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篭った声が1階から聞こえる・ ・ ・
かん高い声と、どす低い声が騒音のように聞こえる・ ・ ・
私が朝目覚めるとき
どうして 小鳥のさえずりとか セミの声とかじゃないんだろう
また、彼らは喧嘩しているのだ。
野獣の正体は パパ&ママ
あぁ~あ~・・・
おしっこしにいきたい・・・
お水飲みたい・・・
お腹すいた・・・
でもこれ全部1階で済ます用事なんだよね・・・
仕方あるまい。
階段をゆっくりと降りていく
一歩、一歩、ゆっくりと
降りていくごとに
私の耳は言葉の変換機能をもった機械に変身していく
耳栓などなくても
私の耳は、目に見えない耳栓があるの
野獣の騒音に心をかき乱されるのは御免よ~☆
ふぅ。すっきりした。
用を済ませ、1階の扉を開けようか迷う。
般若のような2人のいつもの顔を想定すると
何故か心がイガイガしてきて。。。
でもお水のみたいし・・・
あぁ~なんでこんなに自分の家で気を遣わなくちゃならないんだろう。。。
ぎぃ~。扉を開けると騒音が一気に私の耳周りで鳴り響く
「おはようございます」と私は言う。
この騒音の中じゃ聞こえないらしい。まいいや。
さてお水を飲もう。おみず~♪
「おぃ!!!」「おはよう!!!」と父は怒鳴り散らし言ってくる。
どうやら、おはようと返せといっているようだ。
さっき言ったのにてめーきいてないし・・・。
言い訳するのめんどくさいしなぁ。仕方ない
「おはようございます」
と必要事項だけ言葉を発し、さぁお水~♪
と想っていたら
「そこに座りなさい」といわれた・・・
でた~!!いつもの尋問かよ。ここは刑務所じゃねんだよ。
どうしててめーらのルールをいつも黙って聞いてなきゃならねんだよ!
でも逆らうとね・・・。
唾を飛ばして怒鳴られて、逆らうなって痛いことされるし
ママもこっちをにらみつけてるわ。
私が何をしたのだろう。。。
私はまた何か悪いことをしたのだろうか?
私のことでいつも罵り合っているのを聞くのはもう沢山だわ。
私は
言葉の矢を 肌に感じる。
肌を通り越して 心臓に突き抜ける。
心臓なんかなくなればいいのに。。。
私は尋問用ソファーに座るしかないのだ。
そして、ただひたすら軍隊のように
「はい」
「悪かったです」
「今度からしません」
「わかりました」
と言わされるのだ。
言わなきゃいいと想うでしょ?
私もそう想うの。
でもね、言わないともうどうしようもなくなるの。。。
全身に電流が走りスパークするように一気に炎が立ち上がり
言い始めると、私は今まで充電していた怒りが一気に吹き上がるの。
火山の噴火、マグマのように
私の怒りはどうしようもなく、どうしようもなく
堰き止められず
そして最後は
パパの暴力で沈静化・・・
私は痛いのイヤだから・・・
いわれたとおりにするのがましだから・・・
でも、この牢獄から脱出する計画を立てなければ
私の心を脅かす目覚めの朝から早く解放されたい。
と り に
な り た い な
に じ い ろ の へ び(続)