ポプリローズフィールド From 真名 耀子

ポプリローズフィールド From 真名 耀子

NY うじうじ歩き







 私は天才的な方向音痴。自分の脳の中の方位磁石はアウトオブオーダー(生まれてからずっと故障中)。
 一人でうじうじ歩きのも大好きなんですが、どこぞに行くというときなんぞは、こりゃもう人に頼りっきり。いつまでもこんなんでホントいけまセン。ナビタイムのおじさんが常にいてくれればいいのに・・願ってやみません。

 このNYステイでは頼もしい人がいるので、安心です。が、ずっと付いててくれるわけじゃない。
 日本ではGWでもアメリカではいつもどおりの平日。私は休暇でも頼もしい人の休暇は土日のみ・・・その人がいる間に方位磁石が正しく動くように鍛えねばなりません。

 私がステイしたのはNY郊外。マンハッタンまではMetro Northという電車で簡単に行けます。
 1日目はグランドセントラルまで行き、そこから歩く、歩く、歩く。もうどこを歩いているのかよく分からなくなるほどに。
 歩いていると
「ここはどこどこだよ」
 と教えてくれるものの、どうやってそこにたどり着いたのかもう分からなくなる。
 私の方位磁石はピュンピュンと音を立てて回っている。1日目は私が一人になっても歩けるように練習も兼ねていたはずだった。。。けど?
 道順はよく分からなかったものの、高校時代に住んでいたとき、その後何度か友人宅にお邪魔したとき、一度だけ出張できたときには見なかったNYの顔を見ることができたかな~。
 セントラルパークは随分前にメトロポリタン美術館に行ったときに、チロリと行っただけ。パーク内を歩いたことはなかった。
 今回はセントラーるパーク内もいっぱい歩きました。
 芝の緑の向こうに見えるビル郡。NYだわね~。美しい景色です。暑いくらいになってきたら、寝転がって日焼けするニューヨーカーが見られるんだろな。

central park

 広大なパーク内の一角にヨーコ・オノさんが買い取った場所があります。
 ジョンレノンとヨーコさんが住んでいたダコタハウスから見下ろせる場所。そこにIMAGINEの碑があります。誰がやったのか、お花やリンゴでデコレーションされてます。
 実際にここはジョンレノンがいつもアパートの部屋の窓から見下ろしていた場所らしくってスプリングフィールドと曲のタイトルにもなっています。
 観光客もパシャパシャやっています。私も例に漏れずパチリパチリパチリと3枚くらい撮りました。

IMAGINE

 もちダコタハウスも下から眺め、あ~、ここか。とジワっと実感。

ダコタハウス


 セントラルパークに来たら絶対に行きたい!と思っていたところがあった。それが
“Tavern on the Green” というレストラン。ジョンレノンの誕生バーティーを何回もここでやったらしいですよ♪
 入った途端におとぎの国~のようで、たまりません。外でお食事できるんですが、森の中のレストランという雰囲気。
 ランタンがいくつも枝から下がり、夜もロマンチックそう! 
tavern on the green



tavern on the green outside seats

 興奮、興奮、大興奮。でも実はこのときおなかが空いていなかった。。。写真だけ撮り、さらにグッズを売っているところで、Tシャツをゲット。
 これが私の今回の旅行の始めてのお買い物になりました。 
 ニューヨーカーと自称する連れさんは、そのTシャツをNYで着たら観光客丸出しで恥ずかしい、みたいなことを言いました。でも滞在中に2度も着ましたよん。どうだ!

 Tavern on the Green に行ったときはお腹が空いていなかった私たちも待ち歩きを続けているうちにいい空き具合に。
 NYに行ったら、行きたい場所のうちの5本指に入っていましたお店へスイートランチ。
 ここは、私の愛する“めざましテレビ”の中のコーナー“OH!MY NY”で紹介していて、それ以来滞在を悲願していたところです。
 チョコ大好き!な私にはこれまたたまりません。またまた大興奮。
 そのお店のある一帯はあまーい香りでいっぱい。お店の名は“MAX BRENNER”私の予想ではあと1,2年で日本にやってくるんじゃないかなぁ。
 ぜーんぶチョコづくしのメニュー。ピザもチョコですよ、チョコ! チョコ! 私たちが行ったときはすぐ座れたのでラッキー。
 私はクレープ&カプチーノ。 ペロンと食べてしまったよ~。チョコそのものがほんっとうまい! チョコ好きな方、是非行ってみて。私もまたNY行ったら別のメニューを頼んでみたいです。

MAX BRENNER

 再びうじうじ待ち歩きをして、疲れてはどこかで一休み。ベンチだったり、カフェだったり、そして夜はこれまた悲願だった北京ダックを食べに行く。
 食べたことなかったんだよね~。これ。大勢じゃないと食べれないしさ。

