殿上人日記

殿上人日記

全て | カテゴリ未分類 | 懸賞 | 東京の旅 | 行事、地域 | 家族 | 滋賀、奈良の旅 | グルメ | 四季の移ろい | スポーツ | 馬籠より | 韓国旅行 | 中津川より | 恵那より | 美濃の旅 | 愛知、三重の旅 | 長野、山梨の旅 | 静岡の旅 | 京都の旅 | 大阪、兵庫、岡山の旅 | ヒューマン | 旅のいろいろ | 喫茶 | 菓子 | パソコン、電化品、車 | ヨーロッパ、ハワイ旅行 | テレビ、映画、音楽 | 歴史、伝統 | 買い物、主婦業 | 芸術、文化 | 日々の暮らし | ニュース、時事 | ペット、動物 | 花、植物 | 飛騨の旅 | 自然 | 子ども | 神奈川の旅 | 温泉 | 名古屋より | ブログ、リンクス、ネット | 中日ドラゴンズ | 木曽より | 夕焼け | 食べ物いろいろ | 行楽、遊び
2012年06月20日
XML
カテゴリ: 長野、山梨の旅

花天蓋24

  台風まで直撃するような季節となりましたが、はい
  今更、桜ですよ! だって紹介したい桜も多いのに
  季節の進むのが早すぎるだけです(開き直り)

  ほんの数十日前の話ではないですか・・・・


花天蓋5

  桜の写真集ですら出版をされている南信州でも、特に
  県内では長野市、松本市、上田市に次ぐ4位にあたり
  南信州で最大の人口を擁する飯田市は、桜で彩られ
  名木も多く遠方からのお花見の方もちらほら。今年は
  そんな飯田市街地の桜をまわってみました


花天蓋2

  江戸時代に飯田藩の城下町として栄えた、山間の街は
  城下町の面影を残し、林檎並木や人形劇の街としても
  名を馳せている。ちなみに日本の市町村をいろは順に
  並べると、飯田市一番最初に来るのだとか


花天蓋3

  信濃守護小笠原氏の末裔にあたる小笠原秀政が、藩主と
  なったばかりの慶長9(1604)年、帰依をする「専照寺」や
  「正永寺」「黄梅院」の3つの寺院を、城下町の中ほどに
  移転させ、各寺に1本ずつ植えさせた枝垂桜なのだとか


花天蓋4

  ちなみに小笠原秀政はご加増の上、信濃松本藩に移って
  慶長20(1615)年の大坂夏の陣で、徳川方として参陣し
  天王寺口の戦いで瀕死の重傷を負い亡くなったそうである


花天蓋11

  享年は47歳。亡くなる前に見舞いに訪れた家康に対し
  「信濃は……」と言い残したとか


花天蓋1

  秀政と登久姫(松平信康の娘)との間に生まれ、家康の
  ひまごにあたる長子の忠脩も、大坂夏の陣で共に戦死し
  家康は父子の功を惜しんで、忠脩の弟忠真に家督を許し
  加増の上で、播磨明石藩を与えたそうだ


花天蓋10

  武田信玄が都に向かう為には、手に入れるしかなかった
  信濃は蹂躙され、追い出された小笠原氏が軍功をたてて
  再び戻った信濃の国の飯田に植えた桜の花は、戦国の
  世を駆け抜けた勇将を、偲んでいるようにも思えた


花天蓋9

  そんな所縁もたぶん知らないと思われる(私も、ブログの
  日記を書くための検索で、初めて知りました)ご家族も
  見上げし桜。お天気が良くてなによりだ


花天蓋23

  青空の下に大きく広がる桜は、仏や高僧が座っている
  上にかざされた天蓋(てんがい)のようで、一陣の風が
  吹くと優しく左右にそよいでいた


花天蓋19

  そんな飯田市周辺の名のある桜を、案内人の説明でまわる
  「桜守の旅」という企画のグループなのかな? ピンクの
  法被の方とご老人達。効率良く楽しく回るのには良いかも


花天蓋17

  その「桜守の旅」の取材なのか、地元の信濃の国のTVが
  参加されている方に桜の感想などを取材していた


花天蓋20

  曹洞宗の寺院である白竜山専照寺について、ネット検索を
  してみたが出てくるのは枝垂れ桜のモノばかり。桜の下の
  釈迦牟尼仏の石仏もまたしかり。小笠原秀政の帰依を受け
  上伊那から現在地に移されたってくらいなものだ


花天蓋8

  今まで↑で小笠原うんぬんと書きながら、この枝垂桜は
  次に飯田入った脇坂氏三代藩主、安政が兄二人の菩提を
  弔う為に「弥陀の四十八願」として、領内48ヶ寺院に
  植えさせた桜の一本であるとも。そちらの説を採用して
  樹齢350年と書いてあるサイトも


花天蓋14

  この脇坂氏も播磨龍野藩に移り、江戸時代の大半は堀氏に
  よって支配をされる事になる訳で。。。樹齢が400年だとか
  350年だか経た枝垂桜は、補修の跡も見られるが花つきも
  いい感じだ


花天蓋12

  目通り幹周り4.5メートル、樹高は10メートルといった
  感じで、お隣に建つお堂にもそん色ない大きさである

  もう夏の気配もある6月の半ばだけど、他の二つの寺の桜も
  続けて紹介をさせていただこうと思う


花天蓋13

  え? 前のチアドラのグーグル+の写真のようにでっかく
  ないって? だって3年程前から、この春までの写真で
  ブログに紹介していない推定3千枚が、フォト蔵に埋蔵
  されてますので!

  しょうがないなぁ~。じゃ1枚だけグーグル+で




        やっぱり大きいと臨場感ありますよね。京都や飛騨だとかと
        大賑わいの有名な桜だけで無くて、全国区でもない地元の
        桜を愛でるのも一興かも。そんな春の日に・・・・


花天蓋15

              平成24年4月18日に信州飯田で撮影







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年06月20日 18時41分24秒
コメント(44) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: