買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2012年02月16日
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彼女たちは、きれいごとではなく、個性を全開にし、必死に人生を歩んだ。論理的な計算をもって巧妙に立ち回るというよりも、己の感性と衝動に従い、なりふりかまわずに生きた。その本気の迫力は周囲を圧倒し、伝説を残した。わがままで、ひと癖あり、お騒がせ、しかし、強く、誇り高く、愛すべき女たちであった。
(山下聖美さん「女脳文学特講」P4)



登場する女性たちひとりひとりを深く追求したというものではなく、基礎知識の整理、といった感はありますが、今まで名は知っていても、知らなかった「女性の先駆者」たちのことが興味深かったです。
また、同時代に生きておられますから、当然といえば当然なのですが、それぞれが、いろんな場面で関係しあっているところが、面白かったです。

しっかし、「平塚らいてう」、「伊藤野枝」の両氏は、すごいですね、驚きますね。
しかも、一方は、しぶとく戦後も生き延びて、お婆ちゃんになって天寿をまっとうし、一方は、大杉栄とともに26歳で虐殺される、という対極にあるような人生を生きます。
ほんとに、不思議な感覚に打たれました。

ただ、際立ったこのお二人は、タイトルとなっている「文学」ちゃうんとちゃうやろか。

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Last updated  2012年02月16日 08時06分39秒
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