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2005年03月22日
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カテゴリ: 旅(国内、国外)
 ちょっと、固めの話題が続いたので、


 昨年2月。ルワンダに行くことを計画した
時に、出てきたルートは2箇所でした。ケニア
経由と南アフリカ経由。多くの人はルワンダの
ビザの件(日本では大使館がないので取れない)
があるので、比較的楽なケニアのナイロビ経由
を薦めてくれましたが、私は南アフリカのヨハネス
ブルグ経由を選びました。


ないのに、最南西端の喜望峰を見ずに帰る手も
ない、と思ったわけです。

 いや、本当に夢を見てましたね。中学生の頃、
ラルフ・ネルソン監督の「ケープタウン」という
映画が見たくて見たくて。誰の映画評を読んでも、
どうしょうもない作品ってのが分ってながら。その
後も、日本人のボクシングの世界タイトル戦が政府
の勧告もあって(アパルトヘイトを引いていたので、
渡航が許可されなかった)中止になったり、と
遠い国、憧れの国、として南アフリカはありました。

 喜望峰を回り、大西洋からインド洋へ漕ぎ出し、

遠洋への長い船での航路はただ退屈なだけで、
ガマの頃や、コンラッドの小説に出てくるような
異国情緒ってものはない、と知ってはいます。
それでも、日常からの脱出を夢見る、僕のような
平凡な会社勤めの人間にとって、アフリカの端と

とかいうと「永遠の自由」とかいう、ただ言葉だけ
で内実のないセリフまで頭の中に湧き出してきて
しまう始末でした。

 要は、ルワンダで虐殺がらみの取材を予定して
ましたから、その前に、これまで行きたい、と思い
そこへ行くことに日常脱出の「希望」さえ見出して
いた「喜望峰」を訪れて満願成就で、悲惨な地域に
入ろう、と考えた訳で。

 で、結果からいうと、見事に裏切られました。
何を期待してたのだろう、僕は。喜望峰も、近くの
ケープポイント(眺めはこちらがベスト)も。実は、
失望させられました。曇り空、という天気の問題も
あったでしょう。でも、そこに見えるものは、自然の
風景しかない、という当たり前のことが判ってなかった。
別名の「嵐の岬」、ってほどじゃなかったですが、
水平線を見るのがやっと。雲は出て、海はねずみ色。
「永遠の自由」を約束するどこまでも青い海が…、
ってことは全くなかったわけで。

 あげく、「喜望峰」の看板は、欧米人のただの
観光スポットで、かつ、これがちんけなんだよなあ。

 勝手に喜望峰に希望を見出していた、地に足が
ついていない中年サラリーマンの姿。喜望峰を
前にした僕の姿はまさにそれ。まあ、おかげで、
ルワンダに入ってからは、地に足が何とか着くよう
浮かれたことは考えず取材にまい進(一部嘘あり)
しましたが。

 (下)チンケな看板に群がる欧米人。全く、
何もない場所に「CAPE OF GOOD HOPE」
はあった。本当に、何を僕は期待していたのだろうか?
いまだに、分らない。





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最終更新日  2005年03月23日 00時57分08秒
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