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のんき１０６
２匹のダルメシアンと太っちょ三毛猫と暮らしています。
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2010.07.28
カテゴリ： シニア犬
レディさんの認知症、飼い主が考えていたよりも進行しているらしい。
一般的に犬の認知症の症状としては、
・後退できなくなる。クルクル回る。
・夜鳴き（理由なく、単調で高い声で鳴き続ける）
・排泄の失敗
・異常な食欲
・攻撃性
などを挙げられる。
この中で、レディさんにあてはまるのは、後退できないこと、と、排泄の失敗。食欲については若い頃から食欲旺盛だったからわからない（笑）
後退できないことについては、脊椎症で後肢の衰えが顕著だから下がれない、のかもしれない。排泄の失敗については、老化と共に括約筋が弛緩しがちなうえ、感覚が鈍化してしまっているのだろう、とも考えていた。
日曜の早朝3時頃、母はキャンプに持参する食料や飲み物を車に積み込んでいた。ヒメと綺羅は既に車に乗り込んでいて、開いている門扉からレディさんが出るのがチラリと見えた。両手が荷物で塞がっていたので、車に乗せてから、急いで公道を見てもレディさんの姿がない。たったの10秒くらいのことなのに！慌てて、周囲の住宅街の中を走りながら探す。なんと、レディさんは自宅から100メートルほども離れたところを、トットコトットコ歩いてた。いつものふらふら・ヨロヨロした足取りではない。しっかりと歩き、確信的に前に進んでいた。レディの肩の辺りを ポンッ と叩いて、「ちょっとレディさん、一人でどこ行くのよっ！」と言うと、ハッとしたような顔をし、私に付いて自宅まで戻ってきた。
「何を考えていたんだろう・・・ いや、何も考えていないのか？」などと、西湖に向かう道中に運転しながら思う。
そして、その日の夜、夕方から始まった雷雨は3時間ほども続き、雨の止んだ間に入浴施設へ。風呂から帰ってきて、クレートに都合4時間ほども入っていた犬達をトイレ出し。まず、レディさんを車から降ろし、ヒメと綺羅のバリケンの扉を開けるためにレディから離れた10秒、いや、5～6秒ほどの間に、またもやレディさんは一人でトットコ歩いてた。真っ暗なキャンプ場で足元もよく見えないのに、一直線に湖に向かって行く。慌てて後を追いつつも、「水際でオシッコしたいのかな。それとも喉が渇いてるのかしら」などとノンキなことを考えていた飼い主。レディさんは足元が水中に入っても、足取りを変えることなくそのまま沖に向かって進み続けた。呆然とする飼い主。だって、レディさん 泳ぐことなんか好きじゃないのに。自分が水中にいることすら、分かっていないようにも見える。名前を呼び続ける私に、がっちゃんママが驚いて来てくれた。「パパ、短パンなんでしょ。レディちゃん連れ戻しに水に入って！」がっちゃんパパに確保されるまでの間に、レディは岸から7メートルほども進んだろうか。もちろん、足がつかないところまで行っていて、時々、ゴフッ、と頭が沈む。でも、決して岸に戻ろうと振り返ることはせず、真っ暗な沖に向かって進もうとしていた。岸辺でライトを振る母やがっちゃんママの光も見えなかったのだろうか・・・
がっちゃんパパに抱かれて岸に着き、タオルで飼い主に身体を拭かれてからは飼い主の後を付いて歩いているのだけど、その足取りはふらふら、ヨロヨロのいつもの足取り。
何かが乗り移ったみたいに歩き方が変わる時、まったく耳も聞こえないし、周りも見えなくなってしまうようだ。
がっちゃんママが「やだ～、レディちゃん。入水自殺？」と冗談交じりに言ってたけど、傍から見たら、本当にそんな風に見えるような出来事だった。
帰宅後、この話を知人にしたところ、「完全な認知症状」と言われた。老人の認知症の症状の1つに徘徊がある。この徘徊、一見すると、「徘徊」には見えない足取りの老人が多いらしい。だから、他人が傍から見ると、「目的地に向かって、しっかりと歩いている老人」にしか見えない。「老人の徘徊」なんて言葉のイメージでは、目的もなくふらふらと歩いていて危なっかしいような印象だけどね。
で、今回のレディさん。まったくこの「認知症性徘徊」なんだそうだ。
