殿上人日記

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2006年11月02日
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カテゴリ: 滋賀、奈良の旅

湖東三山8
                      湖東三山、西明寺にて


   例年であれば、11月初旬の京都の未公開
   寺院の秋の特別公開にあわせ、関西に出かけて
   いるのだが、今年の早めの西行きの理由は
   ひとえに、湖東三山で秘仏に出会う為だ

   天台宗開宗千二百慶讃大法会記念で、門外
   不出の秘仏が、西明寺、金剛輪寺、百済寺と
   揃ってのご開帳は、まさに一期一会である


湖東三山2

   名古屋、大垣、米原・・・と乗り換えていたら
   着くのはお昼近くになってしまうし、新幹線は
   高いし・・・。そ~~だ、名神高速に近いけど
   高速バスって使えるんだろうか?

   なんて訳で、名古屋から高速バスで百済寺まで
   1時間半少し(1550円也) バス停からは
   2キロほど歩いて、お寺に着いたのはいいけど

   ここって、かなりな石段を登らなきゃいけない
   なにせ「湖東三山」なんだもんね。はぁ~


湖東三山1

   腰の曲がった、80才過ぎのおばあさんも
   ありがたい秘仏を拝みにきてるんだし、ここは
   ひと踏ん張り。石段の下には杖も用意をして
   くれているので、還暦の近い姉は使用したが

   ははは・・・・私は、まだまだ!!!

   無論、秘仏であるが為、撮影禁止どころか
   ネット検索においても、前立ち(秘仏の
   かわりに拝む仏像)か、お厨子しか紹介を
   されていないけど、私はしっかりと心に
   刻みましたよ


湖東三山3

   推古14年、渡来人の為に聖徳太子が創建を
   されたという百済寺は、近江の最古刹の巨大
   寺院であったのだが、天正元年、織田信長の
   兵火で全焼をしたという

   「十一面観世音菩薩」は、聖徳太子が深山に
   分け入ると、猿の群れが枯れた杉の巨木に
   果物をお供えしていたそうだ。聖徳太子は
   それを立木のままで、仏として刻まれたので
   「植木観音」とも呼ばれているとか


湖東三山4

   その次にむかったのは金剛輪寺。千体地蔵が
   並ぶ石段を登りつめると、入母屋造、檜皮葺の
   中世天台仏堂の代表作として、国宝にも指定を
   されている優美な本堂が現れる

   ここに鎮座をされているのが「聖観世音菩薩」で
   行基菩薩がご本尊を彫りすすめると、木肌から
   血が流れた為、彫刀を折り、荒削りのままで
   安置されたそうで「生身の観音」とも呼ばれる


湖東三山5

   1時間ごとのシャトルバスは、移動にもちょうどで
   サクサクとお寺をまわることが出来て、便利だったが
   これでは得意の買い食いすら出来ないではないか

   バスの中で、腹をすかせた姉が「次の西明寺も
   石段かなぁ」と、ため息混じりに聞くので、「湖東
   三山なんだから、そりゃそうでしょ」と容赦なく

   それにしても、この緑に輝くモミジが、1ケ月後には
   真っ赤に燃えるさまも見ることが出来たら!


湖東三山6

            ご開帳最終日、平成18年10月27日撮影









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最終更新日  2006年11月02日 10時53分09秒 コメント(90) | コメントを書く


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