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エデンの南

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November 26, 2006

荒木経惟　東京人生@江戸東京博物館常設展

(6)

テーマ：美術館・展覧会・ギャラリー(8866)

カテゴリ：美術・芸術鑑賞

江戸の誘惑展荒木経惟　東京人生も観てきました。
子供たちを生き生きととらえた1963年の『さっちん』から、2006年の最新作まで展示されています。
『さっちん』のやんちゃな男の子、ほんっっとに生き生きしてます。これ見てると、最近の子供っておとなしいよなあ…と思います。このくらいやんちゃなのは、甥っ子ぐらいだなあ。(笑)
笑うにしても、ふざけるのしても、思いきり目一杯やってるんですよね。照れもなく。全身で楽しんでいる姿が実に気持ち良いです。

アラーキーという人は、その人の内面も性質も心の中も、丸裸にして写してしまう写真家だと感じます。
なので、よほど自信がないと、撮ってもらうのも勇気がいるんじゃないかなーと思うのですが。
つくっていたり、きどっていたり、仮面を身につけているような人も、その事実がハッキリと写真に表れてしまうんです。わざとらしさがクッキリと。
そして、この人は、「キレイに」「美しく」撮ろうとはしてませんよね。この辺、岡本太郎との共通点を見い出してしまうのです。

それと『地下鉄』の写真！電車で座っている人、まぢでこうだよなあ…と、ちと自分も気をつけねば、と思った次第です。まあ、黙々と本を読んでいるか寝ているのが自分ですが。脚はちゃんと閉じとかないとね。(笑)
少女の目を見て、ああ、私も子供の時孤独を味わっていたよ、と、忘れがちな事を思い出したりしました。子供もすごく孤独な時ってありますよね。この少女、いい目してました。
『動物園』、動物側から見れば、人間こそが檻の中の動物なんだなあ、と。
これはホントにおもしろかったです。

この頃の美術展、写真展は、字を読まされる事がすごく多くて辟易させられますが、これ、コーナーごとの説明はありますが、写真に関しての説明が一切ない所が良かったです。

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Last updated November 26, 2006 05:23:39 PM コメント(6) | コメントを書く

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SEAL OF CAIN

アンチ・ハリウッド的、ベストセラー無視、サブカル好きのマニアックな傾向のブログです。 2019年に札幌に移住しました。そして2020年、しばらく離れていましたが、またこちらのブログに復帰しようと思います。主に読書・映画関連はこちらのブログに書く予定です。「吉乃黄櫻」名で音楽活動しています。そちらもよろしくデス。

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