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2011年10月08日
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冬のヒゴ作り  初めての を編む

本を頼りに去年の冬場から始めた竹ヒゴ作りも原発事故から野良仕事が減り暇になったった分、何かにつけて竹と鉈に触れる時間が増えた。家の裏に竹林あるからと始めた竹細工だったが、知るにつけ孟宗竹は筍としては美味いが、竹皮の肉が厚く、硬く、荒々しく、しかも節が短く竹細工には向かないことが分かってきた。確かに太い孟宗竹1本を割って皮を剥ぎ、細く薄い1枚の竹ヒゴを作るのはなかなか骨の折れる作業だ。

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だが、この肉厚の竹からヒゴを作る作業をしてきたお陰でヒゴ作りが大分手慣れてきた感じがする。本だけでは鉈や工具類の使い方やヒゴの厚みや幅などのヒゴ作りの実際が今一つ実感できない。そこで百聞は一見に如かずで何処か近場に竹細工を教えてくれるところがないかと方々をあたってみた。生活用品としてのザルや籠はプラスチック製にとって代わり竹細工屋さんは廃業していた。

残っているのは、美術工芸的な竹細工で、近場では隣県の栃木の大田原市に伝統工芸として残っていた。そのお弟子さんがやっている工房を見学させてもらうことにした。作るものにもよるのだろうが、ノギスで測って割り、剥ぐ精確さ、鉈、小刀を使う所作、幅や厚さに剥ぎ・切る工具を間近に見てヒゴ作りを実感することができた。目の前で見る編む仕草も微妙だ。初歩の段階では先生からの直接の指導がいかに大切かを実感して帰ってきた。

帰りに、工房の責任者から遠方から来てくれた燃料代ですと油抜きの竹を3本半もいただいた。節の長さは優に50センチはあるだろうか。油抜きの状態と言い、真竹の肉の薄さと言い申し分ない。実際にこれを剥いでヒゴを作ってみた。肉厚の孟宗竹でヒゴ作りに苦労した甲斐があったのかどうか、意外と作業がはかどった。

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手持ちの工具は鉈だけなので幅決めも厚さも目測なので一定なものはできない。やはり最低限の工具は必要なようだ。でも、せっかく幅や厚みの感覚が解ったので、前に作った孟宗竹のヒゴを作り直して、この真竹のヒゴとで笊づくりに挑戦してみることにした。ござ編みという方法で取っ掛かり易かったが、最後の縁をまとめ上げるのがひと苦労だった。細部を見れば問題がたくさんあるが、初めての記念すべきザルにして、まぁ及第点を上げることにしよう。

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最終更新日  2011年10月09日 22時00分17秒 コメント(16) | コメントを書く
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