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先日、長女の誕生日であり、恒例ながら誕生会を家族で催した。 誕生会、と言っても、家族でご馳走を食べる程度のことである。 とはいえ、ご馳走は全て手作り。 …などというのは、一昔前までなら、書くまでも無く、ごく当たり前だったに違いない。 が、昨今の風潮を読む限り、案外、珍しくなっているのではないか、と思う。 毎度、ご馳走は誕生日を迎えるものがあらかじめリクエストし、それを分担して家族がこしらえる。 今回、カルパッチョを担当した三男(小2)は、近くの漁港で催される市場に、朝から出向いて、一本物のスズキを仕入れて帰ってきた。 それから早速、台所を占拠して、意気揚々、魚をさばき、カルパッチョ作りに勤しんでいた。 妻は前日までにスープとデザートの下ごしらえを済ませており、直前に揚げ物をする予定のようだったし、私も本業の合間、午後から料理するつもりだったので、彼は悠々と仕事をすることができたようだ。 さて、私の担当は今回、サラダとオードブル、チキン南蛮のタルタルソース&甘酢あん、であった。 サラダの中身としてリクエストされていた、エビとアボカド、トマト。 それにスーパーで安く売られていたタコ(解凍)を、刻みにんにくとオリーブオイル、塩コショウでさっと炒め、山盛りの菜っ葉とアイスプラントにかけた海鮮サラダ。 晒した刻み玉ねぎと、これまた安かった黄色とオレンジのパプリカで更に彩を加え、色合い、味とも、満足のいくものに仕上がった。 オードブルは、昨年末にお歳暮で届いた生ハムをアボカドに巻いたもの。 それからアボカドを好まない子どもたちに、チーズとトマト(サラダの残り)を一緒に爪楊枝でまとめたものを用意した。 妻担当の揚げ物は、チキン南蛮用の鶏唐揚げとトンカツ、という豪華2種類。 デザートも、今回は、焼きリンゴとティラミス、という2種類。 かくして、わが家史上、おそらく最高に贅沢なご馳走が、用意された。 長男と次男は料理こそしなかったが、それぞれ、会場のセッティング(ちゃぶ台、食器など)、食後の洗い物を、誰に言われることもなく、片づけていた。 家族一丸となって、祝い、楽しみを作り出すことができるのは、たいへんに幸せで、嬉しい限りである。 それもこれも、長女が生まれて、今日まで無事生き延びてくれているおかげ。 有り難い。 買い揃えたり、レストランに行ったりすれば、あるいは、より美味しいご馳走を口にすることはできるかもしれない。 それはそれでよいし、将来的に、長女も、他の子どもたちも経験することはあるだろう。 しかしながら、それでは得難い発見や、感動を、わが家が今できることとして、大事に、日々を暮らしている。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ隔週水曜日18:30〜20:30@宇部市常盤ふれあいセンターお問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2025.01.21
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(前回に続く→)そういえば、少し前に側弯症の方の事例を記したが。 未だ成長期(狭義の肉体的成長期)にある人の側弯症に対しては、装具をつける、というのが、割と一般的な整形外科的対処であるようだ。 この前私のところへ来たクライアントさんも、「装具をつけなかったために側彎を進行させてゆく人が多いから」という説得?を療法士から受けて、装具をつけている、ということだった。 装具は、いわゆるコルセット、発想は、身体を鋳型にはめることで、身体の外形を保とうとする、ということなのだろう。 装具の良し、悪し、はさておき(場合にもよるだろう)。 これなど、前回記したところの、仮想の理屈を、現実の生きる身体に無理苦理あてはめようとする典型、わかりやすい具体例だろう。 生きている身体は、冷えれば、内から温めよう、とはたらくし、熱くなれば、冷そうとはたらく。 意識にのぼらないところで、自動で調節してくれている。 それを、例えば、寒いから、と意識的に過剰に外から温めると、身体は冷やす方にはたらくのである。 冷え症、と自身にレッテルを貼って、外から過剰に温め、冷えを進行させてゆく人、自ら温める力を弱めてゆく人は多いように見受ける。 同様に、側彎に対する装具も、抑えつければ、生きている身体は、その要求の元に反発する可能性は高い。 そうでなくとも、本来、装具無しで身体を支えようとはたらく体幹部の発達は、制限と過保護により、滞るのではないか。 