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なんちゃって妄想ワールド(Memory)6
今回の任務は小隊編成で行われる。
メンバーは、ユウキ・ミヤケ・ナツメ組とセナ・メディナ・ティア・ジーク組の2組だ。
ユウキたちは戦闘の準備をしているところで、7人は武器の最終調整などをしていた。
「隊長の言ってた場所って、ギアナだったんだな」
ユウキが言った。
「あぁ。最近隊長のダラケっぷりは凄まじいな」
ミヤケが冗談で言った。
「・・・準備はいいのか?」
ジークが他の6人に訊いた。
ユウキは二丁の銃を、ミヤケは一丁の銃とロケットランチャーを、ナツメは鉄製で中心に穴の開いたドーナッツ型の円盤のような物を装備していた。
「ナツメ、何それ?」
ユウキが訊いた。
「これはねぇ、『断絶輪』っていうのよ。私の愛用武器」
ナツメが自慢げに言った。
「どうやって使うんだよ、そんなの」
セナが小馬鹿にしたように言った。
「馬鹿にしないでよ。これを投げて、当たったら即死よ?切れ味抜群なんだから」
ナツメが穴に指を通し、クルクルと回した。
「うわっ、アブネェ。やめろ!」
セナが慌てて言った。
「そんなセナこそ準備できてんの?」
ティアが訊いた。
「あ、俺さぁ、武器貰ってねぇんだけど・・・」
一同が唖然とした。
何で今の今までそんな事を黙って、何もしなかったのかと。
そこに、ジークがセナの前に立った。
セナがジークを睨みつけるように見る。
すると、ジークが軍用マシンガンを彼に手渡した。
「貸してやる。必ず返せ」
それは、彼の愛用品だった。
セナは呆然とした後、礼を言った。
「よかったな」
「強行突破ばっかしそうなセナにはピッタリかもね」
ティアが最後に少しからかったが、セナは気にしていなかった。
「お前、いい奴だったんだな」
「気にする事ではない」
そして、セナはマシンガンを、メディナもマシンガンを、ティアは一丁の銃を、ジークは二丁の銃を装備した。
その時、艦内に放送が流れた。
「第一戦闘配備。各員持ち場に着き、出撃する者は出撃準備を」
それを聞き、ジークが言った。
「いくぞ」
「あー、てめぇ!俺が言おうとしたのに!!」
セナが最後の最後まで調子に乗り、7人は出撃をした。
一方、連合側では期待の新星といわれている3人組の初陣となっていた。
彼らの上官らしき人物が現れ、3人に指示を下す。
「もう攻められてんの?はぁ、何やってんだか」
3人組の1人、『ディラン・ジップス』が言った。
3人の中で唯一の男だ。
丹精な顔立ちに黒髪の短髪、言葉遣いが荒いのが特徴である。
「敬語使わないと駄目でしょ?私たちにおまかせっ」
3人組のムードメーカー、『ミル・フラン』が明るく言った。
金髪のショートカットの女性で、3人の中で一番若い。
「さぁ、お喋りはそこまでっ。いくわよ!」
そして、3人組の中で一番しっかりしている女性。
『マイ・ミハルド』が仕切った。
赤髪で長髪のサラサラヘアー。
リーダー的存在の人物だ。
3人は歩いて部屋を出て、出撃して行った。
ユウキたちは、続々と出てくる敵の数に苦戦していた。
「クソッ!キリがない!!」
ナツメは断絶輪を投げ、敵兵をなぎ倒す。
だが、一向に減る気配がない。
「よーし、2人とも伏せろー!」
すると、ミヤケはロケットランチャーを構え、敵の集団に向けて放った。
その一撃で敵を一掃し、道が開けた。
「キャー!さすがダーリン、しびれる~♪」
「無駄口を叩くな。いくぞ!」
ミヤケがサラッと流し、3人は前進した。
セナたちも、敵の数に苦しんでいた。
セナとメディナがマシンガンで前衛を撃ち倒していくが、全く減る気配がない。
ジークとティアも銃で敵を撃つ。
「もうっ、鬱陶しい」
ティアが腰からぶら下げていた手榴弾を手に取り、ピンを抜いて投げた。
それは敵の集団の目の前に落ち、爆発した。
叫び声を上げて吹き飛ぶ敵兵。
これを好期と、4人は突っ込んだ。
「ドケドケドケドケドケドケーーー!!!」
セナがマシンガンを乱射し、敵陣に道を作っていく。
ジークとメディナもその後を続く。
ティアは後方から支援をしていた。
「キャーハッハッハ、死ぬぜぇ。死んじまうぜぇぇぇ!!」
暴走するセナ。
その目の前にあの3人組が現れた。
「何、あいつ」
ミルが銃を連射し、セナのマシンガンを撃ち落した。
セナは手が痺れ、手を押さえる。
「グゥッ、何だ!」
「下がれ、セナ!」
ジークが前方に出て、3人組に応戦する。
「ヘッヘ。あいつ、やるジャン?」
ディランがジークに向けて銃を撃った。
ジークはそれに気付き、瞬時に回避する。
「まだまだー!」
ミルがジークに向けて銃を撃った。
「!?」
銃弾がジークの横顔をかすった。
そこへ、ティアが援護に来た。
「大丈夫?」
ティアはミルとディランに向け、銃を撃つ。
2人は一時後退した。
「んにゃろ、俺様を」
セナはマシンガンを拾い、再びあの3人組に迫った。
「貴様らぁ!!」
マシンガンを連射し、さらにミルとディランを後退させる。
「こいつっ、いい加減に!」
マイが踏み切り、セナに迫った。
そして次の瞬間、2人の動きが止まった。
「セ・・・ナ・・・?」
「マイ・・・!?」
セナとマイ。
マイとはセナの彼女の事だった。
その時、SIRN側に撤退の信号弾が上がった。
「セナ、撤退だ!」
ジークに言われ、セナは撤退した。
その場に呆然と立ち尽くすマイを見て、ミルが駆け寄った。
「どうしたの、マイ?」
こんな所にあいつがいるはずがない。
そう思いたかった。
「いや、何でもないよ。帰ろう」
マイたちは基地へと戻って行った。
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