買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2010年12月07日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
確かに、もしゴーレムに<生殖能力>や<性欲>などがあれば、それは違和感を与えるものになるだろう。ゴーレムが他の異性のゴーレムを探し回り、番になって子どもをつくるという絵はありえない。ゴーレムは魂をもたず、<他者>を必要とせず、孤独も感じない。それは愛を知らず、他のゴーレムへの気懸りなどを一切もたない。――これら一連の特性は、ゴーレムが<愚かな土くれ>だという根本の規定とフィットする。
(金森修さん「ゴーレムの生命論」P178)

というわけで、金森修さんの「ゴーレムの生命論」を読みました。

金森さんといえば、フランス系の科学哲学の専門家として高名なかたですが、この本に限って言うならば、金森さんのカバラのお勉強を披露していただいた、という感じです。

また、科学との関係性からすれば、むしろ、「フランケンシュタイン」の怪物であれば、うすらぼんやりとながら分かるのですが、なんで「ゴーレム」なのか、僕には、最後までつかむことがむつかしかったのでした。
金森さんの、「ゴーレム」も「ゴーレム的」なものも、かなたにかすんでしまった感じで、ほんとに、申し訳ないような気がします。

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Last updated  2010年12月07日 08時21分41秒
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