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バックパッカーの旅Ⅰ(東京~アテネ)
パタヤ・ビーチでオートバイに乗る
三人だけを乗せた大型バスが、パタヤ・ビーチに着いたのが1
0:40。
パタヤ・ビーチのオフィスはこじんまりしたもので、中には事務員が
二人ほど座っている。
バスはオフィスの前に停まった。
そこはもうビーチだった。
青い青い海が目の前に広がっている。
ビーチは狭く長い。
アスファルトの道路を挟んで、この国には似つかわしくない大
きなホテルが林立している。
このパタヤ・ビーチも昔は何もないところだったのかも知れないが、
今では世界の観光地として知られる存在になってきたようだ。
海は相当遠浅になっている様で、ホテル群を背にして立つと、まこと
に落ち着いたきれいなビーチだ。
少し肌寒いせいか、泳いでいる人の姿を見つけることは出来な
い。
バス・ストップを挟んで小さなオフィスがある。
今頃は客がいないらしく、手持ち無沙汰に二、三人程の事務員らしき
人たちが雑談にふけっているのが見えた。
我々がここにきた目的は銃である。
銃を撃たせてくれる島へ行く船が、ここから出ていると言う情報を掴
んだからここへやって来た。
早速オフィスの人に確かめることにした。
頼れるものは、中学生程度の英語と、表情豊かなジェスチャーだけで
ある。
俺 「ちょっと伺いますけど、このパタヤ・ビーチで
銃を撃たせてくれると聞いて来たんですけど、
ご存知ないですか?」
(これほどの質問を、理解させる為にどれほど労力を使ったこと
か。)
オフィス「ええ!ありますよ。すぐ前からモーターボート
が出ていますが、片道だけで40$かかります
よ。」
俺 「40$、一人で往復40$。こりゃダメだ!他に
安いとこないの?」
オフィス「ないね!」
俺 「しょうがないね。他を探すか。」
トイレを借りて外へ出ると、浜辺でとぐろを巻いてる若者達が
目に入ってきた。
その周りを取り囲むように、日本製の立派なオートバイが二十台ばか
り並んでいるのが見える。
どうやら、レンタルモーターサイクルらしい。
輪になって座っていた若者たちが我々に気がついたようで腰を上げ
た。
見たところ高校生ぐらいの男女なのだが、仕事にしているようで、
我々より確実な英語で話し掛けてきた。
若者「四時間で400バーツだ(6000円)。保証金と
して10$預かるけど、これはバイクを返しに来た時戻
す金だ。」
他に仕事をしているグループの男が仕事が少ないのか、値段を下げて
くる。
W君「借りようぜ!」
とにかく、銃がポシャッタので、替わりになんでもやってやろうと言
う、彼の精神には頭が下がる思いだ。
俺 「でも俺は、免許持ってないからな。」
W君「大丈夫だよ。警察なんか・・いないよ。」
俺 「事故を起こした時が問題なんだよ。こんなつまらな
いことで、これからの旅をパーにしたくないもん
ね。」
尻込みする俺を嘲笑うように、彼は値段の交渉をはじめた。
W君「4時間で、200バーツ(3000円)まで負けさ
したよ。」
一台のオートバイにまたがった若狭が満足そうな顔でやって来た。
俺 「本当に大丈夫なんか?事故を起こしてからじ
ゃ・・・遅いからな。」
W君「良いよ!それより乗れよ!」
それから十五分、公道を音を立てて走るが、暫くすると道は行
き止まりになるわ、その上雨まで降り出してくる始末。
仕方なく、途中で昼食をとった後、雨宿りのためにハイカラなコーヒ
ー・ショップに入った。
雨のせいかテーブルは満席。
やっとの事でワン・テーブルを確保。
雨は相変わらず、降ったり止んだり、どうもはっきりしない天候が続
くようだ。
三十分ほどの雨宿りの後、ドライブを楽しみながら、射撃場を
探すがなかなか見つからない。
その間も、雨は降ったり止んだりが続く。
道沿いに続いている畑には、麻薬の原料になる芥子の葉が、雑草のよ
うに繁殖しているのが見える。
貧しい高床式の民家が並んでいるかと思えば、近代的な別荘が
風景に似つかないように姿を現す。
広々とした学校のグラウンドでは、恵まれた子供達がサッカーに夢中
になっている。
一時間もオートバイを走らせていると飽きてしまった。
四時間もたたない内にオートバイを返す。
手続きを済ませて道路に出て、ライトバンを改造したタクシー
を止めた。
とにかく、現地の人の英語はなまってて、なかなか通じない?のには
参ってしまう。
W君 「我々は行きたい。マーケット、バンン
ン!・・・・・バンバン!」
銃を撃つマネをしながら、運ちゃんの反応を待つこと五分・・・・調
子の良い返事が、笑顔とともに帰って来た。
運ちゃん「OK!OK!連れてってあげます。乗りなさい!」
W君 「ホンマに、このおっさん!わかっとんのかい
な・・・・。」
そう思いながらも言われるままに、後ろの荷台に乗り込んだ。
俺 「乗れ!という事は、俺達の言っている事を理解している
ってことだからな!」
この発想が全て間違いの元だった。
この国が詐欺師の国だという事、日本ではないという事を一時も忘れ
てはならないという事を、俺達は忘れていたようだ。
10分後、我々は食料などが並べられている店の中にいた。
店の中には、数人のタイ人がジッ・・!と外を眺めながら、何かを待
っているようだ。
気の良さそうな店の主人らしいおばさんが、イスを二つ我々の前へ置
くと、”座りな!”と、人懐っこい顔で笑った。
我々を乗せてきたタクシーの運ちゃんは、この女主人に一言二
言耳打ちをして、さっさと車を走らせて行ってしまった。
今の今まで明るかった空は、見る見るうちに暗くなり始め、雨が一粒
アスファルトに落ちた瞬間、もう外は霞んで見えなくなっていた。
スコールである。
俺「バケツをひっくり返したような雨・・・って言うのは
こんな雨を言うんだろうな。」
俺達は、このも凄いスコールに唖然として見入っていた。
この国では、これが当たり前な事で、驚きの表情も見せず、あるもの
は喋りながら笑い、あるものは目を閉じ、またあるものは胡散臭そうに我々
の方をチラチラと見ている。
しかしそれも長くは続かなかった。
ものの十分もたたず、空は青空を取り戻し、太陽は雨に濡れたアスフ
ァルトから水分を奪って行く。
と、同時に我々もわれを取り戻し、俺達がどうしてここにこうしてジ
ッと座ってなきゃいけないのか、疑問を持ち始めたのである。
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