そういえば、サークルに入れる際に以前は寂しがって5分ほど鳴いたりしたけれど、この1週間ほどはまったく鳴かない。休息をとり、起きたら「ココから出せ～！」と鳴く。サークルから出しても、私やヒメや綺羅が居る寝室には入ってこようとせず、階下に下りるべく、階段のところから離れない。自力では転がり落ちてしまうので抱いて庭に出してやると、それで気が済んでいるようだ。まさに自分の欲求のみに従っているかのような行動は 次から次へと思いいたる。
なるべく午前中は庭で過ごさせるべく、飼い主も草むしりなどをして庭にいる時などは、傍に寄ってきて甘えるそぶりもみせたりするのだけど・・・
レディさん どこまでイってしまうんだろうか・・・
一般的に犬の認知症の症状としては、
・後退できなくなる。クルクル回る。
・夜鳴き（理由なく、単調で高い声で鳴き続ける）
・排泄の失敗
・異常な食欲
・攻撃性
などを挙げられる。
この中で、レディさんにあてはまるのは、後退できないこと、と、排泄の失敗。食欲については若い頃から食欲旺盛だったからわからない（笑）
後退できないことについては、脊椎症で後肢の衰えが顕著だから下がれない、のかもしれない。排泄の失敗については、老化と共に括約筋が弛緩しがちなうえ、感覚が鈍化してしまっているのだろう、とも考えていた。
日曜の早朝3時頃、母はキャンプに持参する食料や飲み物を車に積み込んでいた。ヒメと綺羅は既に車に乗り込んでいて、開いている門扉からレディさんが出るのがチラリと見えた。両手が荷物で塞がっていたので、車に乗せてから、急いで公道を見てもレディさんの姿がない。たったの10秒くらいのことなのに！慌てて、周囲の住宅街の中を走りながら探す。なんと、レディさんは自宅から100メートルほども離れたところを、トットコトットコ歩いてた。いつものふらふら・ヨロヨロした足取りではない。しっかりと歩き、確信的に前に進んでいた。レディの肩の辺りを ポンッ と叩いて、「ちょっとレディさん、一人でどこ行くのよっ！」と言うと、ハッとしたような顔をし、私に付いて自宅まで戻ってきた。
「何を考えていたんだろう・・・ いや、何も考えていないのか？」などと、西湖に向かう道中に運転しながら思う。
そして、その日の夜、夕方から始まった雷雨は3時間ほども続き、雨の止んだ間に入浴施設へ。風呂から帰ってきて、クレートに都合4時間ほども入っていた犬達をトイレ出し。まず、レディさんを車から降ろし、ヒメと綺羅のバリケンの扉を開けるためにレディから離れた10秒、いや、5～6秒ほどの間に、またもやレディさんは一人でトットコ歩いてた。真っ暗なキャンプ場で足元もよく見えないのに、一直線に湖に向かって行く。慌てて後を追いつつも、「水際でオシッコしたいのかな。それとも喉が渇いてるのかしら」などとノンキなことを考えていた飼い主。レディさんは足元が水中に入っても、足取りを変えることなくそのまま沖に向かって進み続けた。呆然とする飼い主。だって、レディさん 泳ぐことなんか好きじゃないのに。自分が水中にいることすら、分かっていないようにも見える。名前を呼び続ける私に、がっちゃんママが驚いて来てくれた。「パパ、短パンなんでしょ。レディちゃん連れ戻しに水に入って！」がっちゃんパパに確保されるまでの間に、レディは岸から7メートルほども進んだろうか。もちろん、足がつかないところまで行っていて、時々、ゴフッ、と頭が沈む。でも、決して岸に戻ろうと振り返ることはせず、真っ暗な沖に向かって進もうとしていた。岸辺でライトを振る母やがっちゃんママの光も見えなかったのだろうか・・・
がっちゃんパパに抱かれて岸に着き、タオルで飼い主に身体を拭かれてからは飼い主の後を付いて歩いているのだけど、その足取りはふらふら、ヨロヨロのいつもの足取り。
何かが乗り移ったみたいに歩き方が変わる時、まったく耳も聞こえないし、周りも見えなくなってしまうようだ。
がっちゃんママが「やだ～、レディちゃん。入水自殺？」と冗談交じりに言ってたけど、傍から見たら、本当にそんな風に見えるような出来事だった。
帰宅後、この話を知人にしたところ、「完全な認知症状」と言われた。老人の認知症の症状の1つに徘徊がある。この徘徊、一見すると、「徘徊」には見えない足取りの老人が多いらしい。だから、他人が傍から見ると、「目的地に向かって、しっかりと歩いている老人」にしか見えない。「老人の徘徊」なんて言葉のイメージでは、目的もなくふらふらと歩いていて危なっかしいような印象だけどね。
で、今回のレディさん。まったくこの「認知症性徘徊」なんだそうだ。
そういえば、サークルに入れる際に以前は寂しがって5分ほど鳴いたりしたけれど、この1週間ほどはまったく鳴かない。休息をとり、起きたら「ココから出せ～！」と鳴く。サークルから出しても、私やヒメや綺羅が居る寝室には入ってこようとせず、階下に下りるべく、階段のところから離れない。自力では転がり落ちてしまうので抱いて庭に出してやると、それで気が済んでいるようだ。まさに自分の欲求のみに従っているかのような行動は 次から次へと思いいたる。
なるべく午前中は庭で過ごさせるべく、飼い主も草むしりなどをして庭にいる時などは、傍に寄ってきて甘えるそぶりもみせたりするのだけど・・・
レディさん どこまでイってしまうんだろうか・・・
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Happy 14th Birth Day! 2010.10.26 コメント(14)
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感謝 2010.08.13
お久しぶりです。
カヨ+モモウリ さん
ドキドキしながら読ませていただきました。
こんな風な症状を知るのは初めてだったので
びっくり、と不安が入り混じる、感情です。
ワタシがこんな気持ちになるってことは
のんきさんは、もっとだろうな･･･と。
でもステキなお友達が沢山いらっしゃって良かったですね！
それにしても大家族･･･３匹+２匹でのキャンプ
楽しそうですね！
ネコちゃんたちもキャンプに連れて行ってもらえるなんて
幸せそう！
やっぱり、私もネコ飼いたいな･･･
(2010.07.29 03:05:00)
こんな風な症状を知るのは初めてだったので
びっくり、と不安が入り混じる、感情です。
ワタシがこんな気持ちになるってことは
のんきさんは、もっとだろうな･･･と。
でもステキなお友達が沢山いらっしゃって良かったですね！
それにしても大家族･･･３匹+２匹でのキャンプ
楽しそうですね！
ネコちゃんたちもキャンプに連れて行ってもらえるなんて
幸せそう！
やっぱり、私もネコ飼いたいな･･･
(2010.07.29 03:05:00)
Re:お久しぶりです。(07/28)
のんき１０６
さん
＞＞カヨ+モモウリさん
お久しぶりです。
＞こんな風な症状を知るのは初めてだったので
＞びっくり、と不安が入り混じる、感情です。
その場ではかなりショックでした。
けど、現状が把握できるいい機会だったと思います。
日常の中ではそれほど、犬がフリーでいるということがありえないので「徘徊行為」に気付くことがないのでしょうね、きっと。
老犬の介護本 などよりは、人間の認知症の介護法などをネットなどで読む方が参考になる部分が多いです。
特に、認知症患者自身が感じるらしい不安などは老犬にとっても共通するように思う部分が多く、そうした感情に対してどのように介護者が接しているのか知ることは、気休めかもしれないけれど参考になります。
ニャンコ先生達の存在は今の私にはアリガタイです。
何しろ、「犬飼いの常識」が通用しない方々ですから（笑）、気持ちが和みます。特に今はレディさんのことで、不安定になりがちですので・・・
意外にニャン連れのアウトドアも楽しいですよ。ハーネスから脱走したりもしたけれど・・・
ただし、できれば仔猫から飼う事をお薦めしま~す。
(2010.07.29 11:37:27)
お久しぶりです。
＞こんな風な症状を知るのは初めてだったので
＞びっくり、と不安が入り混じる、感情です。
その場ではかなりショックでした。
けど、現状が把握できるいい機会だったと思います。
日常の中ではそれほど、犬がフリーでいるということがありえないので「徘徊行為」に気付くことがないのでしょうね、きっと。
老犬の介護本 などよりは、人間の認知症の介護法などをネットなどで読む方が参考になる部分が多いです。
