☆まるしあんさん
後で知ったことなんですが、姑は自分の母親と仲が悪かったそうで、何も教わらなかったそうなのです。
ある意味、気の毒だったかもしれません。
でも、親が教えないことは、自力でもできるものね。
甘えてばかりでは、生きていけませんから＾＾） (2005年05月25日 07時43分52秒)
後で知ったことなんですが、姑は自分の母親と仲が悪かったそうで、何も教わらなかったそうなのです。
ある意味、気の毒だったかもしれません。
でも、親が教えないことは、自力でもできるものね。
甘えてばかりでは、生きていけませんから＾＾） (2005年05月25日 07時43分52秒)
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2005年05月24日
テーマ： 吐息(401)
カテゴリ： Essay
貧しい暮らしながらも、母親から学んだことが、今日のわたしの生活の知恵であり、基盤となっている。
二人の娘の躾などのほとんどが、その亡き母からの継承であった。
嫁いでしばらく経ったある日のこと。
食卓の汁わんが左側に置いてあった。
何かの間違いだろうと思わず右側に直した時、姑はわたしをたしなめた。
「あなたはこんなことも知らないの。汁わんは左側です」
「あのぉ、実家の母から教わったのは右なんですけど」
「いいえ。長い間我が家はこう置いてきました」
わたしは承服しかねる思いを抑えてそこは引き下がったが、どうにも納得できなかった。
そんな時、親戚の面前でわたしの鼻を明かしてやろう、と少し意地悪な気持ちになったのか、姑は迂闊にもこの話をしてしまった。
「おばさん、彼女が正しいわよ」
親戚の人は、いとも簡単に姑の間違いを指摘したのであった。
その時の悔しそうにゆがんだ姑の顔が、今でも目に浮かぶのだけれど。
人は得てして踏襲し持続してきたことを、正しいことだと勘違いすることがある。
だから、一概に姑を責めるつもりはなかったのだけれど、わたしがこの件に固執したのは、実母の躾云々に至ったからであった。
わたしを貶したり罵ったりするのは良いとしても、その害が実母に及ぶ時、すごく悲しい気持ちになったものである。
という経緯もあり、どんなに貧しい食卓であっても、わたしは二人の娘達にその範を示した。
その甲斐あってか、今では二人とも黙っていても正しいテーブルのセッティングが出来るようになっていた。
高が汁わんの位置の話であるけれど、わたしは貴重な体験をした、と今でも時々思い出す。
この話には、嫁姑の確執や思惑、そして様々なエピソードをはらんでいるからだろう。
今では妙に懐かしく、ほほえましくさえ思えるから、時の経過というものは不思議なものである。
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Re:汁わんの位置(05/24)
☆まるしあん
さん
私の母は 生まれてすぐ母親を亡くしているので、きっとその辺は 姑である祖母にいろいろ言われたろうと思います。でもきっと本人が重要なこととして育っていないせいか私達は外からの知識として覚えたくらいです。
母と娘 って やっぱり 母と息子とは 違いますね。
娘ほしいーー！！ (2005年05月24日 15時52分31秒)
母と娘 って やっぱり 母と息子とは 違いますね。
娘ほしいーー！！ (2005年05月24日 15時52分31秒)
Re:汁わんの位置(05/24)
諸行無常4141
さん
実母のお陰であり、間違った姑のお陰でもあった。年齢をかさねて、初めて言える言葉ですね。特に姑のお陰の、気持ちが素晴らしい。
(2005年05月24日 16時55分45秒)
Re[1]:汁わんの位置(05/24)
紫苑（しをん）
さん
Re[1]:汁わんの位置(05/24)
紫苑（しをん）
さん
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