買書とつんどくの日々

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2008年11月21日
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莫言の 「赤い高粱」 を読みました。

今回読んだ岩波現代文庫版「赤い高粱」は、全5章からなる連作中篇小説「赤い高粱一族」の第1章と第2章にあたるもので、日中戦争下の中国を舞台に、1939年の抗日の模様とその15年ほど前の1923年頃の出来事が交互に描かれていきますが、やはり第2章まででは、途中で終わっている印象は避けられなかったのでした。

とりあえず、これでまた「酒国」に戻ってみようかと思っています。

ところで、この作品は、マジック・レアリズムの作品と解説などにも書かれていますが、翻訳の問題はあるにしても、どちらかというとイタリアのネオ・レアリズモに近しいような気がしました。たとえば、イタロ・カルヴィーノのデビュー作 「蜘蛛の巣の小道」 などを思い出していました。

こう書いていると、カルヴィーノの 「マルコ・ポーロの見えない都市」 と「 宿命の交わる城 」がつんだままになっているのが、とても気がかりになってくるのでした。





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Last updated  2008年11月21日 06時18分12秒コメント(0) | コメントを書く


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