買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2009年03月15日
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これは女だけの大事な秘密。といっても、どこまでも簡単な秘密やけどね。はじまりの小さな歴史と、あとは男が何かアホなことやってるらしいけど放っとこ――それだけ。


というわけで、万城目学さんの「 プリンセス・トヨトミ 」を読みました。

恥ずかしながら、僕はこの本を読みながら興奮してくるのを止めることが出来ませんでした。それは、小説の出来の良し悪しやものごとの善悪なんか軽々と乗り越えて、おじさんの中の「男の子」に直接訴えてくるものだと思います。
それでもって、見守ってくれている女性のみなさんには、つつしんで感謝を!

という気持ちなので、だからほかの事はどうでもええです。
といえばおしまいですが、松平の心理の動きがその頂点で転回するシーンは、この本のクライマックスだと思うのですが、その理由というのが、分かるには分かるものの、僕には納得できなかったことがちょっと残念でした。

また、この本には前2作に見られたようなスーパーナチュラルな要素の関与は影を潜めていますが、替わりに架空の国「大阪国」の制度が、登場人物の行動を支配しているように感じました。

そやけど、そんな事どうでもええねん。





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Last updated  2009年03月15日 07時39分37秒
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