PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

kinagi

kinagi

コメント新着

kinagi @ 失礼してました。 NYのゆーみんさん、jetsetgirlさん 、J&…
J&M@ pace yourself! こんばんは。私も見ましたよ、昨日の試合…

バックナンバー

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月
2005年06月28日
XML
 28日の午前10時半。

 日記、書くと予告して 
 これだから。

 最初に。
 「めっちゃピンぼけ」、
 どうしても大手マスコミの書評とかに
 上げてもらえない(今考えると、中日新聞の英断
 はすごい。全く無名の、どこの馬の骨とか、を

 のも、あります。
 認知度の問題で。
 この本が、この世に存在するっていうのを
 なかなか知ってもらえないからねえ。

 また、日を改めてアップしますが、明石ケーブル
 テレビジョンさんの紹介(本のプレゼントもあるが)
 とか、アマゾンや楽天ブックスでレビューを書き込んで
 下さっている方(昨日確認したらどちらも女性で、
 一人ずつ。褒めすぎのキラいはあるけど)。
 ありがたいことは多くて。
 マスメが期待出来ない以上、こういうミニコミや


 ただ、僕もマスコミの人。話題になれば、
 嫌でも飛びつくのがこの業界です。
 本当に、フリーページに紹介してる感想の
 ような出来だとしたら、どこかで
 日の目を見る可能性を信じますね。

 節穴じゃないでしょう。あくまで、読者の
 方が送って来て下さってる感想に見合うレベルの
 小説だと、プロの読み手の方が判断すれば、
 ですが。

 前置きが長くなりましたが、前日の日記の予告どおり
 で僕の本と同じ5月に出たマイケル・ルイスの「コーチ」
 (中山宥訳、ランダムハウス講談社、税抜き1200円)
 の話を。昨年「マネー・ボール」で僕を含む
 野球に携わっている色んな方を唸らせた作家の新作。

 この著者。僕は年令を知りませんでした。
 「マネー・ボール」には書かれてないし、僕より
 少し上ぐらいの人かと思った。
 違いましたね。たぶん、同じ。違っても、半年
 ぐらい向こうの方が若い程度。

 1976年に15歳だった記述が「コーチ」には
 あって。“同じやんけ”と、ほんまに思ったよ。
 で、題名通りで、コーチの話。著者が野球をやって
 た頃の、鬼コーチの話で、その教え方、方針が
 今の自分等にとってどう生きてきたか、って話。

 あ、っと思ったね。
 「めっちゃピンぼけ」の幾つかあるテーマというか、
 挿話の中の一つと見事にリンクするのは、読んだ方
 なら分るとおり。出典がはっきりしている非商業の
 ものには部分的な抜書きOKだったと記憶があるので、
 少し抜書きもします。

 冒頭。
 「十二歳のころは、地球の裏側で戦争が起こっている
 なんて、考えもしなかった。」
 ここからして“そうなんだ”って感じで。ただ、
 マイケル・ルイスはアメリカ人だから、十二歳の頃
 ってベトナム戦争終結の頃にあたるはずで、僕とは
 少し意味合いは違うけど。

 軍人よろしく、スパルタ(古い表現ですが)猛烈
 コーチの思い出。ともかく、人が向上するためには
 どうすればいいか、をルイスはこのコーチ=フィッツ
 に教えられた訳で。このコーチの厳しさ、規律のこと
 を書くのに、戦争のことから始めるのはうまい。
 軍隊教育の精神論に近いものが書かれてる可能性
 がある、っていうのは予想出来るから。
 で、大抵の読み手は“うんざりだな。でも、なんで
 書くんだろう?”って思って逆説的に読んでいって
 しまう。と、僕は思う。

 で、結論から言えば、いい恩師に当たれば、自分の
 可能性を信じて生きていける自信を得られるかも、
 って話なんですが。
 ルイスがフィッツから学んでいた頃。
 僕には、その同じような存在として
 白陵高校の学園長と、子分とも
 いうべき柔道部顧問がいたけど、
 ルイスのフィッツとの大きな差は…。

 ルイスは同窓生でNFLのスタープレーヤーと
 なったマニングと言う選手のコメントを引いて
 書いている。
 「フィッツは、ほんとうの意味で情熱あふれるコーチ
 です。それでいて、体罰なんかぜんぜん使いません」
 (44ページから抜粋)

 これでょうね。
 決定的です。自分がやるべき対象としっかり向かい合って
 戦え、っていう教えは当たり前といえば当たり前だし、
 それを伝えるのに、フィッツというコーチは言葉、動作、
 その他、自分の生活まで犠牲にして子供と向き合っている。
 その時、簡単に手を出したら、おしまいだ、と僕は思う
 のです。手を使わず、自分の存在で子供に大切なことを
 伝える。

 過去の母校の教師を僕がどうしても良く思えないのは、
 簡単に手を使っていたからです。サッカーと同じ。手を
 使うのは反則みたいなもので。逆らう権利のない奴、殴って
 も仕方なかっただろうに。
 不肖は学園長のことを本当に尊敬している部分があるよう
 でしたが、僕はどうか?
 あの教育を受けてないと「めっちゃピンぼけ」も書かなか
 っただろうから、その意味では感謝してます。
 間違いなく。

 ただ、未だに、何か失敗した時、誰かに“殴られるんじゃ
 ないか”と脅えるところがあるのも事実で。私の両親は、
 手を使う人たちではなかったので、これはもう母校の教育
 のたまもの以外のなにものでもない、と思ってます。

 ルイスのめぐり合った“人生の師”であるフィッツ。
 同じ世代で、同じように厳しい師にめぐり合っていた
 にも係わらず、私の考えていることはルイスとはどう
 しても質が違ってしまう。

 正誤はない、と思います。
 母校がなければ、今の私もいず、こうやってブログを
 作る元になった小説「めっちゃピンぼけ」もなく、おそらく
 僕だけでなく不肖・宮嶋も全く違った人生を歩んだはず。
 だから、感謝の気持ちはあるのです。
 にも、かかわらず…。

 「コーチ」のことをどうしても書きたかった、と
 編集者にルイスは言ったと記されてます。同じように、
 どうしても書きたいから「めっちゃピンぼけ」を
 僕は書きました。

 ただ、同じ年代でありながら、意識のこの違い。
 かたや世界のベストセラー作家。かたや日本の田舎の
 バッタ作家。単にその差が出ただけかも。
 人間の器の差ってやつなのかなあ。

(下)マイケル・ルイスの前作「マネー・ボール」。昨年3月、
 ルワンダから帰ってすぐ本屋で見かけて購入。ビリー・ビーン
 (アスレチックスGM、今はどうなのかな?)は実際に会ったこ
 ともあったので、興味が湧いて。同年4月に巨人が最下位、
 広島がトップの時期があってその時に、年俸とかの比較で
 この本の内容を枕言葉にして原稿を書いたっけ。上司の誰か
 さん、こういうのも先見の明って言うんじゃないの?
 球界再編の波が来るのはその2ヶ月後だからね。

 カス、ボケ、ということに社内ではされてる私の記者能力
 だけど、まだ完全に捨てたもんじゃない、とも思うわけですよ。
 こういうのがあると。そうでも思わんとやってられん、
 ほんまに。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年06月28日 11時07分24秒
[読書(コミックと本、両方を含む)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: