自然のたまて箱

自然のたまて箱

PR

プロフィール

donjoyo

donjoyo

カレンダー

フリーページ

お気に入りブログ

断捨離からの閃き New! 田舎のシルビアさん

雨降り もっちんママさん

ニュース番組の劣化 es5-無限さん

また、実がつきまし… mini2007さん

うさぎのぴょんこ usagi0519さん
中国語 ピアノ グ… アオイソツグミさん
わたしのつぶやき・… なべちゃん88さん
CRYSTAL D… yurisoさん
オヤヂの田舎暮らし新 福島_ちいちゃんさん
2009年02月06日
XML
カテゴリ: 里山での読書

『包帯クラブ』

この本も今回購入した箱に入っていた一つだ。天童荒太の作品はどれも心の内面を扱っ

ていて面白い。どれもサスペンス調だったが、この『包帯クラブ』は違う。10代を読者とし

て意識したのか軽いタッチで、他の作品のように読後に重たくやるせない感じがしない。で

も扱っているのは心の問題であることには変わりはない。

心に疼きを感じていた高校生が、偶然出会った変な男の子に自分の気持ちを見透かされ

たように傷ついた心象の一部に包帯を巻いてもらった。不思議と気持ちが癒されたことで

悩んでいた親友にも試してみると同じように心が晴れたという。そこから友達を誘って「包

帯クラブ」が結成され、同じように何かの原因で落ち込み悩んでいる人たちの原因となっ

たモノに包帯を巻いて携帯で画像を送る活動が始まる。

人は何らかの心の痛手、心に傷をもって生きている。その傷をつけたのは心ない人の言

葉であったり行為なのだが、その傷を癒すのも人の優しさだと言っているのだろうか。二

か所でホロリとさせられた。僕は本を読んだり映画を見ていて何よりも幸せを感じるのは

このホロリだ。いい映画、本に巡り合ったと実感するのは、このホロリとした時だ。

KICX2940.jpg

この本は2007年に映画化されたという。

一度見て観てみたい映画だ。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年02月06日 07時18分29秒 コメント(6) | コメントを書く
[里山での読書] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: