エタ-ナル・アイズ

エタ-ナル・アイズ

2026.09.02
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 悲痛な声に力が抜けた。

 本当はもっと、嫌がられるまでやった方がいいんだろうけど。

 もうここまでが美並ができる限界。

 でも、ようやく終わった。

 これでもう、この先はないんだ。

 もう二度と、真崎に触れることはないんだ。

 できればもっと、甘くて優しい、終わりが良かった。

 こぼれ落ちる涙にそっと抱き締めて、震えている真崎を横たえる。

 ごめんね。ごめんね。ごめんね。ごめんね。

 傷を暴くようなことをしてごめんね。巻き込んでごめんね。守れなくてごめんね。

「もう許してくれる…?」

 優しい声を背中を通して聴きながら呟く。

「……許せないのは、私です」

 慌てたように振り向かれて、失敗したと気がついた。

 どうして最後の最後まで。

 どうしていつも、詰めが甘い。

 大石の件が掠める。あの頃から成長していない。

 覗き込む瞳に口から勝手にことばが溢れれた。

「…今日を、最後にした方が良いのかなって、思って」

 こんな本音を吐くようなことをして。

「なのに、ごめんなさい、未練があって、手放せなかった」

 やっぱり嫌われたくなかった。

「美並…」

 また涙が零れたのに真崎が抱き締めてくれて、温かさに震えた。

「ごめんなさい、私、気持ちよくさえしてあげられない」

 恵子ならもっとうまくやっただろうか。

「違う、違う、美並、違うから」

 真崎がぎゅうぎゅう抱き締めてくる。

「僕は大丈夫だった、僕は……君に何をされても構わない」

 目を閉じる。

「美並が望むなら、何でもするよ?」

 わかっている。だからこそ心配だ。 (中略)

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Last updated  2026.09.02 00:00:09
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