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大分軒のおやじさんの言葉

大分軒のおやじさんの言葉「やめる前は、理想だけど、青葉通りを通る人に、立候補した候補者みたいに『ありがとうございました』って言いたいなぁって思うね」おでんの素材は３０以上客同士がすぐうちとけられるのも屋台ならでは「さんまのことなら俺にきいて」「老兵は消え去るのみ」ってのがあるじゃないですかそういうものにしても、「そっ」とひいていこうと思うの。『人と会うのが楽しい　人と会うのがすごく自分にとってはエネルギーだ財産だ』ってそういう心っていうのは魅力ですよね。なんだかんだ口悪いけど人を大事にする人の心がこの鍋に入ってるのかなって、思いますけどね（お客さんの言葉）まちはものすごく平和　　見てて千鳥足で歩いている人だとか煙草のみなから歩いているひととか徒党くんでこんなことやってるひとなんかこの頃はかいむでしょ昔みたいに「味噌醤油貸してくれ」とか熊さんとか寅さんなんていう時代じゃないねもう今は「向こう三軒両隣」なんていうことも全くないのね…だから俺が接する他人様っちゅうのはもう青葉通りに立つしかないのね。立つといろんな人が来るし、中には嫌な人もいるけど、でも楽しいし、じゃがんばろうみたいなことでね。「俺、８５年生きて来て　何が一番大切かなって考える時があって　　　　つながりだと思うの…次から次へつながっていくと人生広くなるじゃないですか」「やっぱりしゃべられると思うよなかみさんとふたりではもう必要な会話以外ないからでも、ここだとこう、いろんなこう　仲間が来てくれるじゃないやっぱり人恋しいんだろうな、人間っちゅうやつは」夏２ケ月冬３ケ月と休んでてて仕事が無いちゅうのはこういうもんだなってつくづく感じて生きてるのでやっぱりむみとじょく（？）というのは何年もやってるけど、５ケ月ほんとにたまらないのね、行くところが無くなってどうやっていいか毎日テレビを見てもあきるし退職金がある、年金がある、生活には困らない、だから毎日楽しいかって言えばけっしてそうではないですやはりね　何かがないとね生きて行くのに退屈するのね老いに鞭うつっていう言い方もあるだろうけどそれのほうが「生きてるー」ってそういうあかしがねそこにあるから言えることは、自分が一番あった仕事を見つけ出した人が一番幸せだろうなだから、嫌でもなんでもまずは頑張ることが一番だなでも、嫌だったら頑張れないんだなだから自分が一番何がやりたいのかどういうふうにしたいのかっちゅうを探し出すのが一番だろうなそれがたとえこういうな露店のラーメン屋にしてもさこいつが一番あってるから５０年もやれるんだな自分がそう思うから若い人見ると好きな仕事さがしな好きな仕事さがしな、こう老婆心かなそう言いたくなるのね