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工藤 慎太郎

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2005.12.10
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カテゴリ: 日常
タイトルにあるのは、歳三(父の愛犬)のことです。実際に喋ったわけではありません。


この前も歳三に語りかけている効用みたいなことを書きましたが、今日は少し違った角度から考えさせられました。

その前知識として、以下の書籍があります。

うつをなおそう!



この本は、うつ病になって4年目くらいに出会いました。うつ病を心の中に住む「黒い犬」に見立て、イラストを交えて書かれた、読みやすい本です。うつ病である「黒い犬」どうやって付き合っていくか、どうやって「黒い犬」に支配されないで済むかが説かれています。

正直な話をすると、病状が深刻なときに読んでも参考になりません。初期の頃か、状態が上向いてきたときに読むと、おそらく共感を覚えるでしょう。

で、歳三の話です。

この1週間くらいの間に、歳三はすっかり公園にいるのがお気に入りになっています。行きたい所には、こちらを引っ張ってでも行こうとします。動きたくなければ、いくらリードを引っ張っても、ビクともしません。他の犬が来ると、喜んで飛びつきにいきそうになります。

それらをすべて力ずくで制御しようとすると、どれだけの労力を要するか。大変なものです。リードを持つほうの腕は絶えず緊張していますし、よその犬に飛びかかろうとするのを静止するためには、肘や膝にかなりの負担がかかります。それを歩きながら、時には立ち止まっておこなうので、スタミナも必要となってきます。



今日の朝の散歩で、歳三と私は、まさにこのような状況でした。非常に疲れます。

その帰りに、ふと今日紹介した本のことを思い出しました。歳三が黒っぽい犬であることも、一助になっているのでしょうが。

で、“力”に対抗しようとせずに、うまく宥めて方向付けることは出来ないか、という疑問が浮かんできました。
今回の私は、物理的な力(筋力や瞬発力)関係で、犬との関係を考えたのですが、これは精神的な部分にも通用しそうだ、そう判断したのです。

ちなみに夕方の散歩の折りに、力任せに進もうとする歳三を、物理的には弱い力で引っ張りながら、ふんだんに言葉をかけました。
「ゆっくり、ゆっくり」
「そんなに急ぐな、もっと落ち着いて」
犬に語りかけている言葉が、そのまま自分の治療にも影響を与えそうです。

歳三が行きたがる方向がこちらにとって不都合なものであれば、力ずくで対抗せずに、穏やかに声をかけ、ゆるやかに力を入れて方向性を示し、自分が苦しくない方向に誘導すればよいのです。

このようなアプローチは、物理的な犬の散歩にも、精神的な私の病気にも、どうやら有効なようです。

具体的にどうやって病気のときの思考に直結させるかとなると、それは今後の私の課題になります。


ちなみに、書籍『うつをなおそう!』で知った、うつ病にとって励みになる事実を紹介します。
第2次世界大戦のときのイギリスの首相チャーチルは、私と同じうつ病患者だったそうです。そのうつ病を「黒い犬」と名づけて、どう対処していくかに心を傾けたようです。あのヒトラーと争っていたチャーチルが、このような病気だったなんて、ちょっと誇り高くなりませんか?






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Last updated  2005.12.10 22:35:54
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