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コンポンチャム~クラチェ
朝8時頃起床。9時半に迎えが来るまでまだ時間があるので
フラフラ散歩に出る。
9時半にチェックアウトして宿の前で待っていると直ぐに昨日の
バイタクがやってきた。そして昨日のバス乗り場向かう。
「この町はどうだった?」
「良い町だったよ。昨日も良く眠れたし、、、」
「そっか、それは良かった。ところで
運転手として僕に少しお金をくれないか?」
宿とバスは彼の案内で手配してるのでたぶんマージンは貰うはずだし
チップという意味だろうか?
「いくら?」
「君に任せるよ」
とのことなのでチップという解釈で6000リエル(1.5ドル)を渡したら
なかなか爽やかな笑顔だったのでまあこれで良かったのだろう。
彼と握手をしてお別れ。バス会社の人が椅子を出してくれたので
座って待つ。
10時頃にバスが来たので乗ろうとしたら違うと言われたので再び
座って待つ。隣に座ってるオジサンが見ているグラビアを横目で
盗み見したりミスコンポンチャム候補を5、6人選出したりしながら
40分くらい経過したところでバスが搭乗。 俺、搭乗。
バスの中は乗車率120%で100%カンボジア人俺が少し純度を
下げてしまったようだ。視線が痛いッス。
しかし座る席が無い、、、通路まで人が座ってる状態であります。
少しすると車掌がやってきてなんか俺の側で他の乗客と揉めている
しばらく訳もわからず眺めていたけどどうやら俺の座る席を空けるために
揉めてる様子。おそらく7ドル払って乗ってるのは俺だけだと思うので
それもあるのかね、、、結局若い男性が通路に座ると名乗り出たので
俺はその席に座るように言われる。なんとなく気まずいけど仕方ない。
7ドルだし。まあ、俺にはどうすることもできないし。
そんなこんなでクラチェに向かって出発。

クラチェまではおよそ4時間かかるらしい。
車内でランボー怒りのアフガンが上映されたがクメール語の吹き替え
だったのと声優が一人全役だったのとで全く意味もわからず
面白くなかった、、、そして途中でトイレ休憩。

腹が減ったので肉まんを買ってみたらメチャクチャ美味かった。
14時半くらいに景色が町らしくなってきたので隣の人に聞いて
みたらどうやらクラチェに到着したらしい。例のごとくたくさんの
バイタクがバスを目掛けて集まってくる。大勢いる中で一番
頭の良さそうで怪しくなさそうな女性のバイタクに今晩の宿と
イルカウォッチングと明日ラオスに向かおうと思うのでバスの手配を
案内してもらうことにした。宿はエアコン、ホットシャワー、
テレビ付きの部屋で15ドル。おそらく高めだが綺麗だし広くて
快適そうなんで直ぐに決めてしまった。宿に荷物を置きさっそく
イルカウォッチングに出発。バイクで20分ほど走った所にイルカ公園
と言う所があるらしいので彼女の後ろに乗り向かう。
川沿いの村の様な所をひたすら走る。
走ってる途中でふと我に返って思ったんだけど、、、
たぶん俺けっこうボラれてる、、、
というか確実に高いような気がする。まあ、宿は自分で見て決めたんで
仕方ないとしても物価を考えると他が異様に高い。これからクラチェに
来る人もいると思うので恥を承知で書かせてもらうと
イルカウォッチング=30ドル
ラオス ドンコーン行きバス=35ドル
完全に河イルカを目前にして舞い上がってしまっていた。
当然これでオッケーした自分がいけないので仕方ないが悔しい。
しかも目の前にはボッた張本人がいる。というかそいつの運転
してるバイクの後ろに乗って身を委ねるしかないこの屈辱。
たまらねぇ、、、
とてつもない自己嫌悪に襲われてると彼女が話しかけてきた。
「ところでアナタ、ラオスビザは持ってるの?」
「いや、持ってないけど去年から日本人は
ビザ無しで入国できるようになったんだよ」
と言ったら良く聞こえなかったのかなんか腑に落ちない様子だった。
イルカ公園に着くと今度はメモを取り出して同じ事を聞いてきた。
だからわかってるっつーんだよ!
仕方ないので俺もガイドブックを出して数字と文章を訳して説明したけど
まだ納得してない様子。なんか弱冠不安、、、
とりあえずその話しは後に残してボートに乗りメコン川のイルカポイントに
向けて出発。彼女は乗らないので俺と船頭の兄さんと二人きり。
チキショー、アイツ解説とかしないのかよ。
イルカはもっと派手なものを期待していたのだけど雨季で水の量が多いせいか
たまに2,3頭の素面に頭が見えて次に背中が見えて消えていく。
写真のタイミングが非常に難しいんで。
地味とか言わないように、、、

その後もイルカが見えるたびに兄さんが「ミスターミスター」と
指を指し俺がカメラを向けた時は既に背中が消える瞬間だったり実は
流木だったりといった感じが延々と続き日も落ちかけてウォッチング終了。
俺はこの目でちゃんと見たんだと心で唱えながらまたあの女の後ろに
乗り町へ戻る。戻ると川沿いの売店のベンチへ行き座れと言うので
座るとまたビザの話しが始まる。
「アナタ、ビザ持ってないならラオスに入国できないわよ」
「だから日本人はビザいらなくったから大丈夫なんだよ」
「でもカンボジアから行く場合はビザが必要なの」
「それはタイやベトナムの国境ではアライバルビザが取れるけど
カンボジアとラオスの国境はアライバルビザが取れないから前もって
必要だって話しで今はビザ自体必要ないから大丈夫なはずだ」
「とにかく駄目なのよ。一回プノンペンに戻ってビザ取って
それから急いでるなら飛行機ででもラオスにむかったほうが
いいわよ」
「どこの国の人間でも駄目なのか?」
「そう皆駄目よ。カンボジアからラオスはビザが必要なの」
おかしいガイドブックにも書いてあるし日本でも散々調べたんで
絶対大丈夫なはずだ。しかしこれだけしつこく自信満々に言われると
不安になってくる。でもこのままこの女の言うままに自分のルートを
変更するのも納得いかない。日本では女性の顔色を常に伺いながら
空気の読める男として近所では評判が後を絶たない俺だがここは
自分を貫こうと思う。けど不安、、、
入国できなかったらどうしよう、、、
「もしラオスに入れなかったらまたカンボジアに
再入国することはできるのか?」
「それはできるわよ。バス代の返金はできないわよ」
「わかった。じゃあ俺はチャレンジしてみるよ。
駄目だったらカンボジアに戻る」
「オッケー。でもたぶん無理よ。今のうちに
プノンペンに戻ったほうがいいのに」
決断はしたものの一気に不安になってしまった。アイツの情報が古いのか
俺が勘違いして情報を仕入れてしまったのか。
とりあえず晩飯を食べて散歩してみたけど行く所もないし
街灯が少なくてなんとなく身の危険を感じたので早めに宿に戻る。
自己嫌悪と明日の不安とイルカの地味さ加減のショックで
なかなか眠れなかった。
果たしてラオスに入国できるのか!!
そしてセンパーニの涙の理由(ワケ)はッ!?