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2005.08.28
テーマ： 山登りは楽しい(12269)
カテゴリ： 山は…、いいな～♪
「もう、５０分くらい経っていますよね」
そうなんだ。そろそろアスファルトの道路が出てきてもいい頃なのに、出てこない。自分でもすこしおかしいなと思い始めた時だった。
前日、Ｈさんから事務所に電話があって「もし良かったら、蓼科山に行きませんか？」と誘われて、朝７時に松本駅で待ち合わせた。そして、そこからＨさんの車で美ヶ原、霧ヶ峰、車山高原を横に見て蓼科山七合目に駐車。さすがに百名山。駐車場にはたくさんの車が停まっていて、前では家族連れが歩いている。すこし歩くと団体をのせたバスが到着した。
そこから蓼科山までほぼ標準のコースタイム通りに歩き、山頂には１０時３９分に到着。ガスに覆われて視界は悪かったが、風にガスが飛ばされ、ときおり見える八ヶ岳、仙丈ヶ岳、槍ヶ岳、浅間山に登山客は歓声を上げた。
１１時半、山をくだり始めた。蓼科荘には１１時５８分に到着。ここから来た道を下れば１時間で登山口につく。しかし、来た道は登山者が多かったので、コースを変更することにした。前掛山まで足を伸ばし、蓼科スカイラインとの交差地点までは５０分、そこからスカイライン沿いに３０分歩けば登山口に到着する。ガイドブックにも出ている迂回コースだ。
前掛山への迂回コースは誰にも出会わなかった。最初は稜線づたいの軽快な道。トウヒだろうかシマ枯れ模様がみえる。すこし歩いたところで分岐点に到着。右は大河原峠（これは地図通り）左の地名は失念したが、これは地図には載ってない地名だった。しかし、左に行くしかスカイラインにはたどり着けないので左に道をとった。
少し歩くとさっきまでとはうってかわってコースが悪い。木や草が道路を覆っている。いかにも人が入ってない気配。ところどころで白や緑、赤紫のキノコが顔を出す。カラマツがおいしげっていて光が当たらずに、ここそこで枯れている。
カミナリを受けて、途中から折れた木。その脇からの萌芽が大きく育っている。上空にはかすかに光がみえるけど、森の中はくらい。もう何年も人の手が入ってないのだろう。
どうもおかしいな？と思っていた矢先に、先のＨさんの話があった。ナビゲーターはワタシ。あまり動揺を見せることも出来ない。
時間は午後１時、２人はけっこうとばして歩いてきたつもりだったが、すでにコースタイムは経過している。「赤いテープは巻いてあるし、大丈夫でしょう」と先を促す。
しばらく歩いたところにある高台で標識が出ていた。おもわず、これではっきりすると思ったが、標識には「望月少年自然の家」の文字。えっ？と思って地図を開くと、自然の家は遙か彼方。しかも途中でスカイラインを横切るはずだ。
そのままうっそうとした道を歩くと下に道路が見える。良かったやっとスカイラインにたどり着いた。そしてその道路をしばらく歩き、無事に七合目に到着した。
「あの地図のコースタイムがおかしかったですね？」とその時は話し合った。いまこの記録を書いていて、その点に気が付いた。蓼科荘からスカイラインとの交差地点まで５０分だと思いこんでいたけど、蓼科荘から前掛山分岐までが１０分、そこからスカイラインまでが５０分だった。だから標準コースタイムは６０分。そこを私たちは７２分かけて歩いたことになる。
１０分を見過ごしたことと自分たちは標準よりたぶん早いだろうという思いこみが不安を生んだ。地図は正確に読もう。思いこみは無くそうという教訓でした。
七合目登山口9:00→天狗の露地9:36→蓼科荘10:05→10:39蓼科山頂11:36→蓼科荘11:58→スカイライン分岐13:10→13:31七合目登山口
そうなんだ。そろそろアスファルトの道路が出てきてもいい頃なのに、出てこない。自分でもすこしおかしいなと思い始めた時だった。
前日、Ｈさんから事務所に電話があって「もし良かったら、蓼科山に行きませんか？」と誘われて、朝７時に松本駅で待ち合わせた。そして、そこからＨさんの車で美ヶ原、霧ヶ峰、車山高原を横に見て蓼科山七合目に駐車。さすがに百名山。駐車場にはたくさんの車が停まっていて、前では家族連れが歩いている。すこし歩くと団体をのせたバスが到着した。
そこから蓼科山までほぼ標準のコースタイム通りに歩き、山頂には１０時３９分に到着。ガスに覆われて視界は悪かったが、風にガスが飛ばされ、ときおり見える八ヶ岳、仙丈ヶ岳、槍ヶ岳、浅間山に登山客は歓声を上げた。
１１時半、山をくだり始めた。蓼科荘には１１時５８分に到着。ここから来た道を下れば１時間で登山口につく。しかし、来た道は登山者が多かったので、コースを変更することにした。前掛山まで足を伸ばし、蓼科スカイラインとの交差地点までは５０分、そこからスカイライン沿いに３０分歩けば登山口に到着する。ガイドブックにも出ている迂回コースだ。
前掛山への迂回コースは誰にも出会わなかった。最初は稜線づたいの軽快な道。トウヒだろうかシマ枯れ模様がみえる。すこし歩いたところで分岐点に到着。右は大河原峠（これは地図通り）左の地名は失念したが、これは地図には載ってない地名だった。しかし、左に行くしかスカイラインにはたどり着けないので左に道をとった。
少し歩くとさっきまでとはうってかわってコースが悪い。木や草が道路を覆っている。いかにも人が入ってない気配。ところどころで白や緑、赤紫のキノコが顔を出す。カラマツがおいしげっていて光が当たらずに、ここそこで枯れている。
カミナリを受けて、途中から折れた木。その脇からの萌芽が大きく育っている。上空にはかすかに光がみえるけど、森の中はくらい。もう何年も人の手が入ってないのだろう。
どうもおかしいな？と思っていた矢先に、先のＨさんの話があった。ナビゲーターはワタシ。あまり動揺を見せることも出来ない。
時間は午後１時、２人はけっこうとばして歩いてきたつもりだったが、すでにコースタイムは経過している。「赤いテープは巻いてあるし、大丈夫でしょう」と先を促す。
しばらく歩いたところにある高台で標識が出ていた。おもわず、これではっきりすると思ったが、標識には「望月少年自然の家」の文字。えっ？と思って地図を開くと、自然の家は遙か彼方。しかも途中でスカイラインを横切るはずだ。
そのままうっそうとした道を歩くと下に道路が見える。良かったやっとスカイラインにたどり着いた。そしてその道路をしばらく歩き、無事に七合目に到着した。
「あの地図のコースタイムがおかしかったですね？」とその時は話し合った。いまこの記録を書いていて、その点に気が付いた。蓼科荘からスカイラインとの交差地点まで５０分だと思いこんでいたけど、蓼科荘から前掛山分岐までが１０分、そこからスカイラインまでが５０分だった。だから標準コースタイムは６０分。そこを私たちは７２分かけて歩いたことになる。
１０分を見過ごしたことと自分たちは標準よりたぶん早いだろうという思いこみが不安を生んだ。地図は正確に読もう。思いこみは無くそうという教訓でした。
七合目登山口9:00→天狗の露地9:36→蓼科荘10:05→10:39蓼科山頂11:36→蓼科荘11:58→スカイライン分岐13:10→13:31七合目登山口
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