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2004年06月05日
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カテゴリ: Essay
 ずっとお天気が続いているので、その花の存在をすっかり忘れていたけれど、本屋の入り口へ続く階段脇に、紫陽花の植え込みがあることに気づいた。青々と茂った緑の葉の中に、濃い紫の手毬のような塊を数個見つけたからである。
 ああ、今年もまた紫陽花の季節がやってきたのだ、と妙に感動して、わたしは足を止めた。

 紫陽花には様々な思い出がある。
 中でも一番強烈なのが、信じて止まなかった夫との信頼が壊れてしまった日の朝、そぼふる雨に打たれていた庭の紫陽花だった。その時の光景が脳裏よぎり、少し寂しい気持ちになった。
 二年前に家は処分したので、庭も紫陽花もすでに形はなかったけれど、わたしの脳裏には目の前の紫陽花と同じ色の花が、今も鮮やかに刻まれていた。

 この年は何もかもが特別だった。
 涙でかすんだ紫陽花のこと、ようやくこの頃風化した。 
 だから、来週あたり、鎌倉の紫陽花でも見てこようと思う。











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最終更新日  2004年08月27日 15時39分09秒
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