こうこの手紙

こうこの手紙

2025年11月30日
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「とうちゃん、烏天狗に御礼にいこうよ」

「ふむ。拙者もそう思うのである。

お祓いをしてもらったのであるが、悪いものだとも思えないのである」

「烏天狗がついてきてくれるなんてイカしているぜ」

「ふむ。ハンサム団も烏天狗団にしようかね?」



土曜日に日向薬師にでかけたハンサム団は

日曜日を避けて月曜日に汽車に乗って高尾山にやってくるのでした



「とうちゃん、ちゃんと御礼をしよう」

「ふむ。仲良くしてもらえると嬉しいのである」



「球磨之介、これは何かの団体であるか?」

「なんだか様子が変だぞ」



なんと平日なのに大行列なのでした……

「とうちゃん、ケーブルカー40分、リフト50分だぞ」

「人込みは嫌なのである。リフトにするのである」



全然先に進まないのでした。

「とうちゃん、知っている真言を全部唱えろよ」

「ふむ。やっぱり不動明王からかね」

いろいろな真言を小さな声で唱えながら順番を待つのでした



見上げると紅葉なのでした。

不動明王、愛染明王、胎蔵界大日如来、薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来、

五知如来各種、光明真言、千手観音、十一面観音、聖観音、勢至、文殊、普賢、

馬頭観音、如意輪、弥勒、地蔵、虚空蔵、准テイ(変換できない…)

「とうちゃん、昨日授かった白衣観音様の真言も唱えろよ」

おん しべいてい しべいてい はんだら ばしに そわか

毘沙門天、摩利支天、大黒天、恵比寿天、吉祥天、弁財天、

ダキニ天、迦楼羅天、歓喜天、八大竜王真言、蔵王真言他

唱えながら待つのでした



「とうちゃん、もう少しだぞ」

「ふむ。40分くらいで済みそうだね」

「真言もいっぱい唱えられたからよかったじゃないか」



「とうちゃん、飯縄権現だぞ」

「ふむ、不動明王と弁財天とダキニ天と迦楼羅天と歓喜天だぞうだぞ」

「それじゃ、その真言を繰り返しながらいこう」



「他の真言も唱えよう」

いろいろ唱えて登っていくのでした



終点が見えてくるのでした



ハンサム団はお薬師さんと弁財天を目指すのでした



「なんだかすごく混んでいるのである」

「なんだか正月あとに近い混み方だな」



「とうちゃん、役業者だぞ」

おん ぎゃくぎゃく えんのう うばそく あらんきゃ そわか



進むのでした



「とうちゃん、飯縄権現だぞ」

「ふむ。南無飯縄大権現……」



「とうちゃん、男坂と女坂とあるぞ」

「ふむ。大山にもあったのである」

階段を選ぶのでした



「とうちゃん、今日はここに寄っていこう」

「ふむ、こないだはとばしたのである」



階段を登っていくのでした



外人さんが多くてゆっくりできないのでした



こちらは飯縄権現だったと思います



お参りをするのでした



お参りをするのでした



いっぱいお参りをするところがあるのでした



ハンサム団は参道に戻ってお薬師さんを目指すのでした



とにかくお参りをするのでした



御神木には、再拝、二拍手、一礼でお参りをするのでした



「とうちゃん、門がみえてきたぞ」

「ふむ、人が多いのである」



お浄めをするのでした



大天狗と烏天狗に御礼をいうのでした



「とうちゃん、今日のために覚えてきた八大竜王真言だぞ」

「ふむ。おんめいぎゃしゃにえいそわか なのである」



こっちが八大竜王だったかな?……



「球磨之介、お守りは買わないことにしているのであるが、

烏天狗のお守りがあるから買おうかな?」

「賛成だとうちゃん、応援してくれているんだから

敬意をもってお守りを買おう」



天狗の門が見えてくるのでした



混んでいるので薬師如来真言三回でお参りをするのでした



「とうちゃん、こういう人がいつもいたら楽しそうだな」

「ふむ、悪い感じはしないのである」



「とうちゃん、烏天狗は大きさがいろいろだぞうだぞ」

「ふむ、蝶のサイズから大きいのまであると書いてあるのである」

「とうちゃんの体の悪いところについていたんだろ」

「ふむ、そうらしいのである」

「きっと怪我が治るよ」



こっちらは愛染明王だったかな?

この間今度来る時までに真言を覚えておく約束をしたのでした

おん まーからぎゃ ばーぞろしゅーにーしゃ

ばざら さとば じゃく うーんばんこく

なのでした



こちらで聖天真言と十一面観音真言を唱えたと思います



「とうちゃん、こないだ発見できなかった弁財天を目指そう」

「ふむ。お守り売りの人によく聞いてきたのである」



「標識が出ているぞ」



「こんなところを通っていくのであるな」

「これじゃ、知らなきゃわからないよな」



無事到着するのでした



弁財天真言を唱えるのでした



「とうちゃん、このトンネルみたいなところに

弁財天様はいるらしいぞ」

「拙者は入れるかね?」

「入れ!」



写真を撮ってみたのですが狭くてなんだかわからないのでした

小さくなって入ってお参りをするのでした



改めてお参りを再開するのでした



どこも階段は急なのでした



長い階段を登っても雪国にはならないと思うのでした



「とうちゃん、あと十年後も登れるかな」

「きっとこの世にいないと思うのである」



お参りをするのでした



お参りをするのでした



稲荷祝詞の略詞をそーっと唱えるのでした



なんだか好意的なお地蔵さんなのでした



飯縄大権現に御礼を云うのでした



この日のために覚えてきた

おん ばいせいぜい ばいせいぜい

ばい せいじゃ さんぼり ぎゃてい そわか

を唱えるのでした

他にもいろいろ祝詞や真言を唱えてお参りを終えるのでした



山の階段は急なのでした



杖の人は大変だと思うのでした



御礼をいいながら下っていくのでした



それにしても人がいっぱいなのでした



山は気分がいいのでした



ひっぱりだこという縁起物らしいです



「とうちゃん、すごい人でお団子が売り切れだぞ」

「ふむ。お団子40分待ちと書いてあるのである」

綺麗な景色で空腹を満たすのでした



「とうちゃん、帰りは50分だそうだぞ」

「ふむ。帰りも混んでいるのは珍しいね」

仕方がないので真言を唱えながら待つのでした



全然進まないのでした。

「とうちゃん、今度から歩いて登って下ろうか?」

「ふむ。片道40分から50分くらいだからね」

「そんなに登りにくい山じゃないよな」

「ふむ、今度から歩いて登る覚悟をしてこようではないか」



待ち時間で遅くなり、陽が暮れていく山を下りていくのでした



帰りも真言を唱えながら下りていくのでした



やっと人込みと待ち時間から解放されるのでした



小さな子も下っているのでした



麓にたどり着くのでした



駅から渋谷を目指して帰路をとるハンサム団なのでした



付録

こないだ日向薬師に行ったときに撮った写真に写っているのは

都会では珍しい 山羊 なのでした

「昔はうちにもいたんだけれどな」

「とうちゃんは山羊の乳が大嫌いじゃないか」

「すごく臭いのである、今だったら飲めるかもしれないのである」

もうおばあちゃんもやぎもいないのでした……







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最終更新日  2025年11月30日 13時24分52秒
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