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私は、ベストセラーの書物、特に自己啓発的な本と小説をできるだけ読まないようにしている。
理由は自分がもっとバカになりそうだからである。(爆)
しかし、このダ・ビンチ・コードだけは以前から読みたくて、幸い今やっとそれを読むことができるようになったところだ。
今ちょうど3分の2を読んだところである。
完読はしていないが、このストーリーのどの辺が面白いのかを考えてみた。
先ず、冒頭に『この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、 すべて事実に基づいている
。』と記されているところも見逃せない。
美術関係はもとより学者並みにカソリックと歴史に通じている、あのルーブル美術館の館長である著名な祖父に育てられた、フランス司法警察の暗号解読課に属する美人で才女のソフィー・ヌヴーと、ハーバード大学の教授で宗教象徴学の第一人者であるロバート・ラングトンがソフィーの祖父であるジャック・ソニエールの謎の死をきっかけに、ソニエール達が命に代えても守らなければならなかった 世界史上最も重大かつ難解な秘密
を追っ手を避けながら次々に解き明かすのだ、面白くないわけがない。
世界最大の宗教人口を誇るカソリックをルーツとしたキリスト教の宗派に関する神話が崩壊するかもしれないのだ。こんな重大かつ価値ある秘密である、当然その秘密を手に入れてそれを守りたい者、暴きたい者、売りたい者、恐喝したい者達ががひしめき合い、暗号解読が困難になることも見逃せないが、何より興味深いのは その秘密が世界の常識をも覆すような証拠
となることではないだろうか。
また、翻訳されている越前敏弥氏の訳が絶妙である。
原作の構成を残したまま、忠実かつ明確に翻訳しているのだ、と読んでいて感じてしまう。
原文を見なくてもそれが容易にイメージできてしまうところも流石である。
さて、宗教の真実が明かされるという事実を皆さんはどう受け止めているだろうか。
物語本文の歴史的資料等が事実なら、こういうこともいえる。
宗教を信じることと、呼吸(息を吐いたり吸ったりする行為)に集中することは脳内で起こることはほぼ同じ
である。
言い換えると 宗教を信じるか、自分を信じるか
ということにもなる。
もっと違う言い方で表現すると、宗教を信じても、自分自身を信頼してもまたはその他のものに従おうとしても脳内で発生する安心感はほぼ同じなのである。
ほぼ同じというのは、神には時として見放されたり、裏切られることもあるが、 自分は裏切らない
。
つまりどういうことかというと、宗教や他の何よりも自分(という存在)を信じたほうが何に対しても良い結果が生まれるような気がするのは私だけなのだろうか。
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