 足が痛くてもう歩けない程。連れさんは「もう少しだよ」というも、そこからが長い・・北京ダックで有名なそのお店についたとき、涙が出るほど嬉しかった。
 で、コースみたいなものがあって、北京ダックも含まれているのでちょうどいいやー、ということでそれにした。
 食べ終わったときは、満腹で動けんほど。連れさんはフォーチュンクッキーさえ食べれなかった。私は満腹のあまりそこに何のメッセージがあったのか覚えていない。
 満腹だが、急がねばならない。滞在先へのMetro Northは30分に1本だ。
 いそげーーー。
 グラセン目掛けて、どうやって行ったんだっけ??サブウェイだったっけな?

 肝心の北京ダックは?? 

 びみょーーー。

 これ、チキンファヒータか、ブリトーか?というほどのボリュームだったんです。。。それを一人、二つっつ。私は一個残した分を持ち帰りにしてもらって、次の日の朝ごはんにした。
 一日寝かした北京ダックは美味だった。

 さて、その翌々日、私は晴れてNY 一人デビューを果たした。
 習ったやり方で、郊外の町からグラセン(グランドセントラルステーションね)に行く。ここまでは良い。で、どこから出るか・・でもう混乱。その日は夜マンハッタンでお仕事するお友達に会う前に美術館をじーっくり見るという予定。
 時間にはたっぷりすぎるほどの余裕があるので、混乱しても焦らない。
グラセン内にもショップがいろいろあるんで、そこを暢気にブラブラ見る。何みても素敵~に感じる。グラセンを出たところで連れさんから携帯に電話があった。
ショーケース

「もう出た?」
「うん、もうグランドセントラル」
「どこ?」
「よく分からない」
「何が見える」
「NFLの旗が見える」
 あとから気づいたんだけど、これいたるところにあった・・・・。
「あと銀行」
 これもいたるところにあった・・・。一応ストリートとアベニューの仕組みを説明してくれて、
「気をつけてね」で締められた。
 ふむ。。。まあ、どっかに向かって進まねばならない。とりあえず私は落ち着きを取り戻すため、すぐそこにあったバナリパに入った。

 おや、おやこれは・・・サックスさんじゃありませんか~。とSaks Fifth Ave (デパート)を見つけてご機嫌になる。お店を見るのは一人の時間にゆっくり見れば? と言われていたので、時間たっぷり、ひとりぽっちの私はお買い物モードに入る。 
今はカラフルないろんな柄のヘアバンドが流行ってるみたいね。作れちゃうジャン。こんなの、なんて思ったけど、でもやっぱサックスさんで売ってるものはお違うんでございますわよね~、とひょいとプライスタグをひっくり返すと、ひゃーーーー$77 たっかーーーー。
 ここで私に帰るものは何もないとはじめのプライスタグひょい、で分かってしまった。。。
 入ったところと違うドアから出ようと店内をプラリとすると、愛用しているクリニークのコーナーが。
 化粧品はどこでも同じ値段だろう・・・恐れることはない。
 ショーケースにはバッグと口紅とアイシャドーとマスカラとウォッシュジェルと、モスイスチャージェルがディスプレイされていた。
「これが欲しい」
 これ、い・く・ら??と可愛く聞くと、そいつは$35以上買った人に与えられるギフトだという。つまりタダ。ただし、お買い物をしたらタダ。その額$35
ノープロブレムですよ。店員はあと何ドルでマジカルナンバー35に到達するか計算機で教えてくれながら私の買い物を手伝ってくれた。
 でもなんでこんなに安いんだろう。日本のクリニークだったら、何か一つ買ってもすぐに3,4千円するんだけど。$35はちょっとはみ出たけど、乳液とマスカラとチークを購入した。フリーギフトでもらったものは、私が買い物をしたもの以上に、嬉しい品々であった。お徳、お徳。大満足、で私はMOMAに向かった。

MOMA

 MOMAのことは、また別のコーナーであらためて・・・にしておき、MOMA鑑賞のあとは、旧友二人に再会。ハグハグし、カジュアルなピッツァリアでディナー。
十数年ぶりの友達はママなったものの、変わってない~のが嬉しい。高校のときのそのまんま、そんまんま。赤ちゃんも一緒に来ていて、かわいくって、かわいくって、なんてことでしょーーー。
もう一人の友達は、冬に日本に来てたし、数ヶ月ぶりだったけど、NYにいるときに会えて良かった! こうやってNYで集まれるのもとっても嬉しかった。また会おうね! 日本でかな? NYでかな?


次はさらなるマンハッタンうじうじ歩き。

予告

chelsea


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