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小学校2年生ぐらいのころ「道徳」の教科書に、こんな話がありました。
(30年前ですね;)
今でも、鮮明に覚えているぐらい、印象に残る話だったんです;
・・・ホントにこれ道徳なのかい??
●むかしむかし、あるところに、母と子がいました。
ある日のこと。子供は母親に、道端で売っていたコマのひもを
ねだりました。
(店の主)「コマのひも、1本5銭じゃよ」
(母)「左はじの、1本だけ、4銭ってのは?」
(店の主)「あ、これは、最後の切れ端で、少し短いから安いの」
(母)「じゃ、この4銭のでいいね」
(子)「えー・・・う、うん」(としぶしぶ妥協)
・・・ということで、子供はちょっと短いけど、一応コマのひもを買って
もらいました。
●さて、家に帰って、買ってもらったコマのひもを、コマにまきつけて・・・
「えいやっ!!」とコマを回してみるものの、ひもが短いせいか、いまいち
回りがよくないです。子供は不満に思います。
●で、ある日のこと、母親は子供に、牛の番をいいつけます。
真ん中に粉挽きの臼があって、牛がぐるぐると周りを歩いて
臼をまわすのです。
牛は、臼のまわりをのそのそと歩いて、臼を動かし、粉を挽いて
いきます。
子供はその傍らで、例のコマのひもを、なんとか、長くしたいものだと、
木の幹にひっかけて、両端を一生懸命引っ張っていました。
「うーん。うーん。。ひもが伸びないかなぁ。。うーん。。。うーん。。。」
子供は手をすべらせて、しりもちをついて、後ろ向きに
転んでしまいました。ひもは、ちっとも伸びません;
・・・その時・・・・・
「あ」
臼を挽いていた牛がやってきて、少年の頭をふんづけてしまいました。
(多分、子供は絶命;)
ここで、話は終わっているのですが、子供心に、こんな怖い話がなんで
道徳の教科書にあるのか解りませんでした。今でも解りません。
A説:けちけちした親が悪い。安物買いのなんとか・・・だ。
B説:親のいいつけを守らずに、真面目に牛の番をしなかった子どもが悪い。
多分、文部省の解答はB説だとは思いますが、なにも、死ぬほどの悪事でも
なかろうと(汗)
自分は現在、A説の立場で、この話を教訓としています。
「出すものは出す。安いのには理由がある。(汗)」
再起動…I came back. 2024.07.31
5年ぶり、、、 2015.01.04