韓国ソウル！文家の掟

Profile

shaquill

フォローする

Freepage List

これが学生の親の仕事なのか？

< 新しい記事

新着記事一覧(全286件)

過去の記事 >

April 23, 2006

今年のソウルの春はどうも天気が安定しない。

今日も午後から夜のように真っ暗になったかと思ったら
どわーーーーーーーーーーーーーっと雨が。

｢こんな寒い日はやっぱりおでんだよねっ！」

とカマ夫の提案で　夕食はおでん。
ちなみに昼食は焼きそば。
どこに住んでんだよ？って感じでしょ。

ちなみにここには書いたかどうかわからないけど

日曜日に予定がない場合は　いつも二人でご飯を作るんだけど
それぞれ役割があって、下ごしらえと皿洗いは　ここんとこずっと私。
料理はカマ夫というのが普通になってきた。
いやいや、別に私がしてもいいんだけどね。
カマ夫が作りたがるし。
てか　カマ夫の料理おいしいし。

韓国に来たことのある人はわかると思うけど
日本では料理自体をおでんと言うのに対し
韓国のおでんは　魚のすり身みたいなのをおでんという。
道端で串刺しにして売ってるのがそれ。
何年か前からおでんBARとかもできて　座って焼酎を飲みながら

うちのおでんは日韓合同作業ゆえ、日本的でもなく韓国的でもない。
韓国のおでんと、大根と卵。
あとカマ夫が特大ウィンナー入れてた。
たまねぎも入れようとか言い出して私が激しく却下。これがおでん？
笹竹とかも入れようか、蕗はどう？とか私が言うと

それが元祖おでんだっちゅーの。

でも　今日のカマおでんは本当に温かくておいしかったよ。

カマおでんを食べながら　コメディショーを見てたら
着物を着た女性が。
韓国ではありがちなネタなんだけど
来週あたりから独島ネタとかやりだすのかなぁ。
イチローの時もイチローネタいっぱいやってたしなぁ。
日本でコメディアンたちが　韓国ネタとかで大爆笑したら
また不買運動しようとかなるんかね。
やっちゃえばいいのに。
ふぁびょーーーーーーーんっっ！！とかって。

まぁ　韓国は自分たちでも｢なべ｣と自覚してるように
熱しやすく冷めやすい、その時一時の盛り上がりは
相当なものがあるからね。時事ネタギャグはウケるらしい。
日本の流行とは　ちょっと韓国のなべ気質は違う。
がーーーーーーっと熱くなって　ちゅうぶらりんになって
あれ、なんだったっけ？って雰囲気が残る。

少し前になるけど、ハインツ・ウォードという
アメフトの選手が韓国に来た時もそんな感じだった。
彼のお母さんは韓国人なので
韓国にとっては　｢韓国系のヒーロー」となった。
でも　その彼らは昔韓国に住んでた時、職業差別、人種差別で
ずいぶん大変だったようで。
今回彼が来て　混血への差別をなくそうと法律まで作る騒ぎになった。
実際　その法案が可決されたかどうかは知らない。
どんなことがキッカケであれ、差別をしてきた自分たちを反省して
やめようと考えることは悪くないけど、
法律なんぞ作らなければ差別がなくならないとでも思っているのかね。
韓国人がもう少し｢ウリミンジョク(私たち民族）｣と言う考えを
少なくすれば　人の意識も代わると思うけど。お母さんは
なんとなくどのシーンを見ても表情が暗かったのが印象的だった。
自分の国で大歓迎される喜びと
かつてアメリカ人相手の売春婦みたいに蔑まされ　差別した自分の国への
嫌悪感と両方抱えているんだから仕方ないか。

ウォードさんのことがキッカケかどうかわからないけど
テレビでは一気に韓国の国際結婚問題を扱う番組が増えた。
韓国でも１０組に１組は国際結婚で　その国際結婚率は農村ほど高い。
韓国人と結婚できない農村の男性が結婚斡旋所を通して
ベトナムやカンボジア、タイ、カザフスタンなどの女性と結婚しているのだ。
自分も韓国人と国際結婚した１人なんだけど
この結婚斡旋所の広告を見るたび　複雑な気持ちになる。
そこには
｢障害者でも結婚できます！」とか書いてある。

そんなの見ると　結婚ってなんだっけ？って考えてしまう。

外国人女性も　韓国で裕福に暮らしたいという打算もあるんだろうけど。

ある番組でアナウンサーが記者と話して
国際結婚は韓国人同士の結婚より離婚率が低いと言って
｢それは幸いですね」と言った。
このアナウンサーはバカかと思った。
もちろん幸せに暮らしてるカップルの方が多いと思う、
でも離婚できない事情があるからこそ　国際結婚の離婚率は低いのに
何が幸いか。ちゃんと勉強しろってんだ。

これまた前になっちゃうけどトリノオリンピックの時
アメリカ人のモーグル選手がメダルを取ったときもそんな雰囲気だった。
その人は韓国から養子に出された人で｢韓国系」と呼ばれた１人。
今まで何度か韓国で実の両親を探したそうだが見つからなかったのに
今回はなんと２００人もの人が　自分の息子ではないかと名乗り出たそうだ。
私がびっくりしたのは　２００人名乗り出たことよりも
８１年のプサンで２００人も子供を捨てた人がいたのか、ということ。
なんとなく　韓国も８０年代は経済成長で生活も豊かになってたと思ってたんで。
結局そのアメリカ人選手は実の親探しを一時中断した。
その後　それについてのニュースは全然見ていない。
あの時も　海外への養子問題を扱ったニュースが多かったけど
その後養子が減ったという話もきかない。

別にこれは韓国だけじゃなくて日本にも言えることだけど
何か変わるキッカケができたとき、その時、その場だけで終わらないように
地道に続けていかないと　きっと解決に至らないと思う。

あ、ひとつだけ例外があるわ。　ワールドカップ(笑）
とうとう４年間　あの盛り上がりを引っ張ったよ。
最近の韓国のCMはほとんど　ドイツワールドカップに関連したのばっかり。

今年もとうとう恐怖の６月がやってくるねぇ。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう