買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2013年12月14日
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「この映画は」

「二見さんが喜ぶように作った、二見さんの映画です。私からの、プレゼントです」
それはまるで。
「これを見て」
映画の音声のようだった。
「忘れてください」

(野崎まどさん「「映」アムリタ」P229)



森博嗣さんの、「すべてがFになる」を読んだときのように、不思議な感覚がありましたが、「愛」について考えさせられるお話でもあります。

最後、「な~んもかんも忘れる」タイプのオープン・エンディングになっていて、これがきっと「2」へと繋がっていくんでしょう。
とはいえ、この本だけでも、とても面白いと思いました。

しかし、天才最原最早の作った「もの」は、最早、「映画」ではない。
念のため。

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Last updated  2013年12月14日 08時00分44秒
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