強制的に、外力をもって、形をまっすぐにすればよい、というものではない。 大きく抜けている視点の一つは、生きている=無意識的な生命活動であり、錯覚(勘違い)は、意識でそれを全て支配できる、というところではあるまいか。 根本的な問題は、生きている身体、その人(自身であり、相手)の存在を信じて、活かす方を選ぶのではなく、抑える方を選んでしまう意識。 それを後天的に育てていることにあるように思う。 (→続く) ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ隔週水曜日18:30〜20:30@宇部市常盤ふれあいセンターお問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2025.02.08
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久しぶりに、側彎症と診断された方を看る機会があった。 思春期突発性側弯症、と診断されたそうだ。 思春期、というぐらいで、クライアントは小学生高学年である。 ともあれ、クライアントの日常について、少し伺った後、いくつか動作をしてもらい、身体を触れて観察。 大人であれ、子どもであれ、この過程は、うちの整体において、毎度踏むところである。 私が情報を得ることももちろんだが、クライアントにとっても、自身を確認してゆく大事な時間だ。 背骨を丁寧に触れてゆくと、成程、側彎と診断された、棘突起群の蛇行を確認する。 背骨、棘突起の後は、椎側、即ち、背骨の両側に広がる、筋肉群に触れて看てゆき、その後は骨盤…という具合に触れて、状態を観察してゆく。 観察を終え、それをもとに、氣になる反応点(いわゆるツボ)を改めて看てゆく…のだが、かのクライアントは目立った反応点が乏しく、辛うじて発見した足の一点を触れた。 子どもの場合、こういうこと…反応点が少ないことは大人に比べてかなり多い。 要はまだ、身体が(頭も)こじれていない、ということなのだろう、ととらえている。 結果、子どもの方が、反応が素直で、身体は整いやすい。 そんなわけで、あまり、やることがないなぁ、と思いつつ、再び背骨の棘突起群を触れてゆくと。 !??? 蛇行がほぼほぼ、直線に近づいているではないか。 ここまで手数が少なく済んで、身体の変化が大きかったのは、わが子以外では珍しかったので、いささか驚いた。 クライアント本人も、右側胸部の痛みがとれ、触れて歪だと感じていた右胸郭の形がよくなったと自覚、素直に喜んでくれた。 ちなみに、背骨、棘突起の並びがまっすぐに近づいたのは、あくまで、身体の要求が表した結果である。 私はまっすぐにしよう、などとは露も思っていない。 身体を、左右対称、まっすぐがよい、と杓子定規的に考える輩はそれなりにあるようだが。 生きて、変化し続ける身体という自然、そして活きる一人の個性はそう単純ではない。 完全に脱力しきった死体なら別で、それもありえるだろうが。 (→続く)☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ隔週水曜日18:30〜20:30@宇部市常盤ふれあいセンターお問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2025.01.22
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宇部では珍しく一週間ひどい寒さが続き、雪もそれなりに降るようだ。 おかげで、雪を警戒された方の予約キャンセルが相次いでいる。 俗に言う、商売あがったり、というやつだ。 仕事柄、商売とは言い難いが、時間が空く現実は一緒である。 キャンセル、と言っても、予約の日時を変更されているから、幸い収入が極端に落ち込むことはなさそうだが。 故郷の秋田では考えられないことだが、宇部では少し雪が降っても、随分警戒される方は多いようだ。 実際、のろのろ運転のため、渋滞も多発する。 免疫が乏しい、というべきか、まぁ仕方がない。 秋田でも、滅多と来ない台風が来た際は、似たような対応の悪さをみせることだろう。 うちのクライアントさんにしても、無理してきて事故でも起こしてはいけないから、こちらから延期を提案することもあるぐらいだ。 …というわけで、雪の降る中、幾分のんびりした数日を過ごしている。 それにしても随分と寒い。 それを受けて、次男が、地球は本当に温暖化しているのか、という話題を持ってきた。 ほう、と思う。 自分の周りの現実と、世間のいわゆる常識を比較し、常識を疑うことができている。 喜ばしい成長である。 昨今、大人でもこれができない人はできない(むしろオトナだから、か?)