保管庫


すでに他のバレンシア軍の部隊は合流していたようだ。
そこに端正な顔立ちの若い男がやって来た。
「フレイ」
ミハエルがそう呼んだ。
男はその声に反応する。
「ミハエル・・・、来たか。君がセレーナ・ワルキュリア隊長だな」
「はい」
「ボルドー軍所属、フレイ・クヴァシル大佐だ。今回の戦闘の総合指揮を執らせてもらう」
「よろしくお願いします」
セレーナが一礼をする。
「今回君たちは彼らの後方で戦ってもらう」
そう言うと、フレイは数人の男を呼んだ。
そして、クラウドとアイナはその姿を見てすかさず武器を抜こうとした。
その人物たちというのは、特殊部隊ファントム所属のフレキ、ゲリ、そして隊長のエリス・エゼキエルの3人だった。
「あぁ!?」
「てめぇら、何してんだ、こんなとこで」
フレキとゲリがクラウドたちに突っかかってきた。
「隊長!!なぜ我々がこいつらと!!」
「そうです!先日まで敵だった連中ですよ!!」
セレーナに猛抗議をする2人をミハエルが制止する。
「その事実はもう過去だ。今日から共に戦う。内輪もめしている場合じゃないだろ」
それを聞いて2人は武器から手を離した。
しかし、クラウドはエリスから視線を外そうとしなかった。
「少しは強くなったか、少年」
エリスが挑発的に言った。
「お前くらい一瞬で倒せる」
「ほぉ。期待しているよ」
クラウドはすごく強気だった。
「その眼帯が邪魔にならなければいいがな」
「この眼帯が切り札だ」

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