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2005.11.07
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単刀直入に、皮膚科を受診され「アクアチムクリーム」を処方された方にお尋ねしたいのですが、効果はありますか? 使い心地はいかがですか?




今日は昨日のつづきの話、皮膚科で出されるニキビの薬について説明をしようと思っていたのですが、予定を変更してその話は次回にしようと思います。

で、アクアチムクリームの話です。



私が初めて受診した時には「塗り薬」として「アクアチムクリーム」10g チューブを2本出されました。出されたそのときは

「皮膚疾患の定番は皮膚外用剤(=塗り薬)。ほんでニキビには抗生剤。」

と納得して、塗り始めました。
このときドクターは、軟膏はかえってニキビが悪化するかもしれないからクリームを、とおっしゃいました。


ですが、なーんか塗ると調子が悪い。





1ヶ月後、再診したときに

「塗り薬はまだありますか?」

と尋ねられ、全然使ってないコトを白状しました。そしたらドクターのおっしゃるには

「抗生剤の塗り薬は効くのでぜひ続けて欲しいですねえ。」



常識的に考えて、抗生剤の菌感受性から全く外れていない限り感染部分に抗生剤を塗れば症状は収まってゆく。そう思い直して再びトライしてみましたが・・・どーしてもダメ。

どんなダメ具合なのかを説明するのは難しい。塗らないと調子いいけど塗るとダメ。
アトピー性皮膚炎改善のためにがむばってた頃に「肌の訴えを聞く感覚」というモノを身につけた私が感じる「皮膚感覚」。



ココで私が考えたのは、ダメなのは「基剤」のせいではないか、というコトでした。
まず、一般的な皮膚科外用剤についてご説明してみましょう。


●「軟膏」と「クリーム」の違い
皮膚用外用剤(塗り薬)は、「主剤」と「基剤」から成っています。

有効成分となる物質を「主剤」と呼び、それを混ぜるモノを「基剤」と呼びます。

どんな「主剤」にも全ての「基剤」のモノがあるというコトではありませんが、たいてい基剤の違う数種類のモノがあって、患部の状態に応じて使い分けられます。



●「軟膏」と「クリーム」の長所と短所
軟膏には「保湿性」「皮膚保護作用」「皮膚柔軟作用」「肉芽形成促進作用」などがあります。皮膚への刺激性が少ないという長所があります。
ギトギトベタベタして見た目も使用感もあまりよろしくないのが短所。

クリームは「皮膚浸透性が良い」「患部を乾燥・冷却する作用がある」。
サラッとしてべとつかず肌に馴染み易いので見た目も使用感も良くて使い易いのが長所です。簡単に洗い流すこともできます。

また、乳化剤や防腐剤などの添加物を使用しているのでそれがかえって皮膚を刺激(←コレコレ)する場合があります。


●「軟膏」と「クリーム」の使い分け方
上で書いたような長所と短所を踏まえて、患部がただれたり傷があったりジクジクしている時には、刺激の少ない「軟膏」を、皮膚の表面が乾燥し、破れたり傷ついていない時には「クリーム」を使います。



こんなような感じです。

「アクアチム」の「主剤」はナジフロキサシン(ニューキロノン系抗生剤)で、黄色ブドウ球菌、アクネ菌に対して感受性がある抗生剤です。
剤形には「軟膏」「クリーム」「ローション」がありますが、これらの「基剤」の組成を調べてみました。


「アクアチム軟膏」
白色ワセリン オレイルアルコール ステアリン酸 水酸化ナトリウム 精製水

「アクアチムクリーム」
ステアリルアルコール セタノール ジエタノールアミン エデト酸ナトリウム 白色ワセリン 軽質流動パラフィン ポリオキシエチレンセチルエーテル 水酸化ナトリウム 濃グリセリン 精製水

「アクアチムローション」
乳酸ナトリウム液 ヒドロキシプロピルメチルセルロース グリシン(pH調整剤) 水酸化ナトリウム イソプロパノール 精製水




アトピー性皮膚炎と闘ったとき、皮膚科から力強い援軍「プロトピック軟膏」を処方されました。目の周りだけでなく今ニキビがまさに出来ている頬の同じ部位にも使っていましたが、ギトギトベタベタする軟膏であったにもかかわらず、それでニキビができたなんてコトはなく、にっくきアトピック湿疹も綺麗に治りました。そんな経験も踏まえて、

「アトピックな私には組成がいちばん簡単な、肌に優しい軟膏の方でいんでねーか?」

と思うのですが、ドクターは「軟膏だとかえってよくないかも。」とおっしゃった。

「じゃあローションはどーかな。少なくともクリームはダメなコトはハッキリしてンのよう・・・。」




実は今日、1ヶ月振りに薬をもらいに皮膚科を受診してきたのでした。
ドクタ-は今日もおっしゃいました。

「塗り薬はまだありますか?」

抗生剤の外用はもういいや、と思ってはいましたが、ローションに興味津々な私は、聞いてみました。

「まだ少し(実はたっぷり)残ってるんですが、せんせー、アクアチムにはローションもあるようなんですけど、どうでしょう。」

「ありますよ。じゃ、今回はローションを出してみましょうか?」

やったー♪


てなワケでさっそく今日、お風呂に入ったあとでアクアチムローションを使ってみました。

「気持ちいー♪」

今日のトコロは私の肌の「ダメだこりゃ。」という声は聞こえませんでした。
様子を見ながら、アクアチムクリームが使えなかった分を取り戻すべく、ローションを使ってゆこうと思います。





皮膚科医は、みなさんの皮膚疾患の種類や程度や部位などに合った薬を選んで処方されるはずですし、みなさんが疑問に思えば快く相談に応じるでしょう。


最後に。。。
化粧水ひとつでも、同じ製品を使っても人によって肌に「合う」「合わない」があります。
「アクアチムクリーム」を否定する趣旨で書いたワケではありませんので、そこはご理解いただきたいと思います。ぺこり m(_ _)m






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Last updated  2012.03.23 01:32:10
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