特に、認知症患者自身が感じるらしい不安などは老犬にとっても共通するように思う部分が多く、そうした感情に対してどのように介護者が接しているのか知ることは、気休めかもしれないけれど参考になります。
ニャンコ先生達の存在は今の私にはアリガタイです。
何しろ、「犬飼いの常識」が通用しない方々ですから（笑）、気持ちが和みます。特に今はレディさんのことで、不安定になりがちですので・・・
意外にニャン連れのアウトドアも楽しいですよ。ハーネスから脱走したりもしたけれど・・・
ただし、できれば仔猫から飼う事をお薦めしま~す。
(2010.07.29 11:37:27)
Re:認知症の進行(07/28)
スズまま さん
前飼っていた日本犬の行動とよく似ています。
洋犬でも認知症になるのですね。
最後の方はどんなに扉（外飼いでした）を締めておいても開けて出て行こうとしました。そういうときはしっかりと力が出るんですね。私はうちの犬は象と同じように死に場所を探していたんだと思います。
この犬も次のゴールデンもそばにいたのに気がつかないうちに逝ってしまいました。スズだけはだっこしてさよならをしたいです。 (2010.07.30 19:55:15)
洋犬でも認知症になるのですね。
最後の方はどんなに扉（外飼いでした）を締めておいても開けて出て行こうとしました。そういうときはしっかりと力が出るんですね。私はうちの犬は象と同じように死に場所を探していたんだと思います。
この犬も次のゴールデンもそばにいたのに気がつかないうちに逝ってしまいました。スズだけはだっこしてさよならをしたいです。 (2010.07.30 19:55:15)
Re[1]:認知症の進行(07/28)
のんき１０６
さん
＞＞スズままさん
＞前飼っていた日本犬の行動とよく似ています。
そうなんですか・・・
身近な方の体験談を聞くと、なんだかホッとします。
私の気持ちのどこかに、レディがこうなったのは今までの接し方に問題があったからなんじゃないか・・・、と思ってしまう気持ちがあるのは否めないのです。
意欲的に何かをしようとする犬ではなかったのですが、意欲を引き出す努力を怠った、という思いが心の片隅に常にあります。
後期高齢者の年齢になった私の母は、「レディが可哀想だ」と言います。高齢の自分自身の将来がレディとかぶるのだそうです。犬は犬らしく、人は人らしく、生きられなくなったなら生きている方が酷だと。次の世界に送り出して欲しいと。
＞私はうちの犬は象と同じように死に場所を探していたんだと思います。
先日のレディの行動は すずママさんの言葉がもっとも的確に表しているのかもしれません。
愛されて生を全うした犬は、最期の「ありがとう」を伝えるために主人の帰宅を気力を振り絞って待つ、と聞きます。すずママさんが気がつかなくても、犬達は身近にすずママさんを感じて旅立ったのだと思います。
(2010.07.30 22:51:26)
＞前飼っていた日本犬の行動とよく似ています。
そうなんですか・・・
身近な方の体験談を聞くと、なんだかホッとします。
私の気持ちのどこかに、レディがこうなったのは今までの接し方に問題があったからなんじゃないか・・・、と思ってしまう気持ちがあるのは否めないのです。
意欲的に何かをしようとする犬ではなかったのですが、意欲を引き出す努力を怠った、という思いが心の片隅に常にあります。
後期高齢者の年齢になった私の母は、「レディが可哀想だ」と言います。高齢の自分自身の将来がレディとかぶるのだそうです。犬は犬らしく、人は人らしく、生きられなくなったなら生きている方が酷だと。次の世界に送り出して欲しいと。
＞私はうちの犬は象と同じように死に場所を探していたんだと思います。
先日のレディの行動は すずママさんの言葉がもっとも的確に表しているのかもしれません。
愛されて生を全うした犬は、最期の「ありがとう」を伝えるために主人の帰宅を気力を振り絞って待つ、と聞きます。すずママさんが気がつかなくても、犬達は身近にすずママさんを感じて旅立ったのだと思います。
(2010.07.30 22:51:26)
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