(1)ワークショップ ・ ワークショップの課題:高校教科書「Power On II」を題材にし て、試験問題を作る。英問英答、リスニングなどのさまざまな形式にする。 ・ 英文資料:Lesson 3 のPart 2 沖縄の文化はどの地域から影響を受けてきたのでしょうか。 ・ Since it is close to China and Southeast Asia, Okinawa has had a long trading history with those regions for centuries. The commercial ties have brought great cultural influences to Okinawa as well. Some typical examples can be found in traditional dancing, music, martial arts, agriculture, and so on. For example, Shuri Castle is very much like an old Chinese castle. The Okinawan culture has developed under the influence of China, Southeast Asia, and Japan. That is why the culture of Okinawa is called “champuruu bunka,” or mixed culture. The most popular home cooking is thus called “champuruu” because it is a mix of many kinds of food. If Okinawa were not a part of Japan, Japanese culture would be less diverse. (p. 30) 和訳:中国、東南アジアに近いので、沖縄はこの地域と数世紀間、ながい貿易の歴史がある。商業的なつながりは沖縄に文化的な影響を大いにもたらしてもいる。典型的な例は伝統舞踊、音楽、武術、農業などに見られる。例として、首里城は中国の故宮にとても似ている。 沖縄文化は中国、東南アジア、日本の影響の下で発展している。そういうわけで、沖縄の文化は「チャンプルー文化」、すなわち「混ざった文化」だと呼ばれている。したがって最も人気のある家庭料理は「チャンプルー」と呼ばれているが、チャンプルーはさまざまな種類の食べ物が混じっているものだからだ。もしも沖縄が日本の一部でなかったら、日本文化は(今のようには)多様でないだろう。 この英文の文法項目:仮定法過去 ・ 参加者はペアになって試験問題作りに取り組みました。 Aチーム:前置詞について出題。to, for, as,in, for, like, of, fromを穴埋めにする。参加者から「on,は副詞」という指摘があった。 Bチーム:英問英答で「何が中国の城に似ているか?」、tieの意味を4択で問う。mixの意味を問う。 Cチーム:接続詞のsince, because, ifを穴埋め。mix,cultureなどのキーワードを書かせる。あらかじめ単語100語のうち20語を出題すると予告しておく。 Dチーム:本文の前半を引用し「commercial ties / typical examples / martial artsの3つで穴埋めにする」「The Okinawan culture has developed under the influence of China, Southeast Asia, and Japan. を和訳しなさい。」「チャンプルー文化とは何か具体例を本文から探して説明しなさい」(答え:チャンプルー料理と同じようにさまざまな国や地域の文化がミックスされたもの。首里城は中国の城のようである。) ・ 実際の萩原さんの授業では…:The most popular home cooking is thus called ~のthisがわかりにくかった。ALTがthereforeとパラフレイズしてくれた。 オーラル・イントロダクションでは東アジアの地図を用いた。国名を英語であげさせた。Thailandやthe Phillipinesを確認。また沖縄と中国の貿易は絹織物・陶磁器を送り、牛や硫黄を輸入。首里城・姫路城・中国の城を比較(インターネットで調べた)。「those regionsはどこを指すか?」「centuriesは1世紀ではなく、数世紀」「commercial=trading」という発問をした。「as wellはディスコースマーカー」「現在完了の使い方が3つ出てくる」「that is whyの論理性」「lessの使い方」を確認。