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2005.07.02

ポロン

(4)

カテゴリ：自作の絵、詩、物語

私は馬の形をした生き物に乗っていた。

炎を吐く巨大な枯れ木を黙らせ、宙に浮く一つ目の球状の生き物を眠らせた。
私の呪われたハープには、怪物たちの敵意を封じる力があるのだ。

敵意を封じられて無抵抗になった怪物をなぶり殺して金目のものを奪う。。。それが私の狩りのスタイルだ。
正直、見た目がきれいな狩りではないし、私の美学にも反するのだが、たったひとりで危険地帯に進入するには、このスタイルでなければならない。
私は長い年月をかけ、呪われた楽器の力と怪物自身を利用する力を身につけた。

橋が見えてきた。
橋を渡ると北に向かった。

私は馬の形をした生き物から降り、ドラゴンと闘う準備をする。
馬の形をした生き物はナイトメアという種類の黒いエネルギー生命体だ。
遠目には黒い馬に見えるのだがが、近づいてみると体毛がないことがよく分かる。
風になびくたてがみに見えるものは、漆黒の炎のようなエネルギーのゆらめきだ。
もう何年も行動をともにしているそのナイトメアを、私はポロンと名づけていた。

「ポロン、キル」

私がそう命じると同時に、馬のようにいなないたポロンは、自分の体の１０倍以上の質量のドラゴンに襲いかかった。
私はポロンを死なせないため、呪われたハープを奏でた。
そしてまた生き残るのは私とポロンなのだ。

ポロンが倒したドラゴンを解体する私のそばに、忽然と幽霊が現れた。
ナイトメアの幽霊を連れた女の幽霊だ。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

こ、これはですね。。
ＵＯというオンラインゲームの１シーンです。
私のメインキャラは、バード・テイマーというタイプで、楽器を演奏に酔わせて敵を無抵抗にし、てなづけたモンスターを使役してたこ殴りにするという人でなしなカンジのキャラです。。汗
ま、それをちょっとかっこつけて書いてみたら、上のようになるのかな、と。。汗

ゲームを知らない人にも楽しんでもらえたんだろうか。。汗

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