せび邸

せび邸

2005.06.01
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カテゴリ: 映画
監督は80歳をとうに越えた鈴木清順さん。

主演はチャン・ツィイーで、彼女の役どころは唐国からもらわれてきた狸御殿のお姫様です。カタコトの日本語がとてもかわいかったです。そしてまた役者としてケタ違いの運動能力の片鱗を見せてくれました。中国映画だと他の役者もすごいのでいまいち分かりにくかったんですが、やっぱすごいんだな、と。。思いました。

ケタ違いの役者ぶりという点では、薬師丸ひろ子もすごかったです。
みなさん、この方がアイドル時代からハンパじゃなく演技がうまかったことにお気づきだったでしょうか?? そのすごさは今のアメリカのトップ・アイドルであるリンゼイ・ローハン(「ミーン・ガールズ」、「フォーチュン・クッキー」)に迫るものがあったと思うのです。そしてこの映画でも、存在感でチャン・ツィイーを圧倒する場面もあったと思います。40歳になってもかわいらしくてどことなくユーモラスな彼女の演技、そしてはりのある独特の歌声に私は大満足です。この方、テレビ・ドラマの端役で出てていいようなヒトではないと私は改めて強く思いました。

いや。。あの。。ミーハーな話はさておき。。

この映画は役者を見せる映画であり、役者にとっては自分の真価が問われる映画、だったのではないかと思います。舞台装置や大道具、小道具も、舞台演劇のそれらのようにシンプルになっていて、観客の目は自然と役者に向かいます。
主演クラスの役者たちにはそれぞれの見せ場があり、またそれぞれがどこかの場面で1曲(あるいは数小節)をソロで歌うのです。
平幹二朗も、ものすごいテンションで魅せてくれました。


てゆーか、この映画のラストのクレジット、
end でも Fin でもなく、画面いっぱいのどでかい字で、 終  て出てくるんです。
それにもなんか感激しました。
なんてゆーか、古きよき時代の邦画って、こんなカンジだったんだろうなぁ、と。。思えました。





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Last updated  2005.06.03 18:29:56
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Comments

セビセビ @ Re[1]:元気です(06/17) blue rose2792さん あそことはまた別のあ…
blue rose2792 @ Re:元気です(06/17) それはなによりでした。 ほっといたしま…
セビセビ @ Re:やっぱり!?(01/22) せしるんさん おぉ。。 だいたひかる…
せしるん @ やっぱり!? 私も鳥居みゆきを見たとき、戸川純を思い…
セビセビ @ Re[1]:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) sally-1020さん ご無沙汰っす^^ 絶望…
sally-1020 @ Re:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) ご無沙汰しております。 先日は有難うご…

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