪物が等速で飛んでいるため、乗っている主人公は動いているのがわからないほど静かだと感じている。リッチ研究員は、飛行経験がないはずのダンテが、慣性の法則を「驚くべき直感」で理解していたうえで表現したと指摘している。

科学でも文学でも、優れた人とゆーのは、どっちにも通じていたりするなあ、と思うんだけど、科学者も古典文学等を読んでいたからこそ、こーゆー発見が生まれるのね、とか思ったりして。
おもしろいですよね～。

ダンテ「神曲」
ウィリアム・ブレイク

集英社文庫ヘリテージシリーズ↓では、ウィリアム・ブレイクの挿し絵が付いてます。＆寿岳文章さんの挿し絵解説も !

神曲（1（地獄篇）） ( 著者：ダンテ・アリギエーリ / 寿岳文章 | 出版社：集英社 )

神曲（1（地獄篇）） ( 著者：ダンテ・アリギエーリ / 寿岳文章 | 出版社：集英社 )
神曲（2（煉獄篇）） ( 著者：ダンテ・アリギエーリ / 寿岳文章 | 出版社：集英社 )
神曲（3（天国篇）） ( 著者：ダンテ・アリギエーリ / 寿岳文章 | 出版社：集英社 )

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Last updated April 26, 2005 10:52:13 PM
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■コメント

Re:ダンテ「慣性の法則」知っていた ! ?(04/25)

でみ庵さん

永井豪のは読みましたです。

ガリレオは音楽家にさせられそうだったとか。
父親が音楽家？
そんなこと書いたモノ最近読んだ気がする（－－；
気・・だけ。

(April 27, 2005 12:24:03 AM)

返事を書く

ブレイクの挿絵

まろ0301 さん

Re[1]:ダンテ「慣性の法則」知っていた ! ?(04/25)

SEAL OF CAIN さん

でみ庵さん
＞永井豪のは読みましたです。

永井豪の読みたいです～。
手塚治虫の「罪と罰」とかは読んだんですが。

＞ガリレオは音楽家にさせられそうだったとか。
＞父親が音楽家？
＞そんなこと書いたモノ最近読んだ気がする（－－；
＞気・・だけ。

私も聞いた事あるよーな。気・・だけです。(^^;) (April 27, 2005 11:19:44 PM)

返事を書く

Re:ブレイクの挿絵(04/25)

SEAL OF CAIN さん

まろ0301さん
＞　「その時私は、それまで見なかった事をこの目で見た。怪獣の下降や旋回が、上下四方から吹きつのる巨大な邪悪の業風に左右されている事を」(p199)ということは、ゲリュオンは自分で飛ぶ力は持っていなかったということなのだろうか?

おもろいっ!
なんかネバーエンディングストーリーの変な犬みたいなやつ思い出したりしたんですが、あれは自分で飛んでますもんね。

ゲリュオンって名前、かっこいいかも。

う～神曲再読しよう。いつか・・・ (April 27, 2005 11:22:31 PM)

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SEAL OF CAIN

アンチ・ハリウッド的、ベストセラー無視、サブカル好きのマニアックな傾向のブログです。 2019年に札幌に移住しました。そして2020年、しばらく離れていましたが、またこちらのブログに復帰しようと思います。主に読書・映画関連はこちらのブログに書く予定です。「吉乃黄櫻」名で音楽活動しています。そちらもよろしくデス。

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