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2005年06月01日
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カテゴリ: 日常(日々の泡)
 午前4時15分。

 いや、パソコンが水につかったのが
 すべて。修理なんて出来っこないけど、
 やれるだけやってみて…。

 で、あきらめて別のPCで。予備の
 新しいけど、全く使い慣れてない
 もので。贅沢や、言わんといて下さい。
 昨年、アフリカへ自費取材旅行へ行った際、

 考えて購入してたものなので。
 不肖もイラクで故障してエラい目に
 会ってたみたいやけど、同じや。
 備えだけして。

 で、今日の本題。
 今年2千本安打を達成して「兵庫県スポーツ優秀
 選手特別賞」を授与されたヤクルトの古田選手の
 取材に行ったわけです。
 野茂投手の日米2百勝は、ホテルに着いた時点で、
 この日はなくなってたので純粋に古田選手の取材
 に切り替えて。


 ところで。
 故郷=ふるさと、について。

 『兵庫県は生まれた場所でもありますし、今に至る人格形成も
  ここで成されたと思ってます。両親も(川西市)住んでますので。
  僕は東京ですが、ふるさとは兵庫だと思ってます』


 もので。ただし、兵庫県下というだけで場所は全く違い
 ますが。

 神戸に生まれて、高砂に15年ぐらい住んで、その後が
 明石。就職してすぐが西宮。広島、東京に何年か就職
 してからいましたが、結局、神戸に戻ってます。
 故郷は兵庫ってのは、絶対言えますし、これまで書いた
 小説の舞台もほとんどが神戸。「めっちゃピンぼけ」も、
 現在進行形で進んでいる部分は、神戸と明石、淡路という
 狭い範囲の話になってますからね。

 自分のアイデンティティってやつ。きちんとないとやはり、
 不安になるんじゃないか。たとえば、ボクシング
 の徳山君が北朝鮮にこだわるのも、いい悪いは別にして
 、どこから来たのか?、をきちんとさせておかないと
 自分の存在が揺らぐからじゃないか、と思うのです。
 古田選手の言ってるのもそう。僕が神戸近辺にこだわった
 小説ばかり書いてしまうのもきっとそうで。

 それだけに古田選手が「兵庫のこんな良い賞をいただいて」
 と言ってたのは社交辞令だけでない気が僕はします。その夜
 の試合で、不振だった彼が3安打したのも偶然ではないのでは?
 故郷=ふるさと、っていうのはある、なし、そしてそこで、
 自分の存在を認められる、認められない、で、心理的にかなり
 の差が出るんじゃないか?

 なんでこれを書くか、というと、僕は神戸の新聞社に就職しながら
 不義理(これは本当に不義理でした)して辞めて、東京に本社を持つ
 別の会社に移りました。15年以上前のことですが。

  もし、不義理をしてなければ、会社にとどまっていれば、
 もっと強引にお願いしたに違いない協力(だって、兵庫県を舞台に
 した世界を相手に描く小説ってそうはないに違いない。出来は別にして)
 を、頼むことが難しい。故郷にいながら、故郷を一度、捨てたような
 感覚がどこか心の中にあるためです。

  本当は、泣いてでも頼みたい。4月14日に地元の新聞に取材を受け
 たのは確かなんだから。それがまだ掲載に至らず、で。
  故郷に錦を飾ることまではいかないかもしれないけど、
 地元の新聞に自分のことが掲載されることで、なんとなく免罪符を
 頂けたような気になるだろう、と想像したのは確かで。
  "オレは決して、故郷を捨てたんじゃない”という思いと、故郷の
 ために何か出来たのかもしれないという達成感。

  この土地に再度、受け入れられたという感覚。
 今、本当に欲しいのは、その感覚なんじゃないか?単純
 に地元の新聞に自分が取り上げられるっていうのが、 
 それに当たるって考えてしまうところが了見は狭いの
 ですが。だって、本当に、どこかの文学賞でも取れば、
 勝手に受け入れてもらえるに違いないのだから。

  キセル乗車じゃあ、乗ったことにならない、って
 感じですね。没になった、って連絡もないので、気長に
 載る可能性を信じて待ちます。神戸に、兵庫県に受け入れ
 られないと、行き場がない、って感じ、確かにある。

 古田選手の快挙と比べたら、とんでもないことになるし、
 神戸ナンバーのベンツに乗る不肖・宮嶋氏のやってきた
 ことと比較することさえ失礼な、ちっぽけな私のやった
 こと。それでも、お膝元でくらい、“ようやってるな”
 と言って欲しい、と心の中で思っていた、ということ
 でしょう。

 まあ、単に甘えですけどね。
 甘えても許してくれるのが故郷っていう、
 信じられん大甘の考え方をしてたのかも
 しれません。

 あ、あ。朝が明けてもた。
 徹夜やないか。
 夜中に日記を書くと湿っぽくなるのは、
 昔からで。
 要、注意!
 かっこ悪くなったら、今日の日記は削除しますね。


 (下)井戸兵庫県知事から表彰状を受ける古田選手。
  ここで使わな、永久に没の写真や。ひとつの分野で
  一流になる。言葉では簡単やけど難しい。オレなんか、
  高校時代の体育祭で百メートル2等賞になった時の
  しか人様に、表彰ってされたこともない。まあ、
  本当の意味での凡人としてここまで生きてきたって
  証明かなあ。それも気楽で、実は気に入ってるんですけどね。





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最終更新日  2005年06月02日 05時21分05秒
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