。 いわゆる常識や知識を鵜呑みにして、ただただ流されている人は多いだろう。 頭の色眼鏡を使わずに現実を感じとる、素直な感受性が鈍っている、とも言える。 さておき、本当に温暖化しているのか。 これについては、私も前々からどうも怪しい、と睨んでいた。 果たして、地球は、ずっと温暖化してゆくほど、単純なシステムだろうか、と。 現在の人が考えているほど、単純ではないに違いない。 これは、身体をみていても、思うところで。 医学が進んだ、と言ってみても、実際の身体を追いかけてゆくと、圧倒的に分かっていないことの方が多いに違いない、と感じている。 ある視点において、事細かに研究されているのかもしれないが、視点をかえると、まるでわかっていない、というか。 分かったふうな仮想の理論を、現実の生きる身体に無理くりあてはめようとする対応には、憤りを感じることも。 その結果、状態をこじらせている、と思われる方が多いからである。 かと言って、現場で対応する人を一概に責める氣になれないことも事実。 現場は現場で、できることを懸命にやっている可能性はあるからである。 悪氣はない場合が多いのではないか、と希望的観測をしている。 (→続く)☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ隔週水曜日18:30〜20:30@宇部市常盤ふれあいセンターお問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2025.02.07
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整体処明響庵月刊紙「からだの自然」2月号より抜粋記事をご紹介致します。「からだの自然」は・天然酵母パンむくのき(宇部市あすとぴあ)・ミリーズブレッド(宇部市西岐波)・天然酵母のパンと菓子ばくや(宇部市亀浦)・すくすくプラザ(宇部市琴芝町)・保育所ハッピーランド(山口市阿知須)・量り売り専門店 F(宇部市西梶返)・珈琲店ジヴェルニー(宇部市沖宇部)・宇部市立図書館 (宇部市琴芝町)・食堂Life(山口市佐山)(順不同)ご厚意で上記各店および施設に置かせていただいております。是非手に取ってご覧ください。二月のからだ ~消費に偏らず、お互いが活きる工夫を~先日、竹林の整備を家族と行ないました。毎年、筍を掘らせていただいている、知人の竹林。知人も年輩、手が行き届きにくいこともあって、徐々に荒れた感が目立ってきていた。 そこで、すでに倒れた竹、倒れかけた竹は倒して、鋸で切り分けて、土に還りやすいようにまとめておく。ほとんどが破壊の活動です。何も寒い時期にやらなくとも、と思うかもしれませんが、暑くて虫も多い時期にはそれこそ適しません。また、竹を資源として切り出すにも、水分が少なくなっている冬がよい。 ともあれ、始めるまでは、寒くて億劫でしたが、いざやりはじめると、楽しくなってくる。身体に生命エネルギーを持て余していると、破壊が快い。雨の日に、持て余した子どもが屋内で暴れて、物を壊したり、怪我をしたり、という現象よろしく。エネルギーのうっ散に、無意識的に破壊を欲する。 物を壊すのは外向きの、怪我や病気は内向きのうっ散現象。身体は持て余したエネルギーを散じるべく、様々な現象を起こします。活動時間を増やそうと、睡眠時間を短くしたり。治る過程で必要な痛みを強く表したり。インフルエンザ等、風邪様症状を表したり。 ところで、生命エネルギーはカロリーや栄養のみを指すわけではありません。単純に、動けば消費される、というものでもない。無意識に、自発的に、身体の要求で発揮される。例えば、受け身で嫌々仕事をしていては、動いたとて、滞り、持て余しやすい。強迫的に動かされる場合も然り。好きなことに熱中しているような時こそ、最大限に発揮され、速やかに循環する。 便利過ぎて動かずに済む上、情報過多の現代日本にあっては、自身を、そして情熱を傾けるところを見失い、生命エネルギーを持て余して、調子を崩している人は多いでしょう。 ところで、便利過ぎて、と言えば、AIが急激に台頭しつつある今日この頃。AIによって電気エネルギーが大量に消費されるそうで。そこで、東日本大震災の教訓も忘れて、原子力発電を再び推進しようとか。「再生可能エネルギー」と聞こえのよいネーミングのもと、原野や田んぼ、畑…命を潰して、将来粗大ゴミになるソーラーパネルを敷き詰めるとか。 生命エネルギーを持て余し過ぎて、人類は自ら滅びに向かっているのか、と、それら氣違い沙汰に思うところで。 際限なく、環境にエネルギーを求め、貪り、弱体化、孤立化してゆく現実を直視し、いい加減、消費を減らす工夫に取り組んでみては。