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4月30日ヒゲナガコバネが入ったネットの底に初見のさらに小さなカミキリが入っていた。
この手の種は図鑑でも目立たないので見覚えがない。
テツイロハナカミキリ Encyclops olivacea
B ATES
,1884
体長7-11mm
ほぼ黒色で一部黄褐色だが個体差が大きく、
上翅の光沢も通常の緑青色から金銅色まで変化する。
前胸は頭部とほぼ同幅で背面はほとんど隆起せず、
側面は中央やや後方でコブ状に突出し、その前後でくびれる。
上翅は非常に長く両側平行、いくらか柔らかく、密に点刻されるが微毛はややまばら、
端は両翅合せて丸い。
♂は触角がほぼ上翅端に届き、
小腮枝末端節は短い扇状でその前縁は内縁より長い。
♀は触角が♂より多少短くて上翅端に届かず、
小腮枝末節は長くてその前縁は内縁よりはるかに短い。
成虫は春から初夏にかけて出現
ミズキとサワフタギの花によく集まっているが
中部と東北地方以外ではそれほど多くないらしい。
寄主植物:ミズナラ、ダケカンバの生木樹皮
分布:北海道~九州
1体では寂しいので追加が欲しいが
この手の虫は手に入らないものが多い気がする。
いる場所にはいるのだろうけど。