同時に、身体を十全に活かし、生命エネルギーを存分に発揮することで、訪れる身体の快感と感動に目覚めて。自身そのものを、中身から豊かに美しく育てる。そうして、自らの足元から、生命の調和と循環を取り戻してゆきませんか。 温故知新。竹林と人、共にお互いを活かし合っていた、一昔前の日本、里山の暮らしにも、その片鱗を伺うことができるでしょう。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ隔週水曜日18:30〜20:30@宇部市常盤ふれあいセンターお問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2025.02.18
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(前回に続く→)前回、小学生の側彎症が改善した話をした。 整体に来られて、改善してゆくのは当たり前だが、だからといって、整体がすごいか、というと、整体以上に、人の身体そのものが素晴らしいのだ。 身体は、生命のある限り、自ら整い、発達、即ち改善してゆくようにできている。 自分が整体に携わっていることに誇りを持ち、ありがたくも感じているが、整体を評価する以上に、自身の素晴らしさに氣付き、評価して欲しい。 そして、その素晴らしさがますます発揮される、活かされる方へ歩んでほしい、と願って、整体に携わっている。 …であるから、前回記した側弯症の改善も、某小学生の素直な身体、高い感受性、それが保たれていたことの賜物なのである。 ただ、側弯症の改善と便宜上書いたが、背骨の棘突起群(体表から触れれるところ、見た目の背骨)が一時的にほぼまっすぐになったから、といって、万事めでたし、という話ではない。 なぜなら、これも前回少し触れたが、背骨も、クライアントも生きて、常に変化してゆくからである。 まぁ、とらえ方によっては、生きている以上、万事めでたし、ではある、か。 側彎、というと、背骨が左右に、大袈裟に言えば、ヘビのように蛇行(文字通り…)する、ととらえられがちだが、主に背骨が起こしているのは「捻じれ」である。 軽度の場合、捻じれる故に、体表に表れている棘突起が蛇行して見えるのである。 しかし、酷くなるにつれ、捻じれの進行とともに、実際、背骨自体が左右に蛇行する。 ゴムをどんどん捻じってゆくと起こる現象を思い出していただくとわかりやすいのではなかろうか。 では、なぜ捻じれるのか、ということだ。 身体が捻じれる原因は、冷え、乾き、心痛、単純な外力…まぁ、いろいろある。 が、思春期突発性側弯症、と診断されるものについては、身体を我慢させている、窮屈に対する辛抱が多いのではないか、と今回の例から推測する。 思春期、という時期は、一生の内でも、圧縮されたエネルギーがおおいに分散される時季であり、これが分散されないと、具合が悪い。 おしっこを我慢する時、身をよじらせる(捻じれる)感じを想像するとわかりやすいか。 身体の要求を、窮屈に抑えられると、捻じれるのである。 身体の感性が失われておらず、エネルギー、欲求も大きい、加えて、それを抑えようとする理性の発達もあるほど、捻じれは強烈だ。 (→続く)☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ隔週水曜日18:30〜20:30@宇部市常盤ふれあいセンターお問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2025.01.25
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先週末は、家族で竹林の整備に赴いた。 先々週末に続いて、2回目。 いつも筍を掘らせていただいている、知人の竹林である。 長年、筍を掘らせていただいているが、整備を試みたのは初めてだった。 年々、荒れてゆく感が強まっていたから、妻がやる氣をだした。 私はそれにあてられて、というか、煽られて、というか、まぁ重い腰をあげたのだった。 何せ寒い時期なので、はじめはそうやる氣があるわけではなかったのだが。いざ竹林に入り、動き出すと、なかなか楽しくなってくるから不思議である。 倒れかけの竹を倒し、鋸で切り分けてまとめる。 すでに倒れたものも、やはり切り分けてまとめる。 倒れかけたものは、先端の方が引っかかって倒れきれないでいるから、根元を引っ張って、ひっかかりを解消すると、派手に倒れる。 整備、なのだが、ほとんどが破壊活動である。 畑仕事も少ないこの時期、エネルギーが余っていたとみえ、破壊が快い。 男児たちがついてきていたが、彼らは専ら近くの小川で魚をとっていたようだ。 帰り際に、まだ若い(青い)竹を切り倒し、持ち帰っていた。 それを使って、自宅で、弓を作ったり、竹トンボを作ったり、竹ひごを作ったり、創作活動に夢中になっていた。 長男は、竹ひごで、竹かごを編むチャレンジも。 好奇心から遊びを生み出す天才たち。素敵な彼らに、創造力溢れる人本来のひな型をみている。 同時に、それを損なわない教育の必要性も、いつの間にか損なってゆく大人たちのあり様と比較して、想わずにはいられない。 大人は、その能力をますます発達させてゆくことで、より素敵な社会を創ってゆけるはず、なのである。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ隔週水曜日18:30〜20:30@宇部市常盤ふれあいセンターお問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2025.01.29
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(前回に続く→)そういえば、病院の検査で、γGTP等検査値の異常から肝硬変を疑われ、更に白血球の増加から白血病まで疑われた方を少し前から看ている。 看る前から、その話は聞いていたが、実際お身体を看てみると、神経系の疲労、それに伴う腸の方の滞りが氣になったので、そちらを中心に触れてみた。 あとは、暮らしの状況を詳しく聴き、簡単な食事の指導。 その後の再検査で、数値は正常へと改善。 彼を紹介してくれた、彼のお母さまは、「病気って何だろう、本当にあるのだろうか」と驚いていた。 この変化は、職場の状況を改善するために、彼自身が行動を起こしたことが大きい、と私は看ている。 根本的な解決に、自発的な行動の改革は不可欠、と考えている。 その行動に至る元氣を少しでも後押しできたなら、仕事冥利に尽きる、というものだ。 この例で、お母さまが発した、「病気って何だろう、本当にあるのだろうか」という一言はたいへんに印象的であった。 覚醒的に発せられた一言、だ。 逆に言えば、多くの人は、病気を信仰しているのである。 現代医療の表していることを、ほとんど疑いもせずに、鵜呑みにして、だ。 ここが、先日記した「温暖化?」のブログとつながるところで。 自分の周りの現実(身体のことはまさに自分の現実だ)と、世間のいわゆる常識や知識を比較し、常識を疑うことができているか、否か。 先日記した「装具をつけなかったために側彎を進行させてゆく人が多いから」という説得?を療法士から受けて、装具をつけている、という例にしても。 もとになっているのは、「Aをしなければ、Bになる」という短絡的な思考である。 これは、親を経験されている方であれば、身に覚えのある方も多いだろう。 私もかつては、使うことがあった。 いや、今でも危うく使いそうになる。 「Aしなければ、Bになるよ!」と、子どもに浴びせる脅迫的な文句の数々。 逆に「Aすれば、Bになる」というものも、現代の売り文句には多い。 ~を食べれば痩せる、的な売り文句に、スーパーで~が売り切れる時代である。 更には、その手の儲け話に乗って詐欺にあってみたり、わけのわからんワクチンをこぞって接種したり。 程度の差はあれど。 なぜ、自分の目の前の現実を感じとって、考えることをせず、常識や知識を鵜呑みにして、流されてしまう人が多いのか。 (→続く) ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★治る力、即ち生きる力を活かし、育む整体処 明響庵(めいきょうあん)http://meikyoan.jimdo.com/https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/https://page.line.me/vtf9624a〒755-0151 宇部市西岐波4604-8営業時間 9~21時(予約制)、不定休ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 楽しく、自ら整う力を育む整体体操教室毎週火曜日10:30〜12:00@宇部市常盤ふれあいセンター 感覚を磨き、しなやかな身体を培う古武道エクササイズ隔週水曜日18:30〜20:30@宇部市常盤ふれあいセンターお問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
2025